• カテゴリー別アーカイブ 2007年
  • _年別_ » 2007年
  • v113 本領発揮/愉快な札幌43:シュリー

    ■本領発揮

    札幌競馬場
    札幌競馬場にて

    札幌競馬場が今年、100周年を迎えるということで、9日(日)、入場料無料で、しかも先着1万名に「記念品」をプレゼントするというので行ってきました。
    頂けるもんは頂きやす。

    私は競馬もパチンコもやりません。

    いや、その昔、どちらもちょっとやってました。特に競馬に関しては、必勝法を編み出そうと出目を研究し、1年間競馬場に通い続けたことがありました。馬に愛着などなく、数字のみを研究しました。課題は1番人気をいかに外して高倍率を当てるか、でした。

    屈辱の60連敗、屈辱の60点買いで外すなど、屈辱に屈辱を重ね、結局、自分が予想した買い目はことごとく外れることが分かり、やめようと思いました。

    しかしその後、万馬券をズバズバ当てる個人サイトを発見し、たまらず会員登録をしてしまいました。自分がダメならスゴいヤツに乗っかれば良い、と。会費は確か3か月1万円だったかと記憶しています。そこは本当にまさかの万馬券を次々と的中させたので、あっという間に60万円くらいプラスになりました。(予想点数は1レースに10点ほどで、5千円~1万円使いました。予想は1日2~3レース)
    こんな人がいるんだなぁと本当に驚いたものです。

    ところが、私が会員になってから月を追うごとに的中率が下がってきました。その人はそれまでほとんど同じような確率で的中させてきた実績があったのですが、どんどん調子が悪くなっていきました。

    そして私のプラスだった分はやがてトントンになり、ついにはマイナスになってしまいました。わずか半年で。
    どんな名人が予想しても、私の買った馬券は、私が買ったというだけで外れていくことが分かりました。

    そんな暗い競馬歴を持つ私が、「記念品」をもらうために競馬場に入りしたわけです。その記念品は、北海道神宮でお祓いを受けた「開運」と書かれたお守りでした。
    『おー、これはこれは、運が開けるってわけだ』
    というわけで、せっかく競馬場に来たのだからと、第1レースを千円で7点購入。久々の勝負です。

    ついでに妙に気になる馬名を探しました。そういう馬は意外と勝つことがあるんです。それは第4レースにいました。

    ミンナナカヨシ(みんな仲良し)

    という馬です。これは楽しくて来そうな名前じゃないですか。人気は薄く、もし勝てば90倍はつきます。単勝100円を買いました。もう9000円をゲットした気分に包まれておりました。

    馬券と無料配布のお守り

    さて第1レース。来ては行けない1番人気の馬が、最後の直線でものすごい勢いで先行馬を抜き去り、ダメだと言ってるのに勝ってしまいました。みなさんの期待通り、馬連・枠連・3連複、合わせて7点全部見事に外れました。

    やっぱり当たりゃせんのですね。

    場内で安いコロッケなどを食べ、無料のお茶を飲み、パドックへ向かいました。そこにはちょうど「ミンナナカヨシ」が歩いていました。勝ってくださいよ、と念じて撮影。しかし4レースまで間が持たないので帰りました。

    いや、レースなんて見ない方が良いのです。あとで見たら当たってるなんてパターンがありますから。
    帰宅し、やはり気になる結果をインターネットで見てみました。

    「札幌…」
    「4レース…」
    「お、これこれ。あれ? いないぞ…。えーっ?! マジですか?!」

    ミンナナカヨシは、一番最後におりました。13頭立ての13位。ガッカリのシンガリ(ビリ)です。よりによってシンガリですよ。まさに私の本領発揮。

    ミンナナカヨシの馬主さん、すいません。私が買いました。
    もうやめますから許してください。

     

    ■第43回 愉快な札幌大発見:シュリーの店

    シュリーの店

    ダジャレです。シュリーの店は、靴・傘・鞄などの「修理」の店です。合鍵作成、刃物研ぎもやってくれます。札幌市内16か所にあるそうです。
    札幌に来て靴が壊れたら、是非ご利用下さい。「クツ、シュリーしてください」と必ず言ってください。それではまた。

