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  • v127 1リットルの/愉快な札幌56:ふらん軒

    ■1リットルの

    ナベと猫
    このナベの中身は…

    北海道は土地が広いからこんなに“でっかいどう”なものを作れるのでしょうか。これはナベ込みで1200円の、1リットルプリンです。プリンですよ、プリン。

    食べ進んで行くと底から焦げ茶色のカラメルが出てきました。
    「あっ、まさかこれ…」
    「鍋ごとひっくり返して皿に盛るのでは…」
    そんな大きい皿などないし、あってももう遅いのでした。

    というわけで、カラメル無しで大部分食べてから悔やんだというお話でした。

    おしまい。えーっ!!(過去最短)

     

    ■第56回 愉快な札幌大発見:ふらん軒

    ふらん軒

    最近(11月に)出来たラーメン屋さんです。(中央区南1西5)

    で、このふらん軒の店主(料理人)さんは看板のイラストにそっくりで、俳優の田中要次さん(ドラマ「HERO」のバーテンの「あるよ」の人)にも良く似た、つまりはフランケンシュタイン似で、フランケンというあだ名がついていたことから、店名を「ふらん軒」にしたのだそうです。

    面白いのはこの店には「ライス」がなく、その代わり「パン」が出てきます。ランチタイムは無料サービス(通常100円)で、そのパンはここのラーメンのための特別仕様のパンなのです。

    隣の白石区の人気の高いパン屋さんがライスを意識して作ったというモチモチのパンを、そのフランケンさんが発見。「ラーメンのお供」にとピンと来たそうです。
    相談したところ、そのパン屋さんもこだわり、塩分を控えめにしたりして、少し甘みのあるラーメン仕様に改造したんだそうです。(テレビ情報ですっ)

    それじゃあ、というのでミーハーにも行って食べてきました。

    味噌・塩・しょうゆの3種類のみ。
    味噌を食べました。濃い味が多い札幌の中では結構あっさりとして私の口に合いました。というかすごく美味かった。昔の札幌味噌ラーメンに近い味なんだそうです。
    後日しょうゆも食べました。
    「こっ、これは、紛れもないしょうゆ味だ」
    最近の味噌だかしょうゆだか分からないラーメンと違い、明確に「しょうゆ」でした。

    そのラーメンスープにパンを付けて食べると、これまた本当に美味しくて、ペロリと平らげてしまいました。太ること請け合いです。600円と価格もリーズナブル。

    パン単体で食べると、甘みも塩分もほとんど感じません。とにかくモチモチしてラーメンスープに合うのです。
    いろいろやってくれますね、食のワンダーランド北海道。(それは名古屋か…)

    そういえば場所は全然違いますが、我が家の近所にあったラーメン屋さん、いつも店の前を通る時はお客さんが入ってるか心配でチェックしていましたが、なんと今では建物ごとなくなり、更地になっています。梅塩ラーメンおいしかったのに。きびすぃー。

    ふらん軒、長く続きますように。


  • v122 食べる大切/愉快な札幌51:また来る

    ■食べる大切

    食べる大切フェア
    ここはまだすいている場所、開場は人でぎゅうぎゅう。

    ちょっと前、耐震偽装が発覚しましたね。結局はホイホイと建てにくくなっただけで、悪代官は逃げ切り、おそらく何も解決していません。日本中に強度不足の建物がゴロゴロしていることでしょう。
    法改正後のついこの前も、高層ビル上部の鉄筋が意図的に抜かれていたとのニュースを見て、「どうせ分からない」と思えば、儲け優先で、現場でいくらでもちょろまかしをやらせる経営者がいるのだな、と結局のところ思うわけです。しかもそれもまた氷山の一角かも知れない。

    最近、食品の偽装表示が、北海道のみならず、全国規模で大流行しております。産地偽装、賞味期限の偽装、中味の偽装、つまりは全部、何もかも信用ならない状況になっています。

    (今回のはカタイ話だなー)

    ウチはコープをよく利用します。食の安全という点では、まだ信用できるのかなと思っていました。でもあのミートホープの商品をコープも扱っていたわけで、さらにもし大手食品メーカーが恒常的にデタラメをやっていたら、どこが扱おうが信用なんてできるわけもありません。「もし」じゃなくなってますし。

