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  • v153 子羊の丸焼きパーティ/愉快な札幌82-読めない

    ■子羊の丸焼きパーティ

    子羊の丸焼き
    子羊の肉を丸焼きで食う

    すすきのの真ん中に時々行く飲み屋がありまして、それがまたちょっと変わった店なのですが、そのマスターから「子羊の丸焼きパーティに来ない?」と誘われ、行かないわけないだろう、という感じで行くことになりました。

    それは豊平川の河川敷で、この日曜日に実行されたのです。
    生後8か月のニュージーランド産の子羊でした。国産はもっと育ててから食べるらしく、なかなか手に入らないようです。というか高額なんだそうです。

    火をおこし、準備をします。青いでかいクーラーボックスにはそのご遺体が…。

    ラム丸焼き準備

    ここのところずっと天気が悪かったわけですが、たまたまこの日はいい天気。青空の下、非常に快適な環境で、そのむごたらしい儀式は行われたわけであります。

    子羊の丸焼きの仕込み

    姿を現したニュージーランド産ラム肉。大地にブッ刺して使う金属の棒を串にして、ブスリと2本刺し、ガラムマサラを塗り、あばらの骨に沿ってナイフを入れてから火にかけていました。サバいているのはプロの料理人であります。

    前回のパーティでは、手足が付いていたらしいのですが、焼きムラが激しいために今回はちょっと細かく切り刻んだとのことでした。
    丸焼きを楽しみに、持参のワインを豊平川で冷やします。

    豊平川で冷やす

    赤2本、白1本、水。まわりでは学生がスッポンポンで川に入ってはしゃいでいたり、大騒ぎしていて、それはそれでまた楽しい光景でありました。

    今回はもうただ美味い楽しい心地いい、というそれだけです。持って行ったワインも安物ではありますがとっても美味しく感じましたし、これが自転車で20分程度のご近所だということが、札幌の自然との共生というか、まあ、ほら、ヘタしたら鮭まで上ってきてイクラまで食えちゃうワケですから、それはもう、スゴい都市だなと素直に思った次第であります。

    ラム丸焼き
    100円のワイングラス

    そしてそのラムを食べる際、あの先週買った100円のワイングラスにワインを注ぎ、とっても美味しく頂いたのでありました。
    もう今回は中身ありません。これだけです。すいません。

     

    ■第82回 愉快な札幌大発見:読めない

    読めない

    なんか、夜にどこかを通りかかった時に撮影したものですが、読めないのです。そして何の店なのかも…。踊っているお姉さんは何かローマ字になっているような雰囲気なのですが、自分で同じポーズをしてもよく分からないのであります。

    まあまあ愉快な方かな、と。(ああ、ネタがぁ)

    プリモって、ラテン語で「第一の」「最初の」とかいう意味らしいです。
    ますます分かりません。


  • v143 超音波な出来事/愉快な札幌72-笑店

    ■超音波な出来事

    猫のトラッシュ
    猫は著音波を発し、会話する?

    猫という生き物は、聴覚が非常に優れていて、人間には聞こえない音(2万ヘルツ以上の超音波音)も聞き取っているらしいです。動体視力もスゴいものがありますが、暗闇で聴覚だけで、ネズミを捕らえる事もできるんだそうです。

    我が家の猫も立派に猫でありまして、時々、鳴き声を発せず、口パクで鳴いてくることがあります。いわゆる「超音波鳴き」です。

    それは人間を猫と思って話しかけているような行為に見え(いや、多分そうですよ)、超音波鳴きをされたら、人間としては「口パク鳴き」で返してあげると、楽しい気分になります。

    日曜日の夕方、ツレと町へ出た帰りに、おやつのようなものが食べたくなり、たこ焼きを買う事にしました。10個入りを2つ、ひとつは帰ってすぐ食べて、もうひとつは適当にツマミか夜食にしようと。

    たこ焼きには4種類のソースが選べるようになっていましたので、ひとつを「普通のソース」、ひとつを「ピリ辛サルサソース」にしました。
    普通のソースはあとでかけられるように袋に入っていましたが、サルサソースは直接かけるしかありませんでした。

    1メートルほどの距離で、おばちゃんは我々に背中を向ける形で、たこ焼きの箱に向かって作業を始めました。

    「サルサソースはかけちゃっていいですか?」
    「ハイ、かけちゃってください」
    「普通のソースはじゃあこれ入れておきますよ」
    「ハイ」

    というわけで、普通のソースの方を夜食にでもすればブニョブニョにならずに食べられそうでした。

    ところが何を思ったか、おばちゃんは普通のソースの袋を箱から出して、おもむろにソースの容器を掴んでそのたこ焼きにかけ始めました。

    その瞬間
    『あっ、かけちゃった…』
    と、口に出そうになり、まさに上の写真のような猫の口状態になっていました。

    声は出していません。ツレに聞いたところ、私が声を発していなかったことを確認しています。同時にツレも心の中で『あ、かけちゃった』と思っていたそうです。それも声には出していません。

