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  • v103 たこ焼きと紅ショウガ/愉快な札幌33:ようこそ

    ■たこ焼きと紅ショウガ

    たこ焼きと紅生姜

    私は紅ショウガが大好きで、紅ショウガが合う食べ物が好きであります。それが理由で無性にヤキソバが食べたくなったりします。

    先日、たこ焼きが食べたくなりました。そう言えばたこ焼き屋なんてものは近所で見た記憶がなく、食べるとすればスーパーの冷凍たこ焼きぐらいしか思いつきません。
    逆にたこ焼き屋さんで食べると、思う存分紅ショウガを乗せられないので、大満足するためには、スーパーで紅ショウガとセットで買ってくるのがベストな方法であります。

    さっそく近所のスーパーへ足を運びました。冷凍食品のコーナーへまっしぐらです。そしてすぐに冷凍たこ焼きを発見しましたが、実にタイムリーな表示が目に入り思わず叫んでしまいました。

    「加ト吉かよっ!!」

    そーです、まさにあのミートホープ社が卸会社の“加ト吉の冷凍食品”です。ここは当地北海道。そりゃタコですからミンチにしてイカと混ぜたりすることはないし、特に明石産とも書かれていないから産地偽装ってのもないわけですが、つい言葉が飛び出てしまうわけです。

    「本当にタコなんだろうなっ!!」と。

    しかも冷凍たこ焼きはこの1種類しかなく、選択の余地がありませんでした。購買意欲がわかないので、先に紅ショウガを買うことにしました。そして発見した紅ショウガの袋を手に取り、裏面の記述を見てまた叫んでしまいました。

    「中国産かよっ!!」と。

    今、世界中で中国製の食品のいい加減さがニュースとなっていて、死者まで出ているご様子で、中国産はやはり一歩引いてしまいます。
    ただ、紅ショウガは30円高い国産の商品が並べてあり、産地偽装の疑惑はあるものの、少し安心できる国産を手にして、再び冷凍食品のコーナーへ、足取りも重く、向かったのです。

    そうしてひとつしかない冷凍たこ焼きのパッケージをマジマジと観察しました。読めば読むほど怪しさが満載です。これ、どうですか。

    ●国産キャベツ使用
    ●タコの柔らかさがUP!!
    ●さらにとろみ感がUP!!
    ●生地の香ばしさがUP!!

    「いったい何をしたんだい」と思ってしまうではありませんか。何をしたらタコが柔らかくなり、さらなるとろみ感が出て、生地が香ばしくなるの? 何をしたら? 何か入れたの? 国産って信じていいの? 大丈夫なの? 加ト吉さぁん。

    そんなわけで、もうこんなことを言っていたら食べられるものがなくなる世の中でございますから、目をつぶって買ったのでございます。

    ええ、買ったんでございますよ。
    それしかないんだし…。
    で、食べました。(悲鳴が聞こえるようだ)

    紅ショウガがうまかったです。
    そんなわけで、今回は「紅ショウガがうまかった」っていう話でした。おしまい。

    ★付け足し
    アメリカの異常プリオン牛もますます食べられないザル検査になってますし、国内の度重なる偽装表示は、それが氷山の一角である可能性も捨て切れない深刻さであります。
    何よりスーパーで「現物」を見てしまうと、食品がまるで安心して買えないものだと痛感したのでした。

     

    ■第33回 愉快な札幌大発見:スナック「ようこ そ」

    ようこそ
    スナック「ようこ そ」
    出ましたっ。ダジャレ。求めていたものを発見した喜びを感じます。
    しかしダジャレより先に、さびれた風景の方が先に気になってしまいますね。

    あっちもこっちも経営が成り立ってるのかどうかはともかく、このスナックのママさんは「ようこさん」だと思われます。いや、実は「ようこ そ」のダジャレを言いたいばっかりに、名前を偽装しているかも知れませんが…。(失礼)