    あ、私は利用したことがありません。


  • v112 少し寂しい感じ/愉快な札幌42:安い

    ■少し寂しい感じ

    空き地に咲く花
    空き地に咲く花

    我が家の移動手段であるパンクしない自転車は、冬は雪で使えないため、この季節、乗れなくなる前に乗りまくっております。

    札幌に移転して間もない頃、2000人を収容できるジンギスカンの店「宮の森ガーデン」へ30分かけて行き、ダイエット効果のあるジンギスカンを「食べ放題」で食べ、ダイエット効果を無力化しておりましたが、後悔しないほどの味と安さに大満足で、その後も何度か足を運びました。

    約50年の歴史があったのだそうです。それが…閉店ですよ閉店っ。

    大型店でしたが、血の通った雰囲気があって好きな店でした。でも行った時はいつもお客さんはまばらか、ウチだけということもありました。やはり限界だったようです。美味いのに、安いのに、いや安いからか、大きな図体ではこらえ切れなかったのでしょう。

    ただ、閉店と言っても、「北海道料理・宮之森」と店名を変え。移転したようでした。7月1日にオープンしていたようです。

    移転先はウチからの距離はほとんど同じくらいだったため、また食べに行こうと、自転車で向かいました。それはすぐに発見できました。そこそこ大きな建物でしたが、ひろーい庭などがなくなった分、かなり縮小した感じを受けました。

    入口にあるメニューの看板にはランチメニューはあるものの、肝心のジンギスカンの文字は見当たりません。しかも、妙にさびれた感じが滲んでいて、とっても入りにくいのでした。

    その建物の周りを歩くと、窓は白いカーテンで遮られていて中は見えにくく、人のいる気配がありません。まるで定休日の様相です。入口奥にはクマの剥製が適当に置かれていて、敷地が狭くなった分、置く場所に困っている感じが漂い、しかも処分するにももったいないって雰囲気が出ていました。(私はそう思った)

    「ジンギスカンがないなら仕方ない」と、入りませんでした。それはともかく、老舗の大型店が崩れて行く様が妙に寂しく感じました。

    帰り道、ところどころにある草がボウボウに生えた空き地に、いろんな花が咲いていて、きれいなのにこれまた妙に寂しい感じがしました。でも空き地に家が建つと、緑が減ってそれもまたちょっと寂しい。(できたら花畑にしてほしい。笑)

    さて、家に戻り、これを書くために宮の森のことを調べていたら、写真入りでこんなコメントがありました。

    7月15日
    宮の森ガーデンが移転したんです。
    もやしたっぷり♪
    北海道の形のジンギスカン鍋☆
    家にも欲しいわ。。。^^
    お店もきれいだし、雰囲気もいいし、また来たいです。

    やってんのかよっ!! ジンギスカンやってるって書いてくださいよっ、宮の森っ!! その商売っ気がないのが問題なんじゃないのかい。…人のこと言えないけどさ。(入っときゃ良かった。また行かなくちゃならないよ。プンスカ!!)

     

    ■第42回 愉快な札幌大発見:安いマンション

    安いマンション

    素晴らしいネーミング。マンションというよりアパートっぽかったけど…。そのへんもまた…。


  • v111 印と和と馬の融合/愉快な札幌41:カラス

    ■印と和と馬の融合

    デリー
    狸小路一丁目

    ちょっとした用事で出かけた土曜日の昼食にカレーを食べました。この「デリー」というカレー屋さんは、24年前、とても気に入っていた銀座のカレー屋さんと同じ名前で、前から気になっていました。

    銀座のデリーの店内はインド人だらけで、妙な高揚感に包まれたものです。
    今もあるはずです。多分知っている人も多いと思います。超辛口のカシミールカレーは有名ですよね。レトルトの具なしのルーが販売されています。

    今スープカレーが流行っていますが、本場のカレーはそもそもスープ状でバシャバシャです。カレーはごはんに全部かけ、ぐちゃぐちゃと混ぜてから食べるのがひとつの作法らしく、昔、別のインド人経営のカレー屋さんで、「こうやって食えっ」と指導されながら食べたことがあります。

    何といいますか、本場モンは「カリー」と言って区別したりしてる世の中でございますが、「おーい、カリー食べにいこうぜ」とは口にし難く、私はすべて「カレー」で統一しています。これはどうでもいい話ですね。

    さて、札幌のデリーの中へ入って驚いたのは、メニューにカシミールカレーがあり、まさにあのデリーの札幌店だったのです。よく見ると店内にあのレトルト商品が山と積まれていました。

    店自体は小さくて4人がけのテーブルが3つだけでした。 インド人の姿はなく、やや高齢の夫婦と思える二人で経営しているようで、雰囲気はあのデリーとは全然違います。
    でもちょっと感激しながらカシミールカレーを頼みました。

