• v145 気持いい春、気持悪いこと/愉快な札幌74-中央図書館

    ■気持ちいい春、気持悪いこと

    植え込みのチューリップ
    春が来た

    今年の札幌は異常なほど暖かく、記録尽くめの春となっています。桜の開花も半月も早いし、5月21日から開催される「さっぽろライラックまつり」のライラックがもう咲いちゃってますし、花があちこちで咲き乱れています。

    私はタンポポが一番好きな花なんですが、あれはポツンポツンと適度に小さい黄色い花が目に眩しく飛び込むから好きなのに、今年見かけるタンポポの花は巨大なものが多く、いまひとつ美しく感じないのです。

    それはともかく、最近日本中で「花を切り落とす」事件が起きています。ここ札幌も例外ではなく、何と、ウチの窓から見えるすぐ近くの公園の花が、盗まれたり切られたりしたようでニュースになっていました。

    その後、その公園内に報道関係者らしき人たちが居座っているところを眺めつつ、『あーあ、うかつに花壇に近づけないな』と思ってしまうのでした。

    私は普段必ずカメラを持って外出します。それは広告物に使えるかも知れないイメージカットやテクスチャーのストックでもあり、ネットで販売する画像のストックでもあり、いろんな記録のためです。

    花はよく撮りますが、その事件のおかげでもの凄く怪しまれそうな感じなんです。というのも、私の場合、花をいろんな角度から撮りたくるので、地面に腹這いになったり、時間をかけてじっくり眺めたりして撮るのです。それはまさに挙動不審。間違えて花を折ってしまった日にゃあ、通報されて逮捕されてしまうかも知れません。
    「オマエだったのかー」などと。

    花だけじゃありません。シャッターを切りにくい状況はよくあります。

    その筆頭が子ども。これはもうとてもレンズを向けることはできません。公園で遊ぶ親子の姿や、子どもたちの遊ぶ姿などはほのぼのとして、思わず「いいイメージカットに使えるっ!!」と、撮りたくなるのですが、本来心配すべき「肖像権」より先に、子どもを狙った変態と思われそうで、ホントにイヤなもんです。

    去年か一昨年、大通公園の水場で、子どもたちが素っ裸で遊んでいるところを通過しました。近くに母親もいて子どもたちと一緒に遊んでいました。それは昔だったらすごく健全な風景だったように思います。ただ、もういろんな事件が起きている中で、そんな場面にカメラをぶら下げて歩くのはただただ恐ろしいばかりです。

    こう思うことが変態でしょうか。いや、でもね、マジね、脂汗出ますよ。困ったもんですよ。子どもはともかく、花壇をうろうろしても怪しまれる世の中なんて…。

     

     

    ■第74回 愉快な札幌大発見:アイム中央図書館

    アイム中央図書館

    これはまだ雪のある1月に撮った写真ですが、図書館を探していた時に発見したものです。
    「アイム中央図書館」
    ふむふむ、私は中央図書館です、という意味じゃな。ここだ。ここが図書館に違いない。
    では入ってみよう、と思ったものの、何となく図書館の香りがしません。

    普通のマンションっぽくて、何となく入りにくい。ビルの周辺をうろついて、これが全然図書館っぽくないことを確認し、しばらくどうしようか迷っていました。それで、何となく「アイム」ってのが「私は」と素直に考えるものじゃないことに気付きました。

    「カーサなんとか」とか「ヒルクライムなんとか」とか、「ドリームシティなんとか」というような、マンションのシリーズ名というか接頭語というか枕詞というか、マンションのアタマにつける名称だったのです。

    それでこの近所をまたうろついたら、ちゃんとした図書館がありました。
    マジで勘違いしました。


  • v144 本当のクリーンエネルギー/愉快な札幌73-ショールーム

    ■本当のクリーンエネルギー

    太陽光発電機「ソラウナギ」
    太陽光発電機「ソラウナギ」です。

    正直言えば家計は苦しいです。しかし、悩んだ末に買ってしまいました。太陽光発電機「ソラウナギ」といいます。10ン万円です。実は3月7日に購入したのですが、いろいろあって書けませんでした。細かなことは今後、ホームページの別のコーナーで「リポート」していきます。

    「ソラウナギ」は外見はアタッシュケースで、10kgあります。猫2匹分くらいの重さです。パカッと開くとニャーニャー鳴きます。ウソです。鳴きません。
    開くと全面ソーラーパネルになっていて、太陽光を当てると発電が始まります。(昼間なら開けただけで充電中ランプが点灯します)

    発電した電気は、内臓のバッテリーに充電され、やはり内臓のコンバーターで家庭の60Hz100V交流電源として使用できます。

    これでもう老後は安泰です。(笑)

