• v154 ツキサップじんぎすかん/愉快な札幌83-トドックの正体

    ■ツキサップじんぎすかんクラブ

    ジンギスカン
    ジンギスカン発祥の地で

    先週に続きまた羊の話であります。大阪から知人がやってきました。私が札幌に来てから初めての再会で(初めての再会って何やねんっ)、帰りの飛行機の時間まで5時間という時点で、札幌駅で会いました。

    せっかくの北海道ですから、北海道らしいところを見て欲しいなと思い、その知人が食後であるにもかかわらず、ジンギスカンを食べさせようと、速攻で地下鉄に乗り、タクシーに乗り目的地へと向かいました。

    わずか30分で着いたところは、「ツキサップじんぎすかんクラブ」というところです。ロケーションが素晴らしく、自然いっぱいで、緑を眺めつつ涼しい風にあたりながら、肉を焼いて食べるのです。3年前に一度来たことがあり、その時は快晴で最高でした。

    残念ながらこの日は「曇り」でしたが、やはり自然の中で食べるジンギスカンは格別で、おそらく知人より私自身が大満足しておりました。

    ここは農学校である「八紘学園」(はっこうがくえん)の敷地内にあり、この敷地がめちゃ広くて、農場で穫れた作物や牛乳や乳製品なども販売されていたり、花しょうぶ園という花畑があったり、見どころが多いところです。

    その販売所のソフトクリームがまたきめ細かくて美味いのです。私のソフトクリームランキングでは日本で1位であります。当然この日も食べまして、すっかり満足してしまいました。
    私のソフトクリームランキング日本一のこのソフトクリームを、皆さんも是非食べに来てみてください。食べたらすぐ帰ってもOKです。(贅沢だなー)(この2行いらんかも)

    ジンギスカンの話に戻りましょう。
    「ツキサップじんぎすかんクラブ」は歴史が古く、タクシーのおじさんは「もう80年以上になる」と言っておりました。が、調べて見るとその歴史は55年みたいでした。いや、どっちが真実なのか自信がないので「昔からやってる」ということでお茶を濁しましょう。というか、札幌でのジンギスカン発祥の由緒ある場所らしいです。

    少し詳しく書くと、八紘学園の創立者が、満州からジンギスカンを北海道に持ち込んだことに始まり、昭和28年5月30日に発足した「成吉思汗クラブ」が今の前身なんだそうです。

    ジンギスカンを楽しむなら、ここが原点ですから、皆さんも是非食べに来てみてください。食べたらすぐ帰ってもOKです。(贅沢だなー)(この2行いらんかも)

     

    ■第83回 愉快な札幌大発見:トドックの正体

    約1年半前に、この「コープさっぽろ」の宅配システムの名前でもあり、キャラクターの名前でもある「トドック」は誕生しました。vol.66参照
    以前、このトドックの塗り絵コンテストがあり、ボールペンだけを使ったこんなものを応募しました。

    トドック塗り絵

    このトドックのキャラクターは何の動物なのか考えたところ、トドックのトドにしては形状が違うし、トドックのドックで犬のダジャレが含まれている可能性もあるしで、分かりにくいのでついつい塗り絵に「ボクはトドなの?」と書き込んでしまいました。

    先日、トドックの宅配の中にチラシが入っていて、その疑問にちゃーんと応えてくれていました。

    トドックの正体

    トドックはシロクマだよ、と。
    胸のつかえが降りました。

    ちょうど2年前、環境破壊により絶滅危惧種に指定されたことから、一緒にエコライフを始めましょう、という趣旨であったようです。トドックが絶滅しませんように。(笑)


  • v153 子羊の丸焼きパーティ/愉快な札幌82-読めない

    ■子羊の丸焼きパーティ

    子羊の丸焼き
    子羊の肉を丸焼きで食う

    すすきのの真ん中に時々行く飲み屋がありまして、それがまたちょっと変わった店なのですが、そのマスターから「子羊の丸焼きパーティに来ない?」と誘われ、行かないわけないだろう、という感じで行くことになりました。

    それは豊平川の河川敷で、この日曜日に実行されたのです。
    生後8か月のニュージーランド産の子羊でした。国産はもっと育ててから食べるらしく、なかなか手に入らないようです。というか高額なんだそうです。

