• カテゴリー別アーカイブ 畑のいろいろ
  • 研究所通信v475 ジャガイモ壊滅

    ちゃめくんは本当はイケニャン(9/4)

    なんでこういう写真を使うかな。と不満なちゃめくんだと思いますが、この100%失敗している写真だからこその面白さを理解していただきたいところです。

    さて、畑ですが。まずはこれを見てください。

    5/21

    ビニールハウスは限界でした。このハウスをナオヒロくんは中古のハウスの支柱やビニールを農家さんから譲ってもらい、ダメになった支柱の取り換えから始めました。土はめちゃくちゃ固く、大変な労力が必要です。

    さらに、畑の近くに道具を置きたいということで、頻繁に出没する泥棒のことを考えて、監視カメラを付けたり、立ち入り禁止のタテカンを設置したりしていました。

    私もナオヒロくんもお金がないんですが、最小限で抑え、道具小屋もハウスもナオヒロくんの知恵と体力で完成させていきました。

    7/6
    7/6
    7/6 ハウスの後ろ側に将来ニンニクを植えたいというので、木の根を掘り起こして畑を作っていました。
    7/6 ハウス内も畝を立てて、トマトやキュウリを植えてました。

    ハウスの中は激暑で、中にいるとすぐに息苦しくなるほどで、風邪を通すように工夫もしてましたが、40度くらいになっていました。天候がおかしいというか、雨は降らないし、北海道なのにやたらと暑いし、なかなか大変です。

    7/22 ハウスにドアも設置
    8/6

    8月6日にはハウスの中はズッキーニやナスや大根も加わりました。

    このように水が不足しないようにペットボトルを使って水対策もして、よく育っていました。しかし、ハウスの中だけでは量産することは難しく、身内で食べる分だけ確保したという感じです。

    そんな中、ハウスに植えた1本のゴボウがありました。

    8/26 マリーゴールドの横にゴボウ

    このゴボウ、後から植えたのに、ずっと前から植えていた畑のゴボウが、少雨のためか育ちが遅いのを見て、ナオヒロくんは思いました。

    畑のゴボウを掘り起こす

    「そうだ、ハウスに移植しよう」と。

    この畑のごぼうは、太さがまだ5ミリ程度と、泣けてくるような細さでした。それをハウスへ持っていきます。

    ハウス内のヘリに植えた。

    土が固くて深くないのですが、はたしてどうなりますやら。

    ついでなのでハウス内に植えたもののやっぱり厳しかったのがニンジン。芽が出たのは数本。

    8/26

    「ダメかもしれませんね」と言いながら高らかに笑い、その笑い声がハウス内にこだましていました。この感じではダメじゃないでしょうか。

    それよりひどかったのがジャガイモでした。

    これは8月6日

    この写真の手前の2つの畝はジャガイモですが、奥にもたくさん畝があります。とにかく私がぐうたらだったので、写真がないのでアレですが、

    採れたジャガイモはなんとビー玉くらいの大きさしかなく、ある日の畑で、極小のジャガイモを天にかざして、「なんすかこれ」と言いながら高らかに笑い、その笑い声が広い大地にこだましていました。

    ジャガイモ壊滅。


  • 研究所通信v474 タマネギ壊滅

    まろっちゃんと呼んでいる猫のクリームマロン(9/4)

    まろっちゃんは少雨の水不足でも、天然の湧き水を毎日飲んでいますからとっても元気です。

    7月6日のタマネギです。ナオヒロくんは無農薬・無肥料と、無農薬・有機肥料の2種類を作っていた模様。それも前者は真白(マシロ)とかいう珍しい品種で、これを無肥料で作るやつはこの世にいない、と豪語していました。

    7月9日、これが多分それかな。

    7月22日。なかなか育たない。

    8月6日。これは肥料ありなのに超子玉。

    これを見ながらナオヒロくんは「もう、これ以上大きくはならないっす。ここまでひどいのは初めてですっ」、「見てくださいよこの小ささっ!!」と言いながらひとつ手渡してくれました。

    「これ以上は大きくなりません。完全な失敗ですっ。でも味は良いはずですよ」「災転じて福となす、ですかね」
    「福じゃねーわ!」
    「あはははははははは」
    と、安いドラマのような笑い声が広い大地にこだましていました。

    すいません、こんなに恥ずい会話はしていません。

    アップの写真がなくて残念ですが、タマネギはとにかくもう3〜4cmしかなく、衝撃の結末となりました。ナオヒロくんに少し分けてもらい、食べて見たところ、本当に甘味が濃縮されて美味しかったのです。

    「マイクロタマネギ」とか「ベビータマネギ」とか「ナノタマネギ」とか、ネーミングで工夫すれば高級玉ねぎとして売れたのかもしれませんが、すっかり無気力だった私はぐうたらとほとんど何もしませんでした。

    タマネギ壊滅。


  • 研究所通信v473 カボチャ壊滅

    昨年の秋頃から、我がプレハブ事務所の猫ドアから入ってくるクロちゃん(6/7)

