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  • v198 悲しい花火大会/愉快な札幌127-ネタはないか

    ■悲しい花火大会

    半分見えない花火
    旭山記念公園から見た花火大会

    今年は延々「曇り」と「雨」の変な天気です。温暖化どころか寒いくらい。夜はひんやりしています。北海道冷えてます。8月なのにコンビニじゃおでん売ってます。

    一応夏なので花火大会が毎週のようにあります。たまには良いだろうと、自転車で30分くらいの、山の斜面の公園へ出かけて花火を見る計画を立てました。

    花火を見ながらビールを飲み、おかずも持参して、ついでに夜景も楽しむという贅沢な計画。

    計画したのは花火大会の3~4日前です。天気はちょうど雨が降り始めるという予報で、何とも微妙でした。

    当日、予報が微妙に外れて、「雨」が「曇り」になりました。どうせ花火は雲の下で炸裂するのだから問題なかろうと、「鶏の唐揚げ」やら「ポテトサラダ」やらを持って出かけたのです。

    しかし、そこに待ち受けていたのは数々の難関でした。

    第一の難関は、そこが山であることでした。自転車で急勾配を上らないといけません。普段ろくに運動をしていないので、すぐにバテました。公園の近くのスーパーで「ビール」と「ワンカップ」を買い、坂道を自転車を押して上がり、バテバテで公園入口に着き、さらに頂上に向かう坂と階段を上りました。

    気温は低いのに汗ダクダク、ヒザは笑っていました。(ヒザは笑わへんやろ~)
    そうして何とかてっぺんに到達し、美しい夜景を見てホッとひと安心。

    第二の難関は「蚊」でした。人もいっぱい来ていましたが、山なだけに虫もいっぱい。あちこちで蚊を叩き殺す手のパチパチする音が響きまくっていました。もちろん自分もバッチバチと次から次に襲ってくる蚊を叩き潰すのでした。

    ビールを開けてひと口ゴキュッと飲んでは、バチンと蚊を叩き、持ってきたタオルをブンブン振り回して、またビールをひと口。手に止まった蚊を見てバチッと叩くとビールがはねる。おかずを食べようと取り出すと、蚊がたくさん寄ってくる。虫除けになるかと思って持って行った「ヒバの香りスプレー」は効果ゼロ、というか蚊が喜ぶ始末で効果はマイナス。もうものすごいストレスでした。
    やがて花火が、4km先の豊平川地点から上がり始めました。来た来た~っ、てな感じです。

    第三の難関は「風」でした。無風だったのです。花火が炸裂すると煙が出ますね。ちょっとでも風があれば煙は流れて行きますが、無風だと煙は延々そこに残るんです。

    花火が上がれば上がるほど煙が立ちこめて、最初はクリアだった花火が、最後の方はほとんど煙の中で花火が炸裂するので、半分以上見えなくなってしまいました。トドメは隣の人がタバコをプカプカやり始め、まさにケムリ攻めにされてしまいました。

    三脚を持って撮影に来ている人も数多くいましたが
    「ダメだ、見えねー」
    と吐き捨てて去って行く姿がありました。

    フィナーレの大型花火も、ちょっぴりだけ煙の隙間から見える程度で、それはもう散々な花火大会でした。

    汗ダクダク、ヒザはガクガク、蚊がブンブン、煙モクモクで、悲しい花火大会となってしまいましたとさ。

    酒を飲む筆者の勇姿
    花火大会終了後、手ぬぐいを頭に掛け、ワンカップを飲む筆者の勇姿
    長袖だったので「蚊」に刺されることはありませんでした。

    自分の住むマンションの屋上から見れば良かった。
    というマヌケなお話。

     