    火をおこし、準備をします。青いでかいクーラーボックスにはそのご遺体が…。

    ラム丸焼き準備

    ここのところずっと天気が悪かったわけですが、たまたまこの日はいい天気。青空の下、非常に快適な環境で、そのむごたらしい儀式は行われたわけであります。

    子羊の丸焼きの仕込み

    姿を現したニュージーランド産ラム肉。大地にブッ刺して使う金属の棒を串にして、ブスリと2本刺し、ガラムマサラを塗り、あばらの骨に沿ってナイフを入れてから火にかけていました。サバいているのはプロの料理人であります。

    前回のパーティでは、手足が付いていたらしいのですが、焼きムラが激しいために今回はちょっと細かく切り刻んだとのことでした。
    丸焼きを楽しみに、持参のワインを豊平川で冷やします。

    豊平川で冷やす

    赤2本、白1本、水。まわりでは学生がスッポンポンで川に入ってはしゃいでいたり、大騒ぎしていて、それはそれでまた楽しい光景でありました。

    今回はもうただ美味い楽しい心地いい、というそれだけです。持って行ったワインも安物ではありますがとっても美味しく感じましたし、これが自転車で20分程度のご近所だということが、札幌の自然との共生というか、まあ、ほら、ヘタしたら鮭まで上ってきてイクラまで食えちゃうワケですから、それはもう、スゴい都市だなと素直に思った次第であります。

    ラム丸焼き
    100円のワイングラス

    そしてそのラムを食べる際、あの先週買った100円のワイングラスにワインを注ぎ、とっても美味しく頂いたのでありました。
    もう今回は中身ありません。これだけです。すいません。

     

    ■第82回 愉快な札幌大発見:読めない

    読めない

    なんか、夜にどこかを通りかかった時に撮影したものですが、読めないのです。そして何の店なのかも…。踊っているお姉さんは何かローマ字になっているような雰囲気なのですが、自分で同じポーズをしてもよく分からないのであります。

    まあまあ愉快な方かな、と。(ああ、ネタがぁ)

    プリモって、ラテン語で「第一の」「最初の」とかいう意味らしいです。
    ますます分かりません。


  • v152 札幌まつり/愉快な札幌81-べろべろ

    ■札幌まつり

    中島公園
    中島公園会場

    何気なく出かけていった中島公園。たまたま祭りで出店が並び、人でごった返していました。もう100年以上の歴史を持つらしい「札幌まつり」が、気がついたらやっていたのでした。

    北海道神宮例祭というのが正式名称のようです。毎年6月14~16日に決まっているのか、確か昨年は平日でした。今年は土日月と、土日にうまくハマり、大勢の人が祭りを楽しめたと思います。

    その土曜日、公園へ行く前、札幌の町を笛や太鼓でピーヒャラドンドンわっしょいわっしょいと賑やかに練り歩いている音が聞こえていました。神輿かな。

    神様の行事の詳細はよく分かりません。お祭り会場はといえば、たこ焼きとかクレープとか焼きそばを食べたり、くじ引きで安っぽいおもちゃをもらったり、金魚やカメをすくったり、お化け屋敷で悲鳴を上げたり笑ったりして、まあそれだけのことです。

    でも初老にもなると、クレープは食べたくないし、金魚やカメをすくってもその後のことを考えるとやりたくないし、お化け屋敷でキャーキャーってならないしで、そんなに楽しみってもんでもないです。というか、子どもを喜ばせる行事なのかも知れませんね。

    ただひとつだけ気になるものがあります。こんな店のおもちゃです。

    札幌祭り出店
    これはもうたまりませんね。この安っぽさは最高ですよ。というか自分喜んでるじゃん。確か去年もちょっと買いました。プラスチック製の野菜と魚を。

    で、今年もちょっと買ってしまいました。これですっ。

    札幌祭り買い物

    口のあるキティちゃんには笑いました。私としては奥のピンクとグリーンのワイングラスがお気に入りです。有毒物質がにじみ出てこないことを祈りつつ。本当にこれでワインを飲んでみようかと思っています。

     