    昔、初めてこのカシミールカレーを食べた時は、辛すぎて3口目で舌がしびれて、全部食べるのに苦労したものです。前日摂取したアルコールは一気に汗とともに消えてくれました。(以後、二日酔い対策カレーとなりました)
    そのくらい強烈に辛かったのです。その時、店員のインド人は、私達はこれは辛いとも思いません、とスパイシーなことを言い放っていたのを思い出します。まさに人種が違うと思ったものです。

    さて、久々にカシミールカレーを注文して待っている間、私は店内をキョロキョロ見回しておりました。木彫りの象のガネーシャがあったり、ヒンズー文字が書かれていたり、それなりにインド風の飾り付けがしてあります。その中にポツリポツリと2か所に中央競馬のカレンダーがありました。それは過去の悪夢を呼び起こすアイテムでありました。

    「あ、ここの人競馬好きなんだな。必ず負けるのに…」

    それに加えて、実は店に入った時から気になっていたことがありました。BGMです。細川たかしが“矢切の渡し” を小節をきかせ熱唱しまくっていました。その後も細川たかしが三味線とコロッコロの小節をきかせた歌声で、和のテイストを振りまきまくっておりました。

    ガネーシャにまとわりつくド演歌のスパイス。印と和と馬の融合。(苦笑)

    細川たかしは北海道人だから、店の人がファンなのかな、と思っていたらそれは誤解でした。なんとAMラジオでした。4~5曲、コマーシャルも無しに流れ続けていたため、CDだと思ってしまったのです。ド演歌はたまたまかかっていただけでした。

    流れ続けたド演歌に、食べる前から汗が出てしまいましたが、汗が出ていた理由はそれだけじゃありませんでした。この日は30度近く(29.7度)まで上がり、店の冷房は扇風機だったので暑かったのです。ただ、耐えられないほどではなく、クーラーよりは体調は崩れにくいので、扇風機もオツなものでした。むしろクーラーなんかに頼っていたら、温暖化が進み、北海道も灼熱地獄になってしまいます。扇風機も厳密には電気を使うので、いっそのこと冷房機器は“風鈴のみ”でいいよ、とさえ思います。

    ま、それはともかく、待ちに待ったカシミールカレーが出てきました。それは確かにあの味でした。しかし当時と違ったのは、私の舌の感覚でした。全然辛くなかったんです。

    札幌に来てからはスープカレーを食べる機会が多く、ついつい激辛を頼んでしまいます。これがどの店も半端じゃなく辛いんです。こんなこともありました。

    実際に体調が崩れた辛いスープカレーを食べた時、それは「100番中60番」という辛さであったのですが、店の人が私にこうささやきました。

    「昨日、2008番を食べた方がいましたよ」
    「100以上あるんですか。というか4ケタって…。大丈夫なんですか」
    「味を損ねてませんので、美味しいと言って食されてました」
    「ぎゃふん」

    というわけで、カシミールカレーがまるで「甘口」に感じて、少しインド人に近づいた気分になった私でした。

    PS
    北海道人って、妙に忍耐強いというか、挑戦的というか、体を大事にしないというか、負けず嫌いが多いようで、多分みんなインド人化していると思われます。

     

    ■第41回 愉快な札幌大発見:頭上に注意・カラス子育て中

    カラス子育て中

    8月6日撮影。カラスが子育てしている時は、時々人間を襲います。そこで市民の皆さんへ「注意」を促していました。今まで見たことがなかったので新鮮でした。

    ウチのすぐ近くです 。


  • v110 ローカルニュース1週間/愉快な札幌40:めんくらぶ

    ■ローカルニュース1週間

    昆布綱引き
    これが昆布綱引きだっ!!

    「白い恋人」の石屋製菓がやってくれました。先輩の雪印、ミートホープに負けないインパクトであります。妙に“全国ニュースになる事件”が多いような気もするこの頃、全国に流れない北海道のローカルニュースを、北海道新聞からここ1週間、適当に抜粋してみます。(ネタ切れか?)