    ■第127回 愉快な札幌大発見:ネタはないか

    もうネタがなくて、何かないかなぁと思っていたところ「あるよ」と言われました。

    あるよ

    あったね。

    この八百屋っぽい店には、魚介類もあるよ。どれもすごい安いです。


  • v196 よりによって/愉快な札幌125-危険物安全

    ■よりによって

    YOSAKOIソーラン祭り
    YOSAKOIソーラン祭りのワンシーン。旧道庁前で。

    新型インフルエンザが、道内で初めて確認されたのは、11日、札幌でした。

    「ああ、ついにやってきたか」と思いました。

    ニュースは淡々と伝えていました。

    「男性は、札幌市立札幌病院に入院しており…」

    「ん、近いか、・・・めちゃ近いわっ!!」

    メキシコで4月上旬に感染が始まり、約2か月で我が家から3kmの地点に患者が存在する事態となったのです。

    気をつけないとヤバいなー。なんて言ってた翌12日。

    世界保健機関(WHO)が警戒レベルを最大のフェーズ6に引き上げたのです。

    札幌で患者が出てすぐ、フェーズ6になったわけです。WHOは札幌を見てるんですねぇ。世界は札幌を中心に回り出したわけですよ。・・・。違うか。

     ところで、札幌では“YOSAKOIソーラン祭り”が10日から開催されたばかりでした。

     よりによって。

    そしてこの日曜日はファイナル・コンテストで一番盛り上がる日です。

    YOSAKOIソーラン祭り
    さすがにマスクはしてません。

    華麗に踊っておりますが、新型インフルエンザのウイルスが大好きな「若くて元気な人ら」がいっぱいです。今年は 316チーム、3万人を越える踊り子が踊りまくり、そして例年通り200万人近い人出が見込まれているのでした。

    あいにくの小雨模様でしたが、ウイルスは湿気に弱いらしいので、かえって良かったのかも知れません。

    フェーズ6と言っても、実際には「弱毒」であり、マスクをしている人はほとんどいませんでした。

    大通公園をブラブラしていると、ステージで見覚えのある人たちが歌って踊っていてびっくりしました。

    ゴミ拾い侍
    ゴミ拾い侍。さすがにマスクはしてません。

    いつぞや狸小路で見て、声をかけて写真を撮らせてもらった「ゴミ拾い侍」でした。(v128)

    侍が「5人に増殖」していたので微笑ましく思ったのでした。頑張れ、ゴミ拾い侍!! 地球を守れっ。というか、一緒に守ろう。(笑)

    さて、よりにもよってこの日は別のイベント「札幌まつり」開催の初日でした。

    フェーズ6の中、3日間、北海道神宮や中島公園で500店を越える露店が並び、最終日には「山車と4基の神輿、約1,000人の行列が市内をねり歩く」絶好の感染機となるわけです。(笑)

    ついでだから行ってきました。小雨です。肌寒いです。しかしこんな感じで、もう人であふれておりました。

    札幌まつり
    さすがにマスクはしてません。

    雨なのにすごい混み具合でした。傘も邪魔で。

    疲労で免疫力を低下させながら、1kmばかり続く露店をながめ歩き、ヘロヘロになって帰宅しました。

    ノドが痛いかも。熱出てるかも。

    ■第125回 愉快な札幌大発見:危険物安全

    危険物安全週間

    近所の消防署の前を何気なく通った時に違和感を覚えたこのネーミング。

    危険物は危険ですがな。 (;^△^)

    しかも終わってるし。

    ていうかこれ、全国キャンペーンみたいだし。日本語が変だし。


  • v159 花火大会/愉快な札幌88-しらたきマン

    ■花火大会

    イカ花火
    イカ花火炸裂

    夏の風物詩のひとつでもある花火大会。というか寒いので火花を見てきました。(笑)

    豊平川沿いで毎週のように行われる花火大会。鑑賞する場所としてはやはり河川敷だとか、川にかかっている橋が良いのですが、人が多過ぎると気が散ってしまいます。

    人混みはイヤだなと思いつつ、河川敷へ向かいながらその近所の中島公園に自転車を止めたところ、公園の中は意外にも人はまばらでした。花火もよく見えそうでしたので、池の淵ギリギリの芝生で見ることにしました。花火開始の40分前でした。

    近くで三脚にカメラをセットしていた人がいたので、確かにこの場所はいいポイントだと確信。人も少なくてラッキー感満載でした。贅沢に花火を楽しめそうでした。

    開始20分前くらいになって、後ろを振り向いてみると、5メートルくらいの芝生のスペースにポツンポツンと人は増えていました。

    10分前くらいになって、子だくさんの家族がやってきて、すぐ近くのほぼ真後ろに陣取ったのでした。これが運命というものなのでしょう。笑いの神様が舞い降りてきてくれますね毎度。

    花火が始まりました。

    ドーン、ドーン。バシャバシャ。カモが大きな音に驚いて水辺で焦りまくって溺れそうになっていました。出だし好調です。
    低い花火はちょっとだけ木の影になるのですが、まずまず良く見え、満足できる場所でした。

    ドーン、ドーン。

    「ワー、キャー」と真後ろで子どもたちが騒ぎます。
    「たーまやーっ!!」とそのお母さん。
    お母さんが「たーまやー」って言うんだ、とちょっとびっくり。

    「たーまやーっ!!」と子どもAも真似て叫びます。(男の子)