    ■第81回 愉快な札幌大発見:酔ってベロベロ

    酔ってベロベロ

    前回の「べろべろばー」つながりで。
    「酔ってベロベロ」
    店名ですからね、これ。


  • v151 爆破予告の夜/愉快な札幌80-べろべろばー

    ■爆破予告の夜

    YOSAKOIソーラン
    第17回YOSAKOIソーラン祭り、最終日、ファイナルパレード

    その日はお酒をチビチビ飲みながらテレビを見ておりました。やがて猛烈に眠くなって寝てしまい、目が覚めたら深夜の2時。体力の低下とひどい老化を感じつつ、また眠ろうと思いましたが、もう目がパッチリでした。

    無理に眠ろうとしてもストレスになるだけ。運動不足でもあるし、この際、外に出て散歩をすることにしたのです。夜は夜でおもしろい効果のある写真がたまーに撮れることからカメラを持って、そして一人ではあまりに怪しいので、同じように老化をしている連れを連れて、2人で歩くことにしました。

    そういえばこの日、雪まつりをしのぐ大イベント「よさこいソーラン祭り」が開会したのでした。翌朝から札幌のあちらこちらで大集団の踊りが繰り広げられるのです。特に大通公園は賑やかになります。

    大通公園は約1km。家から往復すると3kmほどになり、チンタラ歩いて1時間の旅であります。

    大通公園はさぞかし明るくて、人も結構うろついているだろうと思いました。ところがびっくり。ほとんど歩行者はなく、灯りも少なく真っ暗で、あちらこちらに警備車両が黄色いフラッシャーを回しながら、中から警備員がギラギラと目を光らせ、深夜だというのに警備員と警察が散在していたのです。

    「随分警備がきついのぉ。なんか監視されているみたいだな」
    「それはね、爆破予告があったからだよ」※
    「まじっ? それを先に言えよー」

    そんなことなら別のコースにすれば良かったと思いましたが、こうやってネタになったのでまあプラスマイナスプラスかな…。

    ほとんど人がいない大通公園を、カメラを持った怪しい初老の2人が、爆破予告のあった日の夜に現場を歩いているわけですよ。それはもう監視の目が光りまくりになるのは当たり前で、4丁ほど歩いた時点でたまらなくなり、大通公園から離脱、すぐに帰ってしまいました。

    後日調べてみると、過去に何度か爆破予告されていたり、実際にゴミ箱に仕掛けられた爆弾が爆破して、スタッフ10人がケガをしたこともあったようです。

    まあしかし、爆破事件は起こらず、無事祭りもこの日曜日に終わりました。

    今回はその最終日に、良い場所で鑑賞できる席のチケットが手に入り、2時間たっぷり楽しみました。それは主にコンテストではなく、締めくくりのパレードで、参加している人数の多さを実感したのでありました。

    下の写真などは、小学生くらいの子どもがどっさりミッキーマウスの先導で現れて、あまりの人数に、少子化はもう解消されたのだなと思った次第であります。んなこたーない。

    ヨサコイ
    ヨサコイ

    ※6月3日・毎日新聞より抜粋:札幌市で4~8日に開かれる「第17回YOSAKOIソーラン祭り」の会場に爆弾を仕掛けることを予告するハガキが同市中央区のSTVラジオに7通届いた。札幌中央署は筆跡や文面から同一人物が書いた可能性が高いとみて、威力業務妨害容疑で捜査している。

     

    ■第80回 愉快な札幌大発見:べろべろばー

    べろべろばー
    べろべろばー
    このなめきった店名、合格。

    よく見ると「たこらんけの」とあり、絵の中にタコがいます。北海道には「このたわけものがっ」とか「バカ」とか「アホ」と同義語で「たくらんけ」という言葉があります。そのダジャレと、それに合わせてタコの絵を入れたと思われるのであります。
    とことん合格。


  • v150 温泉治療/愉快な札幌79-立喰そば・うどん前

    ■温泉治療

    猫のトラッシュ
    クレソンが大好きでがっつく我が家の猫“トラッシュ”
    (記事とは関係ありません)

    2週間ほど前の土曜日、病院へ行きました。肩、首、背中、腰など、主に胴体の後ろ半分が痛く、特に寝違えを3回連続で繰り返したような強烈な痛みが首にあって、上体を動かすこともきつい状態でした。

    その病院へはかなり前に行ったことがありました。当時のカルテを見たお医者さんがこう言いました。

    「3年前に同じように首の痛みで来ていますね。
    「えっ…。……。」
    「場所も一緒ですね」
    「えっ、そうなんですか」

    というわけで、認知症まで加わっておりました。(笑)