    店のおばちゃんはソースをかけて間もなくクルッと振り向いてこう言いました。

    「あ、かけちゃった?」

    聞こえたのかよーっ!! 言ってねーよーっ!! なんでーっ!?
    これはまさに超音波な出来事でありました。 正直、あわてふためいてしまいました。

    また買いに行こうと思いました。(笑)

     

    ■第72回 愉快な札幌大発見:笑店(しょうてん)

    笑店

    ♪~チャッチャチャチャラチャラ、チャッチャッ♪ チャッチャチャチャラチャラ、チャッチャッ パフッ…

    座布団全部持ってけ。


  • v139 バッファー/愉快な札幌68-書き文字

    ■バッファー

    ハンバーグ

    139回も書いているとネタも切れます。そんな時に札幌の知り合いの方から電話が来て、ネタとして、札幌の美味い店をいくつか紹介してもらいました。そのうちのひとつが何とハンバーグ屋さんでした。

    「牛亭(うしてい)って知ってるかい?」(正確には札幌牛亭)
    「知りません」
    「…死ぬほど美味いハンバーグ屋だよ」
    「えっ、死にますか」
    「死ぬよ」
    「…」
    「北海道なのにハンバーグってのは変だけどね」
    「そうですね」
    「美味くて泣いちゃうよ」

    というわけで、食べました。

    「もしもし。食べてきましたよ」
    「どうだった?」
    「泣きました」
    「そうでしょっ!!」
    「まじ美味くて死にそうになりました」

    それは本当です。ただひとつ、大変な問題が発生していたことは伝えませんでした。それは、すぐ近くの席のお客さんが、バッファーバッファーと、煙草を吸っていたのです。喫煙者には分かってもらえないと思いますが、ものすごい悲しい気持になりました。

    魚
    これは喫煙者がバッファーと煙草をふかしているイメージです

    台無しっす。うまいハンバーグ台無しっすよっ!! ハンバーグからジュウジュウと立ち上がる蒸気と、煙草の煙が程良くミックスされて、ケムリ定食かっ!!(泣)

    客のいない時にまた食べたいと思いました。
    いやー、でもホントに美味しいハンバーグでした。今まで食べた中では一番。生でも食べられるハンバーグですよ。

    ちょっと高めでしたが、平日のランチなら1050円でライスと野菜サラダ食べ放題も付いています。(土日祝はライス別料金、サラダ無しで同額)

    札幌にお越しの際はひとつ、いかがでしょうか。(サッポロファクトリーというところにあります)
    ちなみに牛肉は脳みそがスポンジになり得るアメリカ牛ではなく、かといって印象の良い北海道産牛でもなく、「何となく仕方ないけど」っていうイメージのオージーでした。オージーなのにべらぼうに美味でした。

     

    ■第68回 愉快な札幌大発見:素晴らしい書き文字の世界2

    素晴らしい書き文字

    私は書き文字大好きですから、こういう味のある文字はつい気になって写してしまいます。下に伸びる線はやや丸くなり、上に伸びる線は尖っている、という特徴ですね。んー、どうでもいいですかね。
    花っぽくはないですね。草っぽい。

    もう限界ですかねぇ。


  • v137 北海道産大豆100%の豆腐/愉快な札幌66:平成軒

    ■北海道大豆100%の豆腐

    北海道産大豆100%の豆腐

    最近、中国から輸入されてくる餃子やいろんな食べ物に、基準値を越える殺虫剤やら農薬やらが混入していて、怒り心頭な日本でありますが、アメリカからは脳みそがスポンジになる狂牛肉や、遺伝子組み替え食品がバッシバシ入ってきていますね。

    遺伝子組み換え食品に関しては、歴史が浅く、実は人体にどんな影響があるか分かったモンじゃありません。綺麗な色を出すために組み込んだ色素に関わる遺伝子が体に留まれば、次の世代に赤や緑の赤ちゃんが生まれてこないとも限りません。赤はいいのかな、赤ちゃんだから。(ウソウソ良くないよ)

    特定の害虫に強くする殺虫成分を組み込んだ作物の遺伝子も、やはり体内に蓄積され、次世代に影響があると指摘する人もいます。ただ、現在ははっきり分からないというのが実際だと思います。

    アラスカやカナダ産の養殖サーモンには、牛の脳みそや脊髄、狂牛病で死んだ牛も入った肉骨粉が与えられ、そのような危険な食物は日本に輸出されて、美味しいから安全だと日本人は喜んで食べています。

    マグロには、国際安全基準値を遥かに超えたメチル水銀が蓄積されていて、まともに食べているのは日本ぐらいのようです。心臓や神経系の病気になると言われています。第二のイタイイタイ病を発症しかねません。

    ところで先日、お酒を飲みながらテレビなどを見てのほほんとしておりました。のほほんとしていたら、酒のつまみが切れてしまい、冷蔵庫を物色すると「木綿豆腐」がありました。