    今回はカボチャの壊滅状況について書きます。7月6日の写真3つ。

    まあ、7月初旬ですからこんなもんかもしれません。で7月22日はこんな感じでした。

    なんか元気がないようです。とにかく雨が降らない。そして1か月後の8月26日。

    まあまあ伸びてますけど、葉っぱは小さくやっぱり元気がない。そしてもう大きめの実がついても良さそうなのに、60株ほどもあるカボチャのどこにも見当たらない。広い範囲に植えてますから、どこかにありそうなものですけど、見つからない。

    ナオヒロくんが言いました。
    「1個あるはずですよ」
    「えーと、この辺に・・・」
    「あ、ありましたっ。これですっ」

    手のひらくらいの大きさで、なんかしょぼい(8/26)

    これを見ながらナオヒロくんは
    「こーーんな小さいのがいっこですよーーっ!! げらげらげら」
    と笑い、その笑い声が広い大地にこだましていました。

    他にもまだ緑色の4〜5cmくらいの玉が4〜5個確認できました。現在もう9月で、寒くなってきましたから、ほぼ希望なしといった状況です。

    カボチャ壊滅。


  • 研究所通信v472 トウキビ壊滅

    雑草(7/6)

    畑の記録です。
    じゃあまずは7月6日の畑を見てみましょう。

    ご覧の通り、まずまずいい感じではありました。手前からジャガイモ、玉ねぎ、ジャガイモ、玉ねぎ、トウキビ(とうもろこし)そして菊芋・・・。菊芋以外すべてナオヒロくんがガッツリやってくれました。私はぐうたらしてました。

    ここにはゴボウ(7/6)
    この謎のスペースにはジャガイモ。その奥は林のようになってますね。

    このジャガイモのスペースは、今年ナオヒロくんが必死になって開拓した畑なのです。

    この図で言うと、東の「草ぼーぼーで畑として使えない」と書かれているスペースの南の一角に6〜7m四方ほどを開拓した畑なのです。

    すでに木のようになりかけている植物を引っこ抜き、根を取り去り、5メートルほどの畝を作り、ジャガイモを植えたのです。この作業はちょっとやればわかりますが、手も足も腰もダメになる(笑)ほどしんどいのです。

    開拓した理由のひとつは、この斜面の下方向(東寄り)の土地の方が作物が元気に育つ傾向があるためなんです。しかしこの部分は数年前にはすでに機械が入れられないほど植物の根が張っていて、手作業で開拓するしか方法がないのでした。

    下の写真の手前の黄緑っぽいのが菊芋の森で、その奥がまたすごいことになってますが、新規開拓した畑はその裏側になります。

    8/6 菊芋の森の後ろはもはや本物の森のよう

    ナオヒロくんはその森のようなところをも開拓すると言ってますが、平場はかなりのスペースが余っているし、やめた方がいいかな。(笑)

    それはともかく、7月9日の畑の様子はと言うと。

    まずまず育っているようには見える作物

    6月は雨が降らず、7月も雨はあまり降りませんでした。でも問題なさそうな感じでしたが。

    とうきびは成長が遅い

    それから約2週間後の7月22日。

    ゴボウも成長が遅い

    ゴボウの7月6日と比べるとほとんど一緒。

    ゴボウ危うし。

    これは7月22日。トウキビもひどい。

    トウキビがひどいのは、無肥料というのが無謀だったと思われます。しかも今ひとつ作物が育ちにくいエリアでしたし。

    トウキビの左側に新規で植えた菊芋

    トウキビは弱々しく、この画像では左に新規で植えた菊芋が出ていますが、菊芋ですらやっぱり弱々しいのです。

    それから1か月以上経ち、トウキビは実をつけていましたが、背丈は30cm。ベビーコーンみたいなのが1個出来てました。

    8月26日のトウキビ

    これを見ながらナオヒロくんは「なーーんすかコレ」と言いながら高らかに笑い、その笑い声が広い大地にこだましていました。

    さてさて、ジャガイモや玉ねぎも壊滅状態となるのですが、また次回以降に。


  • 研究所通信v471 今年の菊芋

    6月25日、畑にウサギが登場。大きめの犬の大きさ。

    4か月ぶりの更新です。「便りがないのは良い便り」などと言いますが、んなこたーない。死んでたり不調であればお便りなんてできないですし、今回に関しては、長期間めちゃくちゃやる気がなくなっていたので、やっぱり「便りがないのは悪い便り」でありまして、こうして便りを書けるようになった現在はまずまず元気です。謎の小腸炎は再発していません。

    とにかく全然やる気が出ませんでした。緊急事態ということもありましたが、それよりもし畑仕事をしていたら体が大変なことになっていたと考えることにしました。しかも今年は大不作でしたし。(菊芋以外もう結果が出ています)

    畑にはほとんど足を運びませんでしたが、今年は元気いっぱいのナオヒロくんの活躍により、いろいろと整備、開拓されました。

    そして結論から言えば、今年は6月7月と雨が少なく、この少雨の関係で作物のほとんどは壊滅状態となり、頑張ったナオヒロくんがショックを受けてしまう結果となりました。
    今年の頑張りは今後につながるので、無駄ではありませんが、ほぼなーーんにもしなかった私としては、なんかごめんよ、的な感じであります。