    ドーンドーン。

    「わー、流れ星だー、流れ星ぃー」と子どもB(男の子)
    「えー、ほんとー?」と子どもC(女の子)
    (子ども何人いるのか分かりませんでした。赤ちゃんもいたような気配が…)

    花火がドーンとなった後に、火花が1本だけ長くなびいたのです。それを流れ星と言っていたのでした。

    「願い事を言ったらいいんだよ」とAかB。

    ドーン。

    「永遠に生きられますように、永遠に生きられますように、 永遠に生きられ…」
    『おいおい…』(私の心の声)

    ドーン。

    「お小遣いが1万円になりますように、 お小遣いが1万円になりま…」
    『おいおいおい…』

    ドーン。

    「お小遣いが2万円になりますように、 お小遣いが2万円になりま…」
    『おいおいおいおい…』

    やがてこのお小遣いの金額は20万円くらいに膨れ上がっていきました。(苦笑)

    それから子どもたちが池の近くにまで来て、走ったりはしゃいだりしたので、お母さんがやめなさい、気をつけなさいと叱り、「川に落ちるでしょ!!」と言いました。
    『池だよ』(私の心の声)

    やがて、ちょっと面白い形の花火があがり始めました。

    ドーン。

    「わー、タコだタコーっ!!」

    ドーン。

    「キャー、イカーっ!! イカーっ!!」

    ドーン。

    「UFOだーUFOだー」

    ドーン。

    「イカだーっ!!」

    ドーン。

    「タコだーっ!!」

    ドーン。

    「UFOーっ!!」

    ドーン。

    「イカーっ!!」

    ドーン。

    「タコーっ!!」

    ドーンドーン。

    「タコー、UFOーっ!!」

    ドーンドーン。

    「イカー、タコー!!」

    『もうええわっ』

    てなもんで、気が散って大変でした。
    そんなわけでとっても賑やかに花火大会は終わったのでした。
    楽しかったです。(ピキッ)

     

    ■第88回 愉快な札幌大発見:しらたきマン

    先週の日曜日に、辺鄙(へんぴ)な場所にありながら人気のあるカレー屋さんへ行きました。そこのメニューは1種類しかなく、3人なら「3つ」と頼めば良いシステムでした。開店と同時に入ったのですが、、本当に辺鄙なところなのにすでに並んでいる客も5人ばかりいました。ほとんど女性ばかり、車で来ていました。

    味はうまかったです。(味の解説終わり)

    というか私はひどい二日酔いだったもので、二日酔いにはなかなか効果的な食事でした。
    で、まずサラダが出てきました。レタスの他、いろいろと入っていまして、そのうちの「しらたき」をうっかりこぼしてしまいました。

    そのしらたきは偶然にも歩行者のようになったのです。

    しらたきマン

    すごいでしょ?
    …。

    終わり。


  • v158 狸祭り・ナイトバーゲン/愉快な札幌87-小便するな

    ■狸祭り(たぬきまつり)・ナイトバーゲン

    狸祭り

    毎年、大通公園で開催される「さっぽろ夏まつり」(7/21~8/20)は今年で55回目。みんなでビールを飲みまくり、盆踊り踊りまくり、あとバザールとか、花火大会とか、スキーのサマージャンプ大会とか、全部この夏まつりに含まれてるっぽい感じであります。

    それに合わせて、札幌の1kmに及ぶ長ーい商店街の「狸小路」で「狸祭り」が開催されていて、これもやはり今年で55回目だそうです。

    その狸祭りの中でも、今年は7月26日の「土曜日の夕方から夜にかけて行われるナイトバーゲン」ってのがありまして、この「ナイトバーゲン」が毎年毎年大変なにぎわいになるイベントなのです。(↑写真がそれです)

    各店で軒先にテーブルを出して、飲んだり食べたり安売りをしたりして活気づくのです。(vol.107でもちょっと書きました)

    狸小路にあるロシア料理屋さんへ、たまたま何日か前に行ったところ、次の土曜日に店の前で焼き肉をやるから来ないかとお誘いがあったので、行くことにしました。それがナイトバーゲンの日でした。

    その日のルールは、会費が1000円で手ぶらでもいいけれど、飲みたい酒や食べたい肉があれば勝手に買ってきて飲み食いしてもいいということでした。実際に行ってみると他のお客さんが持ってきたビールやら焼酎やら泡盛やら濁り酒やらでいっぱいになっていて、初対面だというのにすぐ打ち解けて、ややオーバーペースの酒盛りとなって行きました。