    入ったこともないので真相は知りませんが、高い確率でようこさんだと思います。札幌にお越しの際はどうぞよろしくお願いします。一応宣伝しておきましょ。


  • v102 ダブルラーメン/愉快な札幌32:春夏冬

    ■ダブルラーメン

    ダブルラーメン

    ダブルラーメンをご存知でしょうか。ひとつの袋に2つの麺が入っていて、普通に食べたい時はひとつで良し、超空腹な時はふたつ作るも良し、調節自在の優れたシステムの袋ラーメンなのであります。

    昔、時々食べていた記憶があります。そしてこれは、北海道を出てから戻るまでの24年間、東京の生活では見たことがありませんでしたから、おそらく北海道だけで販売されていると思われます。

    こちらで発見した時は懐かしい感じがしました。記憶から消えかけていました。
    この日曜日にダブルラーメンを調理しました。おそらく27~28年ぶりに食べたことになります。懐かしい舌の記憶が蘇りました。

    「マルちゃん」こと東洋水産(東京都港区)の製品ですから、全国発売でもおかしくないと思うのですが、これがなぜ東京で売らないのかはよく分かりません。うまいのに。
    どれほどうまいのか…。

    北海道には数々のラーメンの有名店がありますが、すみれ? 青葉? てつや? 欅(けやき)? 味の時計台? 笑わせてはいけません、みんな味が濃過ぎて病気になってしまいます。薄味のあのうまいバーミヤンラーメンをしのぐ(笑)のが、このダブルラーメンであります。(まあまあ、話半分に)
    一刻も早い全国発売が急がれます。

    ホントに懐かしい味なんです。うまいです。疑うのであれば、先着2名様(せこっ)にプレゼント致しましょう。ホントですよ。食べてみたい方は

    「ダブルラーメンを恵んでくだせぇ」

    とメールに書いて送ってください。早い者勝ちですよ。食べた後は感想を送ってくださいね。

    さて、そんなうまいダブルラーメンですが、ふと食後に思ったのです。
    『まさかアメリカの狂牛エキス入ってないだろうなぁ』と。

    袋を見ると「精製ラード」というのがありました。これだけでは分かりません。しかし最後に「原材料の一部には鶏肉、豚肉を含む」と書かれていました。従いまして、狂牛エキスは入ってなさそうではあります。

    しかし、この表示すら今は信用することができませんよね。
    それもこれも北海道の苫小牧で発覚した「偽装牛肉コロッケ事件」のせいです。(北海道はいろいろとやってくれちゃいますねぇ)
    悲しいぞ、北海道。

    それはともかく、ひょっとして、うまいのに北海道限定っていうのは、まさか長期の人体実験を行っているのではないだろうな、と疑ってしまうのでした。

     

    ■第32回 愉快な札幌大発見:居酒屋「春夏冬」

    秋ない、商い

    何かつぶれてるっぽい看板ですけど、これ、なんて読むかわかりますか。

    多分、秋がないから「あきない(商い)」だと思います。トンチですかね。でもこれは、きっと日本全国にたくさんあると思います。そろそろネタ切れか…。


  • v101 ボルタ/愉快な札幌31:酒場

    ■ボルタ

    ボルタ

    鉄の町「室蘭(むろらん)」で、鉄をもっと生かしたまちづくりをしようというので、「てつのまちぷろじぇくと」なる市民団体ができ、去年の4月から写真のような商品を売り出しました。

    ボルトやナットをハンダで接着した「ボルタ」というロボット(置き物)です。ポーズは室蘭工大の10人ほどの学生が、毎月アイディアを持ち寄って、試作し、製品にしていってるそうで、現在85種類が販売されています。最終的には100種類を目指しているそうです。

    これのスゴいところは、作っているのは職人や芸術家などではなく、主婦や定年退職者だというところ。ハンダゴテも持ったこともないようなおばちゃんが作っていたりします。

    それは一度、札幌の東急ハンズに実演販売でやって来ました。ちょっと前のことですが、どのくらい前だったか思い出せません。(ボケの兆候か…)
    私は実作業を見てみたかったので行きました。そこにはまさにおばちゃん(2人)がハンダゴテを持ち、ペンチでボルトを曲げ、ハンダゴテでハンダを溶かして制作していました。