    しばらく考えていたら、だんだん思い出してきました。確かにそうでした。前回はまずカイロプラクティック(整体)へ行ったのです。首という危険な場所だけに、レントゲンで骨の状況を確認すべきと言われ、その整形外科病院を紹介されたのでした。

    今回も整体へ行こうと考えていたところ、なぜか、まず外科へ行くべきだろうと思ったのでした。多分、完全に忘れていた当時のことが潜在意識にあったんだと思います。

    しかし、そもそも西洋医学というのは、大抵は患部の痛み止めの薬と、胃薬、そしてこの場合は湿布薬を処方してくれて終わりだと考えていました。

    潜在意識だけで外科へ行こうとしても、私が信じるところの「西洋医学は東洋医学にかなわない」という考えでは、今の病院へ行く動機にはなりません。だからいわゆる薬漬けの西洋医学を受けるための動機づけをしなくてはいけませんでした。

    めんどくさいなー、自分。

    それで、少なくとも外科に行けば「薬局より安くて効果がある湿布薬」が手に入ると思ったのでした。錠剤は極力飲まないようにしていますから、つまり動機は湿布薬をもらうことであります。

    それはもうまんまとその通りになったのです。しかもその病院の先生は非常に正直な人でこう言いました。

    「実はね、肩や首の痛みはこのへんの筋肉が関わってるんですけどね…」
    「ええ」
    「はっきり言って分からないんですよ、原因とか…」
    「そうなんすか」(わーはっきり分からないって言うんだなぁ)
    「鎮痛剤と胃薬、湿布出しときますね。骨には異常はありません」

    そんなわけで、非常に使いやすくなって本当に良く効く湿布薬が手に入りました。そしてあまりに痛かったので、痛み止めの薬も飲みました。それでも痛みは引きませんでした。

    その日の夜に、自転車で40分かけて、疑似温泉の美遊菜(びゅーな)の湯へ行き、温泉に浸かったところ、実に不思議なもので、みるみる痛みが引いていきました。温泉って本当に効果があるんですね。びっくりしました。
    (ジジ臭いなー我ながら)

    それで、その次の週の木曜日が、びゅーなの湯の「カップルデー」というサービスで、通常1200円のところ、カップルで行くと“2人で1000円”になるというので、再び温泉に入りに行きました。それで9割方痛みはなくなったのです。

    このびゅーなの湯には、疑似温泉露天風呂の他、日替わりの面白い風呂、サウナ、そして私のお気に入りのぬるーーい炭酸風呂があり、なんと岩盤浴まであります。
    面白い風呂というのは、ワイン、コーヒー、ひのき、はちみつ、豆乳、ラベンダー、昆布、シャンパン、備長炭、アロエ、ヒアルロン酸、紅茶、セラミド、ココナッツ、トルマリン、日本酒、ロイヤルゼリーなどの日替わりの風呂のことで、私が行った2回は「レモン風呂」と「コエンザイムQ10風呂」でした。レモンは大量に湯に浮いていました。コエンザイムでは肌がツルツルになりました。

    岩盤浴に入っている時に、ここのところの原油高がやけに気になりました。相当な熱量ですから、大赤字なんじゃないかと思ったのです。

    真相は分かりませんが、このびゅーなの湯がこの6月15日で一旦閉店し、運営会社が変更になるんだそうです。何となく、全体的に気に入っていたのに、すっかり変わってしまいそうな気がして残念です。

     

    ■第79回 愉快な札幌大発見:立喰そば・うどん前

    立喰そば・うどん前

    中央区で近所ですが、幹線道路じゃなく(それなのに2車線道路)、店もほとんどない通りです。バスも1時間に1~2本。

    この停留所の手前の交差点の角に一軒だけなぜかポツンと立ち食いそば屋がありまして、「ええー? なんでここで立ち食い?」と思うのでありました。駅もないし。
    この停留所の名前は「立喰いそば・うどん前」に見えますが、「南11条西16丁目」なんです。なんか便宜的に書かれているだけなのではないかと。あるいは広告。

    しかも店を見ると(写真撮ってません…残念)、「立喰いそば・うどん」以外の表記が見当たらず、「立喰いそば・うどん」が店名なのかも知れません。このアバウトな感じがちょっと愉快です。