■紅葉
「そうだ、写真を撮りに行こう」
ということで10月10日の土曜日、然別湖(しかりべつこ)と大雪山系の銀泉台(ぎんせんだい)を目指しました。
然別湖の紅葉とは。
「大雪山国立公園の南端、北海道一標高の高い湖。ダケカンバの黄色をはじめ、赤やオレンジ色に色づく紅葉は、針葉樹の緑と混ざり合って大変美しい」
とのこと。
そして銀泉台は大雪山系の紅葉の名所。らしい。
紅葉とともに新蕎麦の季節でもあり、昼にあの蕎麦を食べに三国峠にも寄ろうと。
この蕎麦、新蕎麦の季節ならさらに美味いに違いなく。
行って帰ってくるだけで350kmくらいあるので、朝5時半に出発。行程の9割は山の中。
車を走らせていると、やけに木がボキボキ折れているのが見えました。根こそぎ倒れている木もチラホラ。1週間ほど前の爆弾低気圧、2日前の低気圧の強風の影響のようです。
人によっては特に何もない、私にとっては美しい自然だらけの道を120km程走った頃、水力発電所からの高圧線と紅葉のコラボな風景を撮影。
然別湖の北にある糠平(ぬかびら)でひと休み。然別湖までは20km強、道がくねっているので峠なのかもしれませんが、もうちょっとです。
8時、糠平を出発。するとすぐに…
「ええええ、またこいつかいっ!!」
どこへ行っても出くわす「道路閉鎖」。今回は雨ですか。。。口も閉鎖。
こりゃどうしようかと迷い、せっかくだから回り込んででも行くことに。
えーと、約70kmもある。(汗)
とにかく広い北海道。
とにかく広い北海道。
とにかく広い北海道。
そして然別湖に到着。9時20分。真っ先に足湯を発見し、浸かりながら湖面を眺める。
湖には手漕ぎボートに乗る人が。
この時、「大変美しい」と言われる紅葉に目が向いていませんでした。キラキラする湖面に気をとられ、この後の行程が長いので時間に気をとられ、ヒルメシの新蕎麦が気になり…。
足湯に浸かって湖を見たら満足してしまいました。だから紅葉を狙った写真は無し。
ここから100km強の三国峠へあの新蕎麦を食うために向かいます。9時45分。ちょっと早いようで全然早くない。本当にあっという間に時間が経ってしまいますから。
案の定、車を走らせていたらガソリンがピンチ。ここまでの道でスタンドがあったかどうかの記憶がなく、遠回りでもやむを得ないと、近くの南の町へ向かいました。鹿追(しかおい)という町。
さっそくスタンドを発見。
スタンドは営業中。ところが人がいない。呼び出しブザーがあり、押した。
誰も来ない。
何も起きない。
鳥が鳴いています。
輝く太陽の光。
心地よい微風。
のどか。
ふー。
もう一度ブザーを押すかどうか迷い、
「だれもいないが、そのうち来るだろう」と、待ちました。
1~2分で、向かいのコンビニから、そのコンビニの制服を着た店員が走ってきました。
「申し訳ありません」
「ええっ・・・」(えー、そっちから現れるの?)
すると直後に
「ああーごめんなさいね、えへへ」と言ってスタンドの中からオヤジが登場。
「いやーどうもすいませんね」と給油しながらしきりに謝るオヤジ。
『ひょっとして居眠りしてた?』(私の心の声)
「あのー、今ね、この先の4つ目の信号の先の左側で「そば祭り」をやっているんですよ。人がいっぱい来てて、駐車場がいっぱいかもしれませんけどね。良かったら食べていってはどうですか」
居眠りのお詫びに情報をくれたのかな、と思いつつも、「そば祭り」とはまた、これから蕎麦を食べようと思っていた時に、素晴らしいタイミングでそのイベント情報をゲットできて、これは「祭り」へ行けという神の啓示なのだな、ということで、
はい、三国峠の蕎麦、消えたっ。(笑)
4つめの信号を目指しました。
車を走らせながら思うのでした。
「信号の数より、距離を言ってほしかったな」
走っても信号がない。4つ目の信号って100キロ先だったりして。(汗)
と思っていたら、1~2kmで町の風味になって来て、先の方に信号機が見えました。4つはありそうでホッとしました。10時半、そば祭りに到着。
そして蕎麦を食う。
オショロコマって何? 高いけれど珍しいので思い切って食べてみたのでした。蕎麦はもちろん新蕎麦の十割、手打ち。もちろんまいう。
腹が満ちたところで、大雪山系へ向かいます。11時15分。
実は今回、一番期待しているのは「銀泉台」の紅葉なのです。
それは下の地図で言うと大きい黒丸のところ、脇道の奥にあります。
ピンクの丸から大きい黒い丸(銀泉台)まで、約130キロ。
写真を撮りながら、ゆっくり急ぎます。
とにかく広い北海道。こんな不思議なものもありました。
こんなものも。
白樺だらけの道。
三国峠を越えて、銀泉台までもう少し。
そしてついに午後2時、
「銀泉台のーーーーーー」
「入り口までーーーーーーー」
「きたーーーーーーーーーーーっ!!」
からの
道路閉鎖で閉口。
またまた道路閉鎖。もう冬っすか。2日前(10月8日)から通行止め。
しょぼーーん。
ただ、もう紅葉は終わったのかも知れません。標高高いし。
このあと、15km先の「高原温泉」の温泉に浸かり(この日が今期最後の営業でした)、写真を撮りながらの帰路。
石北峠。
とにかく広い北海道。
というわけで、帰宅したのは午後6時。10時間半463kmの旅でした。疲れますた。
本当に疲れますたが、感動しますた。
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「そんなバナナ」は40個揃えるのが大変でしたが、あと40個くらいは作れそうな気がします。あとはもうとにかく猫好きの方に使っていただければ嬉しいなと思います。