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  • v381 ジャガイモ・菊芋・ズッキーニ

    今年は気合が入る。

    去年作ったジャガイモの小さいやつが、段ボール箱の中で芽が出て伸びまくり、グロテスクにグローしたグログロ状態になっていました。あまりにグロいので写真はありません。捨てるのももったいなく、土の中にぶっ込むしか手の打ちようのないシロモノとなっていました。

    この写真の手前、白いナイロンテープで囲んだ中に、そのジャガイモ(キタアカリ)をぶっ込みました。ウネは立てず、クワで土掘って、出ている芽をちょっと土の上に出して、土かけて終わりです。5月18日でした。

    さて、その2日後に見てみると、土から出ていた白かった芽が茶色がかっており、死にそうになっているような気がして、EM培養水をあげました。効果はわかりません。あとは放置です。自然の力にお任せ。

    で、菊芋。
    5月10日に畑を囲むようにぶっ込んだ菊芋の周辺には、腐葉土とも言えない自作の腐葉土を散らしておきました。それは秋に拾った葉っぱです。米ぬかと水を混ぜて、ブルーシートをかぶせておいた腐葉土にもなってない、よくわからないドロドロベタベタの地獄の葉っぱを撒きました。

    動物性の肥料ならほぼ確実に栄養たっぷり、植物はスクスク育つはずですが、まあ、毎年、肥料らしい肥料はあげてないですしね。それに比べれば今年は、腐葉土のようなものを散らしましたから、大丈夫でしょう。

    その菊芋のラインに沿って、EM培養水をかけているところ。黒い点々は腐葉土的な葉っぱです。何か植物のようなものが生えているように見えるのは、枯れたヨモギの茎で、単に目印です。

    ぐーぐー・・・

    はっ、つまらなすぎて寝てしまいますね。

    簡単な地図を作りました。

    ピンクの部分が私の領域、クリーム色の部分がナオヒロくんの領域です。

    菊芋は約80センチ間隔で160メートル植えました。これが2メートルを超える高さに育っていくので、畑全体が菊芋フェンスで囲まれるわけです。クマちゃんも入りにくいですね。

    熊が、菊芋の陰から覗くことになるんでしょうか。うひょー。

    さて、ニンジンは6月に入ってから、タネを蒔く予定です。去年は労力のほとんどをニンジンの移植と雑草取りに割かれてしまったので、今年はそのようなことがないように、種まきの時点で農家もびっくりの新必殺技を繰り出す予定です。お楽しみに。

    以下、地図を見ながら写真をご確認ください。

    入口から東の方向
    入口から北の方向
    入口から西の方向

    この時点で、ナオヒロくんはというと、それはもう素晴らしく進展していまして、広い面積にジャガイモを、ちゃんとウネも作り、固い地盤の底辺まで掘ったところにぶっ込んだそうです。そしてカボチャはちゃんと「苗」を自前の育苗ハウスで作って、100株ほど植え終わっていました。

    ガッツリ仕上がっていたジャガイモ畑。手作業。(5/22早朝撮影)

    カボチャは1株に1つだけ作ると、めっちゃくっちゃいいやつができるんだそうです。また、玉ねぎも幻の特別な品種(生でも食える、辛味の弱い優しい「真白=ましろ」)を、日本ではほとんど誰も作れないと思われる「無肥料・無農薬」でトライするそうです。

    おそらくかなり手間がかかるんです、死が待ち受けているかも知れません。

    ナオヒロくんは、豆の準備も終わっていました。

    マメにやっています。マメだけに。
    このニンニクも実はすごい。こんなに株間を詰めるやり方はあまりしないそうです。あえてギュウギュウで作っています。

    ナオヒロくんのパワーが炸裂している5月です。

    さてさて、5月21日の早朝。私はズッキーニの種を植えました。私にはひとつこだわりがあります。苗は作らないんです。最初からその場の土で育ってもらった方が強いのではないか、というイメージがありますが、真の理由は、移植が面倒だからでした。(なーんだ)

    ズッキーニのウネ、17株分。タネぶっ込みました。その右のラインにはニンジンを仕込む予定です。

    そして今回、特別なことをしてみました。ハイレグのような、フンドシのようなマルチです。わざわざビニール(マルチ)の幅をノコギリでカットして作りました。この幅のマルチは売ってないので。

    なんでこんなビニール(マルチ)のかけ方をしているのかというと、広くマルチで覆ってしまうと、ジョウロで水をあげても弾かれる、雨の水も弾かれる、ということで、かわいそうだから。

    タネに近い部分だけは雑草が生えにくいようにビニールをかけ、多分保温効果も少しはあるし、しかも、EM培養水をかけてあげても、タネに近い両サイドから浸透するのです。普通にまるっとマルチすると全部弾かれてしまう。

    もう少ししてから、芽が出るあたりに穴を開けます。北海道は6月でも霜が降りますので、しばらくはぬくぬくしてもらいます。

    さらに追記すべきことは、このように山のようなウネを作ると、たちまちアリが寄ってきて、蟻塚のようになってしまい、ズッキーニは殺害されてしまいます。それを防ぐために、「わさび・ニンニク入り木酢酢溶水」を周囲に円形に念入りに撒いています。

    以前、アリのあまりの傍若無人ぶりにムカついて、「アリの巣ごと全滅させる薬物」を使用しました。その時に、確かに効果はあったのですが、そんな大量無差別殺蟻のようなやり方はいかんなと猛省しました。

    アリは「悪」でもないし、そこにいる必然性はあるのです。アリにも蟻生というものがありますから、全うしていただけたらと思います。ありのままに。アリだけに。
    ぶっ殺しちゃいかんです。(ゴキは例外)

    去年、殺すわけではない忌避剤を使用した結果、アリは引っ越してくれました。ホッとしつつ、今年は使いまくっています。おかげで「わさびニンニク入り木酢液」がなくなってきました。そこらへんにちょいちょい売ってるものじゃないので、手に入れるチャンスがあればいいなと思っています。お金ないけど。

    肥料はろくに与えていません。菊芋に落ち葉だけです。(本当はガッツリ肥料入れたい欲はある)
    ズッキーニも菊芋も、ある程度成長したら、理想の放置プレイになればいいなと思います。