    以前も一度やりました(第49号)、できるだけマイナーなニュースをピックアップしてみます。(☆は私の雑感です)

    ■8月13日(月)

    ●昆布綱引き13チームで熱戦
    釧路管内釧路町の町夏まつりが11、12日、町内の大型店駐車場で開かれた。初の「昆布綱引き大会」は昆布森漁協青年部がナガコンブで作った長さ約8メートル、直径約3センチの特製の綱を使い、3人1組の計13チームが熱戦を繰り広げた。
    ☆いやー、エキサイティングですねー。

    ●琴似大火を忘れない 住民、高校生ら防火パレード
    約半世紀前に起きた大火を語り継ぐ防火パレードが11日、JR琴似駅(札幌市西区)から「屯田の森」までの約1キロで行われた。…住民や市消防音楽隊など総勢約100人が参加した。
    ☆100人でも立派なニュースであります。昔は大きな火災が多かったそうです。

    ■8月14日(火)

    ●札幌時計台が教室に?! 今日から 北大研究者 市民と勉強会
    北大法学部の研究者が大学を飛び出し、札幌時計台で市民と一緒に政治や社会問題を学ぶ勉強会が14日から始まる。香山リカ氏らを講師に招き、生の議論を通じ「市民力」を高める場を目指す。
    ☆時計台の2階が講堂になっているんです。使えるとは知りませんでした。

    ●大通公園のビアガーデン 来場者数 史上2位 ビール消費量も
    …13日…「大通り納涼ガーデン」の来場者数、ビール消費量ともに昨年に次いで史上2位だった…。実行委は「湿度が高く、体感的に蒸し暑い日が続いたのと、多くの人が飲みに繰り出す午後6時から7時ごろに雨が上がることが多かった」と話している。
    ☆飲みに繰り出す午後6時から7時ごろに雨が上がるってところがいいですね。今年は仮設トイレが改善されたそうです。

    ●道内人気の湯 楽しめます
    札幌市内を一望できる観光施設・羊ヶ丘展望台の足湯が、人気を集めている。道内の人気温泉の「本物の湯」を月替わりで取り寄せているのがミソ。何度も足を運べば、ちょっとした温泉巡りの気分が味わえる。
    …足湯の横には温泉名を書いた看板やタオルの自動販売機を設置しており、観光客は「思わず入りたくなる」。…「ちょうどいい湯加減でいつまでも入っていられる。また来たい」と喜んでいた。
    ☆新聞なのに「取り寄せているのがミソ」ってところがいいですね。うーん足湯かぁ

    ●モエレ沼 空中散歩
    札幌市は9月上旬、東区の人気観光施設「モエレ沼公園」で、熱気球の試験飛行を初めて行う。
    ☆私は高所がダメなので無理ですが、楽しそうです。

    ●アライグマ本格駆除に着手 苫小牧
    ウトナイ湖周辺で野生化し増殖するアライグマの問題で、環境省苫小牧自然保護官事務所は本年度から本格駆除に着手し、これまでにオスの成獣5匹を捕獲。広い範囲で生息していることを確認し、警戒を強めている。
    ☆動物ネタはローカルニュースの醍醐味ですね。しかし「駆除」は仕方ないんでしょうかねぇ。

    ■8月15日(水)

    ●1日乗り放題「ドニチカキップ」 使用済み 譲渡や売買 札幌の地下鉄
    土日祝日に限り地下鉄全線乗り放題の1日乗車券を使った後に、他人に譲ったり、売ったりする人がいて、札幌市交通局が頭を痛めている。
    …主婦は土曜の夕方、切符売り場で見知らぬ女性から「これどうぞ」と突然、ドニチカキップを手渡された。女性は「もう使わないから」と、善意で譲ってくれたらしく、主婦も「得しちゃった」と譲り受けた。
    …乗り放題が特徴の切符だけに、夕方など早い時間に使い終えてしまうと、「まだ使えるのに、もったいない」との意識が利用者に生じるためのようだ。
    市交通局は「今は取り締まりを考えていないが、好ましくないのは事実。利用者のモラルに期待したい」と話している。
    ☆いや、もったいないでしょう。何度か利用したことがあるのですが、売るのはともかく譲るのはいいと思いますが…。ただでさえ皆さん不況で苦しんでるわけですからね。でも、お金はちゃんと使わないと、ますます景気は悪くなるとは思います。

    ■8月16日(木)