    遺伝子組み換え食品だって平気で流通しています。何の検証もされていないはずです。

    「うまみ成分」とだけ書かれていて、その中に脳みそがスポンジになる牛さんのエキスでも入っていようものなら、これは完全に詐欺・ペテン表示ですし、何だかもう、信用できるものがなくて餓死してしまいそうです。

    そんな餓死してしまいそうな中、コープさっぽろが、「今年も」あるイベントを開催しました。大義名分はこんな感じ。

    食のたいせつさをテーマに、生産者・お取引先・行政などの参加により、さまざまな食についての活動を行い、交流を深めるとともに、コープさっぽろの食の取り組みを社会的に発信することをめざす。

    (カタイなー)

    チラシでは、楽しく学んで、おいしく食べて、「食」について考える、と書かれています。イベント名は「食べる・たいせつフェスティバル2007」。

    生産者(食品メーカー、農協や漁協、産直など)諸団体、行政、合わせて77団体が出展。信用の獲得の意味もあるでしょうから、確かに美味くて安全っぽいものが集まりそうなのでした。
    ということで、日曜日は朝からお出かけしました。二日酔いなのに。

    「アクセス札幌」という異様にアクセスが悪い会場へ向かいました。
    とてもアクセスが悪いので、このイベントのためのシャトルバスが最寄りの駅から出ていました。

    そこは朝から大変なことになっていました。何せ、いろんなイベントを詰め込んでいるので、先を争ってやってくるのです。

    「マイ・カレー粉作り」を体験しようと申し込もうとしたら、開場前なのに定員いっぱい。
    「プロののり巻き作り」、「スープカレー作り」、「殻付き貝の剥き方」など7イベント、「お楽しみ抽選会」、それに「アンパンマンショー」や「よさこいの踊り」、「パパイヤ鈴木振り付けのトドックダンスを踊ろう」、「生産者にインタビュー」など、いろんなことをやるんです。

    でもそんなイベントはむしろ付け足しでした。

    各ブースでは、試食品を用意していて、ちょっと歩くといろんな食べ物を無理矢理に近い形で「どうぞどうぞ」と勧めてくれ、食べることができるのです。
    最初にガムをもらいました。それからキッコーマンの白だしをビンごとくれました。紙パックの野菜ジュースをくれました。紙パックの黒酢をくれました。全部ちゃんとした商品です。

    ツブの塩辛食べました(コリコリしてめちゃ美味しかった)。高原牛のステーキ食べました。鮭のたたき食べました。とうきびの正油焼き、玄米、牛乳、ラーメン、大根、赤い果物のジュース、鶏の唐揚げとステーキ、柿、みかんジュース、チーズ、クラッカー、イクラ、コーヒー、かぼちゃ、たまねぎ、焼き鮭、などなど、試食だけで腹が一杯になり、まだまだカレーライスやチャーハン、お菓子など、食べられなくなってしまいました。

    こんなに脈絡なく食べたら、腹壊しそうですよね。食の危険ですよね。まあでも美味しく頂きましたし、腹も壊れなかったし、安い値段でいろんなものが買えました。

    ただ、美味いから安全なわけはなく、産直と言われても違うかも知れないし、良いことばっかり説明されるとどこかにウソがあるんじゃないかと思ったり、何度も何度も失った食への信用は、なかなか回復できないような気もしました。

    それにしても人の数がすごくて、時間を追うごとに身動きがとれなくなって、朝の渋谷駅みたいになってました。久々に人口密度の高い空間に、げんなりして痩せてしまいそうでした、とさ。

     

    ■第51回 愉快な札幌大発見:又来るベアー

    又来るベアー

    もうネタがないっス。


  • v112 少し寂しい感じ/愉快な札幌42:安い

    ■少し寂しい感じ

    空き地に咲く花
    空き地に咲く花

    我が家の移動手段であるパンクしない自転車は、冬は雪で使えないため、この季節、乗れなくなる前に乗りまくっております。

    札幌に移転して間もない頃、2000人を収容できるジンギスカンの店「宮の森ガーデン」へ30分かけて行き、ダイエット効果のあるジンギスカンを「食べ放題」で食べ、ダイエット効果を無力化しておりましたが、後悔しないほどの味と安さに大満足で、その後も何度か足を運びました。