    これがまたなかなかうまいもので、大したもんだなあと感心して見ていました。ずっと見ていたらこの作業風景を撮影したいと思い、思い切っておばちゃんに聞いてみました。

    「あのー、写真撮ってもいいですか」
    「えっ。えーと、いいとは思うんですけど、よくわからないので店(ハンズ)の人に聞いてみてください」

    「すいませーーん」
    「はいはい何でしょう」(ハンズのおじさん店員)
    「あの作業風景を撮影してもいいですか」
    「それはですね、店内の撮影は禁止とさせていただいてるんですが」
    「えっ、作業風景ですよ」
    「すいません、ダメなんです」
    「手元とかだけでもダメですか」
    「すいません、ダメです」

    なんでやねんっ!! 技術を盗もうとか、本の記事を撮ったりとかじゃないんだし、犯罪性ないやろっ!!
    むしろ宣伝になるというのに融通が利かないのぉ、ハンズさんっ。

    というわけで、おばちゃんが作っている写真はありませんが、本当です。

    まあ、そんな素人の制作者ですが、実はプロ意識を持たせるための工夫があることを後から知りました。それは、分業制にしないで、一人が一体を完成させるということだそうです。そうすることで、同じポーズのものでも、自分が作ったボルタに愛着も沸き、自分の作ったものを買って欲しいと思うようになる、という狙いのようです。

    確かに「自分は足のカーブ担当」とかでは面白みという点でもなくなるし、やる気や達成感が失われるかも知れませんね。

    ボルタは一体500円だったと思いました。あれ? もっと高かったかな? 記憶が不確かで自信ないですが。(兆候か…)
    ちなみに、1年間で2万体売り上げたそうです。

     

    ■第31回 愉快な札幌大発見:酒場「Saka-Bar」

    酒場

    ベタです。説明不要ですね。

    店の前に車があるのは気になるところです。
    比較的近所ですが入ったことはありません。


  • v100 100号です/愉快な札幌30:いっちょこい

    ■100号です

    ガックリ

    せっかく100号を迎えたのに、ネタが切れてしまいました。
    まさかこんなことになろうとは…。

     

    無念です…。

     

     

     

    なーーんていう100号も考えていたのですが、良い温泉ネタがありまして、せっかく100号なので別ページにまとめました。良かったら見てやってください。
    ←コレをクリック(別窓で飛びます)(現在再構築中にて、しばしお待ちください。2018.4.12記)

     

    ■第30回 愉快な札幌大発見:ファミリー居酒屋「いっちょこい」

    居酒屋

    居酒屋へファミリーで行くのはいかがなものか。それと居酒屋で「専用駐車場」があるのもいかがなものかと思いました。
    そして「いっちょこい」っていう気軽な誘惑。おもわず「おりゃ」と家族で入ってしまってから、子どもがモウモウたるタバコの煙に包まれて肺ガンにでもなったりしたら大変ですよね。

    でも料理が美味しいかも知れないし、家族的な雰囲気で癒されるかも知れませんので、どなたか、通りかかったら入ってみてはいかがでしょうか。

    ここは我が家からはちょっと遠く、たまたま通りかかっただけなので入ったことはありません。


  • v099 断末魔、人体実験/愉快な札幌29:つどい

    ■断末魔、人体実験

    書類

    いよいよ北大による人体実験が始まろうとしています。

    と、この1行とタイトルだけ読むと、とても恐ろしいことが行われる印象を与えかねないので確認の意味も込めて、ちゃんと書いておきましょう。

    この実験は2回目になります。1回目は316名、今回の人数は明確なところが分かりませんが、同数くらいではないかと思われます。35~69歳、生活習慣病が発症していない肥満者(いわゆるメタボリックシンドロームといわれる人々)を対象に行われます。

    普通に生活をするグループと、生活指導・食事指導などがなされるグループに分け、2年間観察します。

    生活習慣病の発症具合や、健康状態の変化を記録し、効果的な運動・栄養指導の指針を作るのが目的となっています。

    そしてそれを世界人類のために役立てる”のが究極の目的であり、この北海道の札幌市民が礎(いしずえ)となって、指導を受けずに病気になって朽ちていく命を無駄にしない、もっと長生きできるのにもったいない、てゆー、日本ならではのもったいない精神の体現でもあるのです。