    んなわけはありません。(泣)
    とても元がとれるなんてもんじゃないです。

    それでもこれは購入する意味はあったと思っています。それはこれからの太陽光発電生活によって、多分何かが得られるからです。
    そして、買うことで商品が安くなったり、改良が進んだりして、クリーンエネルギーの利用者を増やすことにつながるとも思っています。

    購入の一番大きな動機は、原発にありました。
    原発は安全ではなく、クリーンでもありません。どんな問題より重い、バカでかい問題をいくつも抱えています。少しでも間違えたら取り返しがつかないのです。生命の安全より利権優先で、ウソをついてまで建設を続けようとしています。
    原発施設の寿命は長くありません。半永久的に管理が必要になります。結局はこれも我々の税金を大量に投入することになるのです。それも将来の人々がその負の財産を背負い続けることになります。

    原発は発生するエネルギーが大き過ぎて、半分くらいは捨てているのだそうです。発生した熱エネルギーは冷却水を温め、それは海へ捨てられ続けます。大気の温度変化よりも海水の温度変化の方が、環境への影響は深刻だと言われています。
    つまり、原発は温暖化や気象変化を劇的に進める発電方法なのです。しかも非常に危険な人工放射性物質を大気と海水に垂れ流し続けていて、それが微量だということで「安全」だという理屈になっています。

    おそらく水力発電の復活と、風力、太陽光、地熱、波力、燃料電池等、今の技術で十分、原発に代わるエネルギー源としてまかなえるはずです。長期的には、かかる費用も原発に比べたら微々たるものです。

    でも黙っていたら原発の建設をどんどん進められてしまいます。それは私個人ではどうしようもなく、逆に補助金が出たり、経済効果があるなどの理由で、喜ぶ人もいるわけです。まるで米軍基地と同じですね。建設する場所も必ず地方です。

    ああ、悲しいなぁ。これって、お金と命の天秤なのに。

    そんな現実を0.01ミリずつ変えるために、本当のクリーンエネルギーを生活に取り入れていきます。でも、「個人」ではやっぱり限界は感じます。

     

    ■ジャガイモ室内栽培のこと

    じゃがいもプランター

    育ってきていますよ。vol.147で書きました「ジャガイモの室内栽培」が順調です。これも今後、「ポテトライフ」ということで、後日、「ソーラーライフ」とともにリポートしていきます。

    これで老後も安心です。(笑)

    んなわけはありません。(泣)

     

    ■第73回 愉快な札幌大発見:ショウ・ルーム(笑の部屋)

    笑の部屋

    前回に続いて「笑」のネタです。
    笑いの絶えない愉快なスナックなんだと思います。

    腹筋が痛くなりそうなんで、入るのは遠慮しときます。


  • v143 超音波な出来事/愉快な札幌72-笑店

    ■超音波な出来事

    猫のトラッシュ
    猫は著音波を発し、会話する?

    猫という生き物は、聴覚が非常に優れていて、人間には聞こえない音(2万ヘルツ以上の超音波音)も聞き取っているらしいです。動体視力もスゴいものがありますが、暗闇で聴覚だけで、ネズミを捕らえる事もできるんだそうです。

    我が家の猫も立派に猫でありまして、時々、鳴き声を発せず、口パクで鳴いてくることがあります。いわゆる「超音波鳴き」です。

    それは人間を猫と思って話しかけているような行為に見え(いや、多分そうですよ)、超音波鳴きをされたら、人間としては「口パク鳴き」で返してあげると、楽しい気分になります。

    日曜日の夕方、ツレと町へ出た帰りに、おやつのようなものが食べたくなり、たこ焼きを買う事にしました。10個入りを2つ、ひとつは帰ってすぐ食べて、もうひとつは適当にツマミか夜食にしようと。

    たこ焼きには4種類のソースが選べるようになっていましたので、ひとつを「普通のソース」、ひとつを「ピリ辛サルサソース」にしました。
    普通のソースはあとでかけられるように袋に入っていましたが、サルサソースは直接かけるしかありませんでした。

    1メートルほどの距離で、おばちゃんは我々に背中を向ける形で、たこ焼きの箱に向かって作業を始めました。

    「サルサソースはかけちゃっていいですか?」
    「ハイ、かけちゃってください」
    「普通のソースはじゃあこれ入れておきますよ」
    「ハイ」

    というわけで、普通のソースの方を夜食にでもすればブニョブニョにならずに食べられそうでした。

    ところが何を思ったか、おばちゃんは普通のソースの袋を箱から出して、おもむろにソースの容器を掴んでそのたこ焼きにかけ始めました。

    その瞬間
    『あっ、かけちゃった…』
    と、口に出そうになり、まさに上の写真のような猫の口状態になっていました。

    声は出していません。ツレに聞いたところ、私が声を発していなかったことを確認しています。同時にツレも心の中で『あ、かけちゃった』と思っていたそうです。それも声には出していません。