    ●「道プレ」ラリー 道の駅制覇目前の応募用紙落とし物
    道内100か所の道の駅すべてを巡り、シールを集める企画「道プレ」ラリーで、73か所までシールが埋まった所有者不明の応募用紙が8月初め、北海道新聞社に封書で郵送されてきた。差出人は匿名で、旅行中に用紙を拾い、送ったらしい。ラリーの企画会社は「あと少しで制覇できる。落とした人はぜひ連絡を」と呼びかけている。
    ☆ほのぼの感あります。拾ったのは新潟の人のようです。シールは企画会社の商品「マグネットプレート(100円)」を買うと1枚付いてくる仕組みで(「道プレ」の「プレ」はマグネットプレートのプレだったのですね)、気になる制覇の賞品は、記念の盾や粗品だそうで、制覇する人は毎年170~190人いるそうです。(すっごく大変なのにすごい数です)

    ■8月17日(金)

    ●たき火跡を今年も発見 知床岬で合同巡視 斜里
    世界自然遺産・知床の知床岬周辺で16日、環境省や林野庁、道など6機関による合同巡視が行われた。知床国立公園の保護地区として禁止されているたき火跡は、今年も1か所見つかった。…自然保護官は「知床を訪れる観光客らに、禁止事項を周知していきたい」と話していた。
    ☆どうやら観光客のようですが、世界自然遺産に指定された時から、環境が破壊されかねない心配はありました。困ったことですね。

    ■8月18日(土)

    ●廃車の中から“宝探し” 北広島(←札幌の隣りです)
    …中古自動車部品を扱う伊丹車両(札幌)の北広島店はユニークな商品展示で知られる。通常、中古パーツは車体から外されて管理されるが、ここでは本体ごと展示。客が自分で部品を見つけ、工具を使って取り出すセルフサービス方式をとっている。「…人件費の節約になり、…安価で提供できる」と社長。…市価の半額から3分の1という。
    「部品探しには知識が必要。自分の欲しい部品を探すのは宝探しの感覚で面白いよ」とは常連客の弁。
    ☆知識がないと厳しいですね。面白いけど。

    ●中学窓ガラス14枚割られる 滝川
    …16日…学校が無人になった午後9時から発見される(午後10時55分ごろ)までの間に何ものかが投石したとみられる。同校では14日にも、投石で窓ガラス2枚が割られている。
    ☆ガラスをプニョプニョした割れない物にしたら投石が跳ね返って投げた人に当たり、二度としなくなると思うのですが…。無理か。

    ●四島返還願い無料市電運行 函館
    函館市渡島(おしま)支庁などは17日、8月の北方領土返還要求運動強調月間にちなみ、今年も函館市電で無料電車「北方領土返還号」を運行。車内で同運動をPRするリーフレット配布や返還要求の署名活動などを行った。
    ☆昔から北海道ではこの北方領土返還要求については、いろんなところで目につくきます。内地では分からないと思います。

    ■8月19日(日)

    ●牛乳で3種のドリンク 札幌駅前 ミルクスタンド開設
    北海道牛乳普及協会とホクレンは18日、「まぜまぜミルクスタンド」をJR札幌駅南口広場に2日間限定で設置し、牛乳に黒ゴマなどを加えた「ミルクドリンク」3種類を無料提供した。19日は午後10時から1500杯のミルクドリンクを無料提供する。
    ☆しまったーっ!! 寝てたーっ!!

    このほか、夕張関連の情報はほぼ毎日のように出ています。それから道の不況を裏付ける倒産や賃下げの記事が目立ちました。

     

    ■第40回 愉快な札幌大発見:麺喰愛(めんくらぶ)

    メンクラブ

    当て字シリーズです。愛をラブと読ませております。

    それより、通常の味噌・塩・正油ラーメンが450円というラブな価格に加え、会員190円ってのが恐ろしいです。なんとなく閉店してるような雰囲気があり、まさか安くし過ぎて潰れたのでは、と思わせる佇まいです。
    ウチからやや遠いものの、行けない距離ではなく、ちょっと試しに食べてみたいような気もしなくもないです。入りにくいけど。


  • v109 千歳鶴の悲しい出来事/愉快な札幌39:福来軒

    ■千歳鶴の悲しい出来事

    千歳鶴の水

    北海道の地酒に「千歳鶴」(ちとせづる)という銘柄があります。最近、北海道の米が美味しくなってきていますから、水も良いし、全体的に日本酒のレベルが上がっているのではないかと思います。

    酒飲みには嬉しい現象であります。

    我が家からは自転車で20分くらいのところにその千歳鶴の蔵とミュージアム(販売店も)があります。そして販売店の外壁に水道の蛇口が2つあり、写真のように、いつもこのように蛇口に向かって長い行列ができています。