    検査項目は、心電図、血圧、体組成、コレステロール、中性脂肪、糖代謝、血管弾性、呼吸機能、自律神経、骨密度、体力測定、歯科検診、などとなっております。

    ちょっと堅くなってしまいましたが、個人的には、何と言いますか、要は、実験の最初と最後に「無料で健康診断が受けられ」、「うまくいけば健康になってしまう」という指導付きだったので、そのおトク感から募集に応募したわけです。

    昨年の12月に検診を受け、無事「肥満」ということで実験参加資格をクリアしまして、いよいよ3月開始かと思いきや、検診データの一部消失、システム構築のトラブルが発生。首を象の鼻にしながら待つことさらに3か月、ついにそのグループ割当の連絡が来たのですっ。

    拝啓
    薫風の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

    「ご清栄」って、いつ生活習慣病になってもおかしくないメタボリックな人々にはどうなんでしょう。よく分かりませんが、揚げ足取りはやめて、と。

    まず、グループ割付けの無作為化について書かれていました。割付けには恣意的なものが含まれてはいけないので、国際的にも是認されているUMIN(大学病院医療情報ネットワーク)に依頼した旨の説明がありました。

    タウンミーティングや行政委員会のような「最初に答えありきのデタラメはしない」、ということですね。さすがは大学、科学的な組み立てであります。

    そして、「運動指導や栄養指導を希望」した人が、指導を実施しない集団に入っている場合がある、とありました。それは確かにそれこそが無作為であるので、ここは私としても文句のないところであります。

    そして、指導の介入がない集団に入った人も、健康な生活習慣を目指すのはいっこうに差し支えないので、これまで以上に運動量を増やそうが、健康的な食生活に変えようが構わない旨も書かれていました。

    個人的な考えでは、それができないから太ったのであり、やはり半強制的な「指導介入」があるグループとは差が出来てくるのは自然だろうと思います。

    そして、ドキドキの結果は写真にあるように、こうでした。

    対照群(A群)へ割り付けされました。

    「A群? 指導される方か?」
    「どっちだ」
    「ん? A群の方々は現在の生活状態をそのまま継続して頂くことになります…」
    「…」
    「…ぎゃーーーっ!! 見殺しかいっ!!」
    「それゃないよ、見殺しだよー」

    ガックリ…。はずれです、はずれ。
    病気になるとわかっていて放置、の方です。

    あとは終了時の健康診断を受けるだけで、これといった指導もなく、ただただ暮らすだけであります。ケロロ。

    きっとこのまま肝臓病か心臓病かで早死にしてしまいますっ。くーっ!!
    内臓からの断末魔が聞こえてきますっ!!

    極めて客観的公平的な割り付け作業によって、「運」の悪さが露呈してしまいました。「運」ばっかりはどうしようもないです。
    世界人類のための礎となれることを誇りに思います。

    ええいやけ食いだっ。(はっ、これが悪いんだなっ。自分で改善改善)

     

    ■第29回 愉快な札幌大発見:コインランドリー「つどい」

    コインランドリー

    我が家からは結構離れている場所で発見したコインランドリーです。
    コインランドリーで「つどい」ってところが何となく気になりまして、思わず写真を撮りました。

    コインランドリーは以前、よく利用したものです。ただ、そこに知り合いが来て集う場所ではなかったです。しかも集うってのは3人以上じゃないかと、というか10人とか20人で「集い」に相応しい状態になるわけでして…。

    よく見ると、この「つどい」はとても狭く、集えるようなところじゃないです。集ったら息苦しくてしょうがないです。
    また、よく見ると「24時間」ですから、逆にここが集いの場であるならば、朝の4時とかにワイワイとツッパリとかが集っていたら面白いなと、思いました。(ツッパリって言うのかな今…、というかツッパリが洗濯の集会?)

    「19条店」ってことはチェーン店のようです。調べたらあちこちにあるみたいでした。
    札幌には集いの場が氾濫しておるようで、ますます人間味のある大都市なのだなと感心した次第であります。

    でも何で「つどい」なんだろう。別にいいけど。