    5月あたりから振り返ります。

    5/21 いつものようにナオヒロくんのツテで畑は超高級耕運機によって耕されました。そしていつものように鹿の足跡がたくさんついています。
    5/21 わかりやすくするために、黄色い線は後から書き加えたものです。このように菊芋を新規で植えました。

    菊芋は生命力が強いので、一番作物の育ちにくい北西の斜面の上あたり(斜面の下の方に養分が流れるのかも?)から新規で植えました。

    もちろん今まで生えていたところの菊芋はそのまま放置するので、それなりに小さくても芋はできると思います。

    5/21 こちらは反対方向で、奥に「菊芋の森」があります。鹿の足跡もいっぱい。
    5/21 この写真の真ん中あたりにナオヒロくんが玉ねぎを仕込みました。

    手前の畝はジャガイモを植えるところで、真ん中あたりはナオヒロくんが1本1本玉ねぎの苗を手で植えていました。今年は無農薬はもちろん、無肥料に挑戦すると張り切っていました。

    なんかこんな謎の畝も作っていました。

    6月は、私がだるだるぐだぐだで、畑に行かないから写真がないのです。なんと言うか、菊芋は何もしなくてもいい、と思いつつも、いややっぱ草取りくらいはしないと出来は良くないことは見ていてわかってましたが、究極は「何もしない農法」だからそれはそれでいいじゃん、くらいの横着ダメ野郎になっていました。

    50日くらいが過ぎた7月6日、こうなってました。

    芽が出て、収穫が11月と思えばなかなか順調だと思いました。ただ、周りのポヤポヤした感じの草が、弱々しいのに異様にクセが強く、少しアンモニアっぽい匂いもして、繁殖力が強いので、こいつだけは刈らないといけないと思いました。

    刈りました

    草刈り鎌で刈りました。これが疲れるし汗かくし、筋肉痛残るしで、これを続けるのかと思うと面倒になってしまうのでした。でもこれを見てくださいよ。

    今年も健在、菊芋の森(7/6)

    この菊芋の森はほぼ何もしていません。流石に密集し過ぎて、去年も芋の出来は悪かったのです。でもすごい繁殖していて、今や菊芋の森の中には他の雑草は生えていません。

    7/9 北の東側の斜面。奥が菊芋の森。菊芋生えてます。
    こちらは西の、南北のラインの菊芋(わかりにくい?)で、意外によく育っているように見える。

    わかりにくいので図を。

    真ん中の通路から左側(西)は作物が育ちにくい。右側はよく育つ。という関係で、全体としては北西が高所で東南方向に下っている斜面。

    北西の角あたりから東に向けて撮った写真。新規で植えた菊芋は一応芽が出て育ちつつある。(7/22)
    同じく7/22、化け物のような菊芋の森
    8/6 図の右上あたりから西に向かって撮った写真
    逆側からの写真
    真ん中の通路の上から西に向かって撮った新規で植えた菊芋の姿
    8月6日の菊芋の森
    図の左側上から下に向けての写真

    8月6日でこのくらいでした。続いて8月26日。

    真ん中の通路の北から西に向けての写真

    雑草もすごいけど、菊芋もすごい。共生してます。この雑草は後で刈りました。

    ところでここに見えている虎柄のロープは、ナオヒロくんがネットで安く手に入れたもので、動物(主に鹿)よけに張ったものですが、6月25日に、最初の写真のウサギくんがこれをガジガジとかじって切ってしまいました。怒りプンプン丸のナオヒロくんでした。

    切られたロープを結ぶ

    というより普通ウサギなんて見ませんよね、どこ行っても。足跡はあっても姿を見るのは難しいんですが、なんとこのウサギ、朝から5時間くらい大人しく畑にいたそうで、割と大きな犬くらいの大きさだったそうです。

    そういえば、こんなものありました。

    ビニールハウスに行く通路の真ん中でした。7月22日。多分この色と大きさから考えると、小熊の糞じゃないかと思うんです。キツネにしては黒すぎるし。以前このタイプのでっかいのもありましたし、クマさん来てますね。

    まあ、動物いっぱいということで。

    8月26日の続きです。

    菊芋の森は手がつけられん。
    ただ、茎が細い。

    間引かないといけないかもしれませんが、面倒なので放置です。本当に何にもしていない超自然農法ですっ。

    西南。さっきの図の左下あたり。

    西側は雑草も含め弱い感じがあるのですが、時折このようにやたら元気な菊芋が見られます。菊芋に関してはあと1〜2か月で収穫。過酷な肉体労働が待ち受けてます。

    ということで今回は菊芋を中心に経過を記録した感じです。しかしなんとなく、やっぱり一部を除いて元気がない感じはしました。雑草も今ひとつ弱いというか、天候がよくなかったことが影響しているなと思いました。それは、他の作物を見れば明らかで、次回以降、驚愕の不作ぶりについて書きます。その前にいろいろ書くことはあるので、適当に。