    真横に広い駐車場があり、みな車でやってきます。
    手にはポリタンクかペットボトルを持っています。

    この蛇口から出る「水」は地下150mから汲み上げられる地下水で、札幌南部の山々から200年かかって流れてきたありがたーい水なんです。
    それはまた鉄分やマンガンをほとんど含まない酒造りに適した水で、千歳鶴の仕込み水に使われている水なんだそうです。

    そのありがたい水を、なな、なーんと、無料で汲んでいってもいいですよと、太っ腹なことをしているんです。我が家では昨年夏頃からちょびちょびと汲みにいって、主にお茶とご飯に使っています。気のせいか知りませんけど、ご飯はつやつやでとてもおいしく炊けます。

    昨年は、何の制限もなく、朝の10時から夕方6時まで汲み放題で、しかも時間外でも蛇口をひねれば水が出る状況でした。太っ腹にも程があるってくらいのメタボリックなサービスでした。

    人間という生き物はとても悲しくできていまして、こういうタダのモノに対しては、常軌を逸するほど持っていっちゃう人たちが、必ず現れてくるものです。我が家は、何と言ってもパンクレスのリペアムゲル自転車で汲みにいってますから、せいぜい9リットルが限界でしたので、べらぼうに悲しい人間の方ではなかったと思います。

    千歳鶴としても、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし昨年の秋頃に、ついに「ペットボトル5本」という制限ができました。

    しかし何でこう言うアバウトなルールにするのかな、北海道は、なんて思いませんか。

    当然、「1本の容量がでかい4リットルボトルを5本」汲んでいく悲しい事態となります。しかも、そんなルールさえ守らず、相変わらず大容量のポリタンクにどっさり持っていく悲しい人も消えませんでした。

    千歳鶴としては、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし効果はなかったようで、この7月に再び制限が加えられました。

    千歳鶴の水

    悲しい貼り紙の内容です。
    『現在、この水汲み場では弊社の予想をはるかに越え、1.8リットル瓶に換算して1日に5000本以上の水が消費されております。このまま推移しますと酒造りにもかなりの影響を及ぼすことになりますのでご利用の方は下記事項を厳守願います。


    限られた資源を大切にするため、仕込み水はお一人様2リットルペットボトル3本までとさせていただきます。…(略)…ご利用時間:午後2時~午後6時』

    量と時間のダブル制限です。しかも時間外は元から閉めるようになり、蛇口をひねっても「お愛嬌サービス」的な水は一滴も出やしません。

    ギスギスですねーっ、世の中、どうなっちゃってんでしょう。
    今、市販のミネラルウォーターもピンキリで、高価なものも随分あります。そういう中でこの仕込み水の無料サービスは、ある意味無茶だったのかもしれません。
    何と私が並んだこの日、明らかに6リットルでは済まないポリタンクや、大量のペットボトルを持ってきている悲しい人が目につきました。

    でもルールを守らない悲しい人というのは少数なんです。
    文句をつぶやいているおばちゃんもいました。いや、みんな見て見ぬフリですが、心の中で怒っていますよ。思っていることは多分同じです。
    このままではサービス自体がなくなるか、監視員をつける最大に悲しい事態になると思います。有料化なんてことも…。

    制限をかけざるを得ない千歳鶴が一番悲しい思いをしていることでしょう。

    私が考える悲しい解決策は、監視員を付け、ルールを守らない人に対し、
    「ルールを守らないと、社会人として恥ずかしいですよ」「迷惑かけているんですよ」と、きちんと言って教えてあげることが必要なのかなと思いました。

    何のためのルールなのか、守らないとどうなるか、どういう気持でサービスしてくれているのか、よーく考えてもらって…って小学生かっ!!

    何ですかこれはー、助けてくださいよー。

    千歳鶴ミュージアム
    ミュージアムの中では、いろんな資料の展示や、販売コーナー、
    それと 試飲コーナーがあります。節度のある試飲を心がけています。

     

    ■第39回 愉快な札幌大発見:ウマい本場のウマさ

    ラーメン屋

    多分有名なラーメン屋さんです。「福来軒」といいます。食べたことあります。しつこくなくてウマいです、確かに。
    で、ここのビニールのひさしに書かれたいわゆるキャッチとマークが微妙でして、一見普通っぽいのですが、読んでみると…。

    ウマい本場のウマさ

    これ最初の「ウマい」が不要ですよね。ふはは。さらには「ウマ」が丸を作っていてウマだらけ。ラーメンはしつこくないのに、看板はしつこいです。