    ロシア料理屋の店長
    この人形がロシア料理屋の店長さんにそっくりなんです。

    実はその翌日、朝からサクランボ狩りへ行く予定がありました。ただまあ、ナイトバーゲンの方は、せいぜい10時かそこらでお開きなので、余裕で大丈夫だと考えていました。

    店の前のテーブルには10人くらいのお客さんがいました。私は黒ビールから濁り酒、それから延々と泡盛を飲んでいたようです。どのくらい飲んだのか覚えていないのですが、帰ってから写真を見るとこんなおそろしい光景が。

    オヤジたち
    オヤジたちが肩を組んで、こんなことになっていました。
    私が写真を撮っているのでここにはいませんが、
    私も肩を組んでいたような記憶がうっすらと…

    そしてやはりうっすらと記憶しているのは、これは歌を歌っているところのはずなのです。いわゆる30年くらい前に流行ったフォークとかニューミュージックとか、連れによると南こうせつとか合唱していたらしいです。それ以上は怖くて聞いてません。

    さて、何時に帰ったのかも記憶が無いまま、朝が来ました。サクランボ狩りへ行くため、朝8時台のバスに乗りました。目的地は結構遠いんです。

    バスに乗ってしばらくするとだんだん気持が悪くなってきました。「まずいぞ」と思いつつ、必死に気持悪さと闘いました。もう少しで目的地というところで、気持悪さが全開になりました。あまり美しくないお話になりますが、まあ、周りに迷惑をかけずに済みましたが、ここに新しい言葉が誕生したのです。

    着ゲロ。

     

    ■第87回 愉快な札幌大発見:小便するな

    割と近所なのですが、立ち小便のしやすそうなところにこんな看板が。かなり昔に取り付けたような印象です。

    小便するな

    神社の鳥居に昔のハサミのイラストが書かれています。多分鳥居は神聖な場所に小便したらバチが当たるぞ、という意味であろうと思われ、ハサミはその悪い○◎○◎をちょん切るぞ、という意味であろうと思われます。うーん怖くて出来ません。


  • v156 大人げない/愉快な札幌85-ネタ切れ

    ■大人げない

    札幌
    イベント盛りだくさんの四番街まつり

    夏になるとほとんど毎週どこかで祭りをやっているんじゃないかと思えるほど、いろんな祭りが開催されています。

    今回は昨年まで行ったことのなかった「四番街まつり」に足を運びました。言ってみれば札幌で一番賑わってるところで、土日に渡って飲んだり食べたり遊んだり、今後のさらなる繁盛を願って神輿を担いだりするお祭りです。
    …多分。

    この祭りのために作られたチラシには、無料でわたあめやポップコーンがもらえたり、射的や金魚すくいなど、無料で遊べるチケットが6枚もついていまして、無料なので何かやってみることにしました。

    まず、あまり難しくない「千本釣り」というのをやりました。これは束ねられた紐があって、適当に1本を選び引っ張ると、紐の先に吊るしてある賞品がもらえるというものです。しかしその約半分には「はずれ」と書かれた紙が吊るしてあります。

    並んでいるのはほとんどが子連れの家族か、友達同士で来ている小学生でした。ここに働き盛りの40代の夫婦が並んだわけです。異色であります。

    遠くから見ていると、やはり半分の人はその確率通りはずれを引いていました。前の家族は子どもが3人で、3人のうち2人がはずれ。一番小さい坊主がはずれを引いてガッカリしている様子がちょっと可哀想でした。

    自分たちの番になり、2本選んだ紐を引っ張ると、それは両方ともアタリで、ひとつはちょっといい感じのおもちゃでした。後ろから子どもの声がしました。

    「あー、二人とも当ててるよ」

    しょーがねーだろっ、当たっちゃったんだからっ!! と思いつつ、ハズレを引いた子どもを横目に、大人げなく喜びながら立ち去りました。というか、ハズレを引いた子どもにあげようかとも思いましたが、それもまた何だか傲慢な気がして、しかもこれはそのモノが主体ではなく、当たる感覚を享受するものであり、モノをあげたところでその坊主は本当の喜びを味わえないのであります。(理屈っぺーっ)

    当たっちまった賞品
    水鉄砲のおもちゃと、変なお菓子が当たった。

    それから過去に一度もやったことのなかった「射的」の列に並びました。とにかくもうほとんど子どもばかり並んでおりました。そこにちゃっかり大人が2人並んだのです。異色であります。

    30センチくらいの長い銃身の先にコルクの弾を詰め、空気の圧力で飛ばします。一人3発打つことができます。何段かの棚にいろいろとチープな賞品が並べてあり、それを狙います。