    すぐ食べたかったので、醤油をかけて食べました。

    「何だこれはっ!!」
    「この美味さは何だっ!!」

    明らかにコンビニの300g68円の豆腐とは味が違う。豆腐に何があったのだ、というくらい美味しく感じました。パッケージをよく見ると北海道産の大豆100%と書いてあり、これが産地偽装でなかったら(この疑い方は悲しい)、輸入品よりは安心できる豆腐だと思うのでした。いや、国産はやはり信用したいという心理も働き、安心感たっぷりに食べることができました。地産地消というのも理想的です。118円とちょっと高いですが。

    日本の大豆の自給率はわずかに4~5%(食用は約15%)しかなく、国産大豆を100%使った豆腐を口に出来たのは奇跡に近いですよねっ。ねっ。

    大豆の輸入先は7~8割がアメリカで、恐ろしいことに2002年の時点で、アメリカの大豆栽培面積の約70%が組み換え品種なんだそうです。7割が不自然に細工されているんですよ。効率を追求した利益優先の結果ですね。

    和食に欠かせない味噌や醤油が、ほとんど外国産の大豆から出来ていることになり、ほぼ確実に遺伝子組み換え大豆が使われていると考えていいでしょう。子孫への影響は脅威であると思います。

    足元を見れば、日本だって、農家は自分の食べる作物は低農薬で別栽培していると聞きます。農業(というか一次産業ですね)の位置づけや、関わり方など、個々人の根本的な生き方そのものを問われ始めているような気がします。

    北海道は自給率200%です。日本全体では39%。情けない。北海道の農業が潰れたら大変なことになります。そして簡単に潰れてしまう可能性が高い状況にあります。後継者がいません。採算が合わないからです。

    食べ物は商業ベースに乗せるべきではなく、自給率は100%が当たり前なんだという意識を一人ひとりが持つことが、ダイズなんじゃないでしょうか。

    (あれっ、またダジャレオチか)

     

    ■第66回 愉快な札幌大発見:平成軒

    平成なのに伝統

    何が愉快か分かりますか?

    「平成」なのに「伝統」とは何事かっ!! (⌒◇⌒)

    伝統というなら、明治とか大正、せめて昭和あたりでお願いしたかった…。
    ちなみに、24軒というのは地名です。 24軒目じゃないですよ。


  • v127 1リットルの/愉快な札幌56:ふらん軒

    ■1リットルの

    ナベと猫
    このナベの中身は…

    北海道は土地が広いからこんなに“でっかいどう”なものを作れるのでしょうか。これはナベ込みで1200円の、1リットルプリンです。プリンですよ、プリン。

    食べ進んで行くと底から焦げ茶色のカラメルが出てきました。
    「あっ、まさかこれ…」
    「鍋ごとひっくり返して皿に盛るのでは…」
    そんな大きい皿などないし、あってももう遅いのでした。

    というわけで、カラメル無しで大部分食べてから悔やんだというお話でした。

    おしまい。えーっ!!(過去最短)

     

    ■第56回 愉快な札幌大発見:ふらん軒

    ふらん軒

    最近(11月に)出来たラーメン屋さんです。(中央区南1西5)

    で、このふらん軒の店主(料理人)さんは看板のイラストにそっくりで、俳優の田中要次さん(ドラマ「HERO」のバーテンの「あるよ」の人)にも良く似た、つまりはフランケンシュタイン似で、フランケンというあだ名がついていたことから、店名を「ふらん軒」にしたのだそうです。

    面白いのはこの店には「ライス」がなく、その代わり「パン」が出てきます。ランチタイムは無料サービス(通常100円)で、そのパンはここのラーメンのための特別仕様のパンなのです。

    隣の白石区の人気の高いパン屋さんがライスを意識して作ったというモチモチのパンを、そのフランケンさんが発見。「ラーメンのお供」にとピンと来たそうです。
    相談したところ、そのパン屋さんもこだわり、塩分を控えめにしたりして、少し甘みのあるラーメン仕様に改造したんだそうです。(テレビ情報ですっ)

    それじゃあ、というのでミーハーにも行って食べてきました。

    味噌・塩・しょうゆの3種類のみ。
    味噌を食べました。濃い味が多い札幌の中では結構あっさりとして私の口に合いました。というかすごく美味かった。昔の札幌味噌ラーメンに近い味なんだそうです。
    後日しょうゆも食べました。
    「こっ、これは、紛れもないしょうゆ味だ」
    最近の味噌だかしょうゆだか分からないラーメンと違い、明確に「しょうゆ」でした。

    そのラーメンスープにパンを付けて食べると、これまた本当に美味しくて、ペロリと平らげてしまいました。太ること請け合いです。600円と価格もリーズナブル。

    パン単体で食べると、甘みも塩分もほとんど感じません。とにかくモチモチしてラーメンスープに合うのです。
    いろいろやってくれますね、食のワンダーランド北海道。(それは名古屋か…)

    そういえば場所は全然違いますが、我が家の近所にあったラーメン屋さん、いつも店の前を通る時はお客さんが入ってるか心配でチェックしていましたが、なんと今では建物ごとなくなり、更地になっています。梅塩ラーメンおいしかったのに。きびすぃー。

    ふらん軒、長く続きますように。