    約50年の歴史があったのだそうです。それが…閉店ですよ閉店っ。

    大型店でしたが、血の通った雰囲気があって好きな店でした。でも行った時はいつもお客さんはまばらか、ウチだけということもありました。やはり限界だったようです。美味いのに、安いのに、いや安いからか、大きな図体ではこらえ切れなかったのでしょう。

    ただ、閉店と言っても、「北海道料理・宮之森」と店名を変え。移転したようでした。7月1日にオープンしていたようです。

    移転先はウチからの距離はほとんど同じくらいだったため、また食べに行こうと、自転車で向かいました。それはすぐに発見できました。そこそこ大きな建物でしたが、ひろーい庭などがなくなった分、かなり縮小した感じを受けました。

    入口にあるメニューの看板にはランチメニューはあるものの、肝心のジンギスカンの文字は見当たりません。しかも、妙にさびれた感じが滲んでいて、とっても入りにくいのでした。

    その建物の周りを歩くと、窓は白いカーテンで遮られていて中は見えにくく、人のいる気配がありません。まるで定休日の様相です。入口奥にはクマの剥製が適当に置かれていて、敷地が狭くなった分、置く場所に困っている感じが漂い、しかも処分するにももったいないって雰囲気が出ていました。(私はそう思った)

    「ジンギスカンがないなら仕方ない」と、入りませんでした。それはともかく、老舗の大型店が崩れて行く様が妙に寂しく感じました。

    帰り道、ところどころにある草がボウボウに生えた空き地に、いろんな花が咲いていて、きれいなのにこれまた妙に寂しい感じがしました。でも空き地に家が建つと、緑が減ってそれもまたちょっと寂しい。(できたら花畑にしてほしい。笑)

    さて、家に戻り、これを書くために宮の森のことを調べていたら、写真入りでこんなコメントがありました。

    7月15日
    宮の森ガーデンが移転したんです。
    もやしたっぷり♪
    北海道の形のジンギスカン鍋☆
    家にも欲しいわ。。。^^
    お店もきれいだし、雰囲気もいいし、また来たいです。

    やってんのかよっ!! ジンギスカンやってるって書いてくださいよっ、宮の森っ!! その商売っ気がないのが問題なんじゃないのかい。…人のこと言えないけどさ。(入っときゃ良かった。また行かなくちゃならないよ。プンスカ!!)

     

    ■第42回 愉快な札幌大発見:安いマンション

    安いマンション

    素晴らしいネーミング。マンションというよりアパートっぽかったけど…。そのへんもまた…。


  • v111 印と和と馬の融合/愉快な札幌41:カラス

    ■印と和と馬の融合

    デリー
    狸小路一丁目

    ちょっとした用事で出かけた土曜日の昼食にカレーを食べました。この「デリー」というカレー屋さんは、24年前、とても気に入っていた銀座のカレー屋さんと同じ名前で、前から気になっていました。

    銀座のデリーの店内はインド人だらけで、妙な高揚感に包まれたものです。
    今もあるはずです。多分知っている人も多いと思います。超辛口のカシミールカレーは有名ですよね。レトルトの具なしのルーが販売されています。

    今スープカレーが流行っていますが、本場のカレーはそもそもスープ状でバシャバシャです。カレーはごはんに全部かけ、ぐちゃぐちゃと混ぜてから食べるのがひとつの作法らしく、昔、別のインド人経営のカレー屋さんで、「こうやって食えっ」と指導されながら食べたことがあります。

    何といいますか、本場モンは「カリー」と言って区別したりしてる世の中でございますが、「おーい、カリー食べにいこうぜ」とは口にし難く、私はすべて「カレー」で統一しています。これはどうでもいい話ですね。

    さて、札幌のデリーの中へ入って驚いたのは、メニューにカシミールカレーがあり、まさにあのデリーの札幌店だったのです。よく見ると店内にあのレトルト商品が山と積まれていました。

    店自体は小さくて4人がけのテーブルが3つだけでした。 インド人の姿はなく、やや高齢の夫婦と思える二人で経営しているようで、雰囲気はあのデリーとは全然違います。
    でもちょっと感激しながらカシミールカレーを頼みました。