    通常は倒したり落としたりするともらえるところ、今回はゆるいルールのようで、当てさえすればもらえるみたいでした。しかし見ていると当たるのは1~2発で、倒したり落としたりは出来ていませんでしたから、難しいのかなと思って見ていました。

    さて、自分たちの番。まずは連れが打ち、やはり2発外して1発を当てました。ひとつ賞品をゲットしました。次に私。初めてとは言えただ当てるだけでもらっちゃうのは大人げない気がしました。

    「当てるだけでいいんですか?」
    「お祭りだからね、いいよ」
    「あのー、厳しいルールでいいですよ。倒すか落とすかで」
    「そうかい。じゃあ大人ルールでやりますか(笑)。倒すか落とすかして、1つ倒しただけなら賞品は無し、2つ倒せば賞品はその中の1つ、3つなら2つあげます。それもお渡しする賞品は私が選びますからね」
    「あ、はい」『うーん複雑なルールだなぁ。まあいいや』
    「どうぞっ」

    私はとてもチープなおもちゃの指輪セットを狙いました。先にやったどこかのお母さんが取っていて、ちょっと羨ましく思ったからです。その指輪セットはまだ5~6個ありました。そのうちの中段の一つを狙いました。

    パーン バシッ ボトッ

    お見事っ!! 狙い通り指輪セットを倒し、しかも棚から落としました。
    「おー、すげー、さすが大人は違うっ」
    と後ろから子どもの声がしました。一応ガッツポーズをして喜んでみせました。しかし、大人ルールなのでこれではまだもらえません。少なくとももう一つ倒さなければなりません。上段に置いてある同じ指輪セットを狙いました。

    パーン バシッ ボトッ

    これまたお見事!! 狙い通り指輪セットを倒し、しかも棚から落としました。
    「おー」「すごーい」という歓声。
    「おにいさん、悪い人だねぇ」と店の人。
    一応私は「やったー」と声に出しました。これで一つはゲットです。そして最後の1発。下段にあった同じ指輪セットを狙います。

    パーン バシッ バタッ

    エクセレント!! 狙い通り指輪セットを倒しました。
    「おーすげー」「大人げねぇ」(子どもの声)
    『えーっ?』(うーん、大人げなかったかなぁ)
    「おにいさん、大人げないなーははは。じゃ2つね。えーと、こっちで選ぶよ。あ、全部同じやつか…(汗)」
    何だか大人げない大人買いみたいな感じになってしまいました。

    指輪セット
    見事にこの指輪セットを棚から落としたのです。
    ロマンチックなリングでプリンセス気分に、と書かれています。

    珍しく何をやってもうまく行き過ぎてしまうので、かえって子どもたちを悲しくさせているような気がして、無料券を使って何かやるのはやめることにしました。

    ぶらぶらと歩いていたら面白いものを発見しました。それは似顔絵コーナー。
    2人の女性が座っています。面白いのは、そのうちの一人が「紙粘土で作る立体似顔絵」を作っていたのでした。しかも無料。私は普通の似顔絵と立体似顔絵の両方お願いしたのでした。

    普通の似顔絵には“少女漫画の主人公風”に、立体似顔絵には“二枚目風”にと頼みました。結果からいえばその意図は全然汲んでくれてませんでしたが、普通の似顔絵の方はとても気に入りました。私の想像をはるかに超えた似顔絵で楽しくなりました。
    立体の方は、メガネが作りにくいようで、変になってすいません、と謝られてしまいました。いえいえ、メガネが変とかいう問題ではないですよ。できた似顔絵が変なのかな、ってそれまあ似てるのかな、できれば似てないと言ってほしいかな。

    立体似顔絵作成中
    こうやって作ってくれました
    立体似顔絵
    ふふふ、二枚目風って頼んだのに…。完成です(笑っちゃダメよ)

    連れが誰かに似てると言ってからこう言いました。あ、そうそう、南海キャンディーズの山ちゃんだっ。(えーっ?)
    というかこうやって写真にすると鳳啓介(おおとりけいすけ)っぽくない?

    ちょい複雑な気分。でもまあ、この立体似顔絵はアイディアとして面白いし、決してイヤな思いもありません。気に入りました。普通の似顔絵の方も気に入ったので、プロフィールの画像に使用しました。良かったら見てください。

     

    ■第85回 愉快な札幌大発見:ネタ切れ

    ネタ切れですが、最近、ちょっとした山道を歩いていたら、こんな顔を見つけました。

    顔

    いやー、顔ですねぇ、顔。札幌と関係ないですが…。