    昔、初めてこのカシミールカレーを食べた時は、辛すぎて3口目で舌がしびれて、全部食べるのに苦労したものです。前日摂取したアルコールは一気に汗とともに消えてくれました。(以後、二日酔い対策カレーとなりました)
    そのくらい強烈に辛かったのです。その時、店員のインド人は、私達はこれは辛いとも思いません、とスパイシーなことを言い放っていたのを思い出します。まさに人種が違うと思ったものです。

    さて、久々にカシミールカレーを注文して待っている間、私は店内をキョロキョロ見回しておりました。木彫りの象のガネーシャがあったり、ヒンズー文字が書かれていたり、それなりにインド風の飾り付けがしてあります。その中にポツリポツリと2か所に中央競馬のカレンダーがありました。それは過去の悪夢を呼び起こすアイテムでありました。

    「あ、ここの人競馬好きなんだな。必ず負けるのに…」

    それに加えて、実は店に入った時から気になっていたことがありました。BGMです。細川たかしが“矢切の渡し” を小節をきかせ熱唱しまくっていました。その後も細川たかしが三味線とコロッコロの小節をきかせた歌声で、和のテイストを振りまきまくっておりました。

    ガネーシャにまとわりつくド演歌のスパイス。印と和と馬の融合。(苦笑)

    細川たかしは北海道人だから、店の人がファンなのかな、と思っていたらそれは誤解でした。なんとAMラジオでした。4~5曲、コマーシャルも無しに流れ続けていたため、CDだと思ってしまったのです。ド演歌はたまたまかかっていただけでした。

    流れ続けたド演歌に、食べる前から汗が出てしまいましたが、汗が出ていた理由はそれだけじゃありませんでした。この日は30度近く(29.7度)まで上がり、店の冷房は扇風機だったので暑かったのです。ただ、耐えられないほどではなく、クーラーよりは体調は崩れにくいので、扇風機もオツなものでした。むしろクーラーなんかに頼っていたら、温暖化が進み、北海道も灼熱地獄になってしまいます。扇風機も厳密には電気を使うので、いっそのこと冷房機器は“風鈴のみ”でいいよ、とさえ思います。

    ま、それはともかく、待ちに待ったカシミールカレーが出てきました。それは確かにあの味でした。しかし当時と違ったのは、私の舌の感覚でした。全然辛くなかったんです。

    札幌に来てからはスープカレーを食べる機会が多く、ついつい激辛を頼んでしまいます。これがどの店も半端じゃなく辛いんです。こんなこともありました。

    実際に体調が崩れた辛いスープカレーを食べた時、それは「100番中60番」という辛さであったのですが、店の人が私にこうささやきました。

    「昨日、2008番を食べた方がいましたよ」
    「100以上あるんですか。というか4ケタって…。大丈夫なんですか」
    「味を損ねてませんので、美味しいと言って食されてました」
    「ぎゃふん」

    というわけで、カシミールカレーがまるで「甘口」に感じて、少しインド人に近づいた気分になった私でした。

    PS
    北海道人って、妙に忍耐強いというか、挑戦的というか、体を大事にしないというか、負けず嫌いが多いようで、多分みんなインド人化していると思われます。

     

    ■第41回 愉快な札幌大発見:頭上に注意・カラス子育て中

    カラス子育て中

    8月6日撮影。カラスが子育てしている時は、時々人間を襲います。そこで市民の皆さんへ「注意」を促していました。今まで見たことがなかったので新鮮でした。

    ウチのすぐ近くです 。


  • v109 千歳鶴の悲しい出来事/愉快な札幌39:福来軒

    ■千歳鶴の悲しい出来事

    千歳鶴の水

    北海道の地酒に「千歳鶴」(ちとせづる)という銘柄があります。最近、北海道の米が美味しくなってきていますから、水も良いし、全体的に日本酒のレベルが上がっているのではないかと思います。

    酒飲みには嬉しい現象であります。

    我が家からは自転車で20分くらいのところにその千歳鶴の蔵とミュージアム(販売店も)があります。そして販売店の外壁に水道の蛇口が2つあり、写真のように、いつもこのように蛇口に向かって長い行列ができています。

    真横に広い駐車場があり、みな車でやってきます。
    手にはポリタンクかペットボトルを持っています。

    この蛇口から出る「水」は地下150mから汲み上げられる地下水で、札幌南部の山々から200年かかって流れてきたありがたーい水なんです。
    それはまた鉄分やマンガンをほとんど含まない酒造りに適した水で、千歳鶴の仕込み水に使われている水なんだそうです。

    そのありがたい水を、なな、なーんと、無料で汲んでいってもいいですよと、太っ腹なことをしているんです。我が家では昨年夏頃からちょびちょびと汲みにいって、主にお茶とご飯に使っています。気のせいか知りませんけど、ご飯はつやつやでとてもおいしく炊けます。

    昨年は、何の制限もなく、朝の10時から夕方6時まで汲み放題で、しかも時間外でも蛇口をひねれば水が出る状況でした。太っ腹にも程があるってくらいのメタボリックなサービスでした。

    人間という生き物はとても悲しくできていまして、こういうタダのモノに対しては、常軌を逸するほど持っていっちゃう人たちが、必ず現れてくるものです。我が家は、何と言ってもパンクレスのリペアムゲル自転車で汲みにいってますから、せいぜい9リットルが限界でしたので、べらぼうに悲しい人間の方ではなかったと思います。

    千歳鶴としても、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし昨年の秋頃に、ついに「ペットボトル5本」という制限ができました。

    しかし何でこう言うアバウトなルールにするのかな、北海道は、なんて思いませんか。

    当然、「1本の容量がでかい4リットルボトルを5本」汲んでいく悲しい事態となります。しかも、そんなルールさえ守らず、相変わらず大容量のポリタンクにどっさり持っていく悲しい人も消えませんでした。

    千歳鶴としては、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし効果はなかったようで、この7月に再び制限が加えられました。

    千歳鶴の水

    悲しい貼り紙の内容です。
    『現在、この水汲み場では弊社の予想をはるかに越え、1.8リットル瓶に換算して1日に5000本以上の水が消費されております。このまま推移しますと酒造りにもかなりの影響を及ぼすことになりますのでご利用の方は下記事項を厳守願います。


    限られた資源を大切にするため、仕込み水はお一人様2リットルペットボトル3本までとさせていただきます。…(略)…ご利用時間:午後2時~午後6時』

    量と時間のダブル制限です。しかも時間外は元から閉めるようになり、蛇口をひねっても「お愛嬌サービス」的な水は一滴も出やしません。

    ギスギスですねーっ、世の中、どうなっちゃってんでしょう。
    今、市販のミネラルウォーターもピンキリで、高価なものも随分あります。そういう中でこの仕込み水の無料サービスは、ある意味無茶だったのかもしれません。
    何と私が並んだこの日、明らかに6リットルでは済まないポリタンクや、大量のペットボトルを持ってきている悲しい人が目につきました。

    でもルールを守らない悲しい人というのは少数なんです。
    文句をつぶやいているおばちゃんもいました。いや、みんな見て見ぬフリですが、心の中で怒っていますよ。思っていることは多分同じです。
    このままではサービス自体がなくなるか、監視員をつける最大に悲しい事態になると思います。有料化なんてことも…。

    制限をかけざるを得ない千歳鶴が一番悲しい思いをしていることでしょう。

    私が考える悲しい解決策は、監視員を付け、ルールを守らない人に対し、
    「ルールを守らないと、社会人として恥ずかしいですよ」「迷惑かけているんですよ」と、きちんと言って教えてあげることが必要なのかなと思いました。

    何のためのルールなのか、守らないとどうなるか、どういう気持でサービスしてくれているのか、よーく考えてもらって…って小学生かっ!!

    何ですかこれはー、助けてくださいよー。

    千歳鶴ミュージアム
    ミュージアムの中では、いろんな資料の展示や、販売コーナー、
    それと 試飲コーナーがあります。節度のある試飲を心がけています。

     

    ■第39回 愉快な札幌大発見:ウマい本場のウマさ

    ラーメン屋

    多分有名なラーメン屋さんです。「福来軒」といいます。食べたことあります。しつこくなくてウマいです、確かに。
    で、ここのビニールのひさしに書かれたいわゆるキャッチとマークが微妙でして、一見普通っぽいのですが、読んでみると…。

    ウマい本場のウマさ

    これ最初の「ウマい」が不要ですよね。ふはは。さらには「ウマ」が丸を作っていてウマだらけ。ラーメンはしつこくないのに、看板はしつこいです。