    店のおばちゃんはソースをかけて間もなくクルッと振り向いてこう言いました。

    「あ、かけちゃった?」

    聞こえたのかよーっ!! 言ってねーよーっ!! なんでーっ!?
    これはまさに超音波な出来事でありました。 正直、あわてふためいてしまいました。

    また買いに行こうと思いました。(笑)

     

    ■第72回 愉快な札幌大発見:笑店(しょうてん)

    笑店

    ♪~チャッチャチャチャラチャラ、チャッチャッ♪ チャッチャチャチャラチャラ、チャッチャッ パフッ…

    座布団全部持ってけ。


  • v142 ジャガイモを室内で作る計画/愉快な札幌71-食いてえ

    ■ジャガイモを室内で作る壮大な計画発進っ!!

    ネコのトラッシュ
    何でも食べようとするネコのトラッシュ

    北海道と言えば、鮭、イカ、とうきび(とうもろこし)、ジャガイモ、タマネギ、ラーメン、ジンギスカン、スープカレー、エゾ鹿、キツネ、ヒグマ、クリオネ、白い恋人、直線道路、トタン屋根、夕張メロン、夕張の破綻、病院の崩壊、牛乳など、まあいろいろとあり過ぎるわけでありますが、中でもジャガイモと言えば、やっぱり誰もが北海道を思い浮かべるでありましょう。

    だからというワケではないのですが、ジャガイモを作ってみる事にしました。

    しかし我が家はベランダもないマンションなので、部屋で作るしかありません。もちろん市民農園という畑の一角を年間1万円程度で借りて作ることもできるのですが、我が家には車が無く、あったとしても人を轢き殺してしまうので乗りません。(vol.63参照)
    ま、とにかく、6畳の部屋を丸ごと畑にしようかと思いましたが、虫が発生したら大変なことになるのでこじんまりとやることにしました。

    必要となる深いプランター、プランターの底に敷く「玉砂利」、肥沃な土、ジャガイモ用の肥料、種芋、を揃えました。

    説明しよう。

    ★プランター
    ジャガイモは土の中にゴロゴロとできるため、深さがないといけません。大型ホームセンターへ行くと、「ジャガイモ、根菜に最適」と書かれたプランターがありました。そしてプランターの中ではこれが最大でした。1580円。
    最大と言っても思ったほど大きなものではありませんでした。65×40cm程度、深さは38cmです。70リットルの土が入ります。

    そもそも「室内で」ジャガイモを作る人は皆無で、このプランターも外で使用することを前提に作られているため、下受けのプレートがありませんでした。プラスチックの衣装ケースのフタが余っていたので代用しました。

    ★玉砂利
    3センチ程度の石のことで、プランターの底に数センチほどゴロゴロと敷いて、水はけを良くします。普段、農作物や園芸などやらないので知りませんでした。一抱えくらいの量で398円でした。

    ★肥沃な土
    土はいろんな種類があり、ジャガイモに関しては養分を多く含む必要があるのか「専用の土」は高額でした。10キロ1500円とか。それではあまりにも高いので困っていると、店員さんは25キロで780円の土でも全然大丈夫だと言い、別途、肥料を勧めてくれました。(それでも比較的高い方の土)

    ★肥料
    ザラザラした粒の肥料が、手のひらよりちょっと大きい程度の袋で売っていました。
    その名も
    「ゴロゴロとれるジャガイモの肥料―有機含有」、248円。
    これを土に混ぜ込むのですが、「有機」の名の通り、まずまず特別な香り(笑)がしました。土に混ぜ込むとその香りはなくなったので、ホッとひと安心。

    ★種芋
    ジャガイモを買って、しばらくすると芽が出てきますね。それを土に入れとけば出来るんじゃないかと思っておりました。いや、出来るんですが、どうもそうすると「病気」になりやすいらしく、失敗する確率が高いのだそうです。
    種芋は種芋として売っているものを使うのがベストであることが分かりました。
    いろんな種類の種芋があり、1キロ300円前後から、高いものでは600円くらいしてました。私は1キロ298円の「北海こがね」という、生でも食べられるという芋を選びました。10個ほど入って1キロです。

    さていよいよ作付けであります。

    種芋は2つに切ります。

    種芋

    切った面に「灰」を塗ります。その灰も市販されていましたが、我が家には七輪があり、炭ツボに灰があったのでそれを塗りました。この灰の意味は、殺菌・消毒だそうです。どうやら以前に書いた「野良芋」(vol.132)でもそうでしたが、ジャガイモは病気にかかりやすいみたいです。

    北海こがねに灰を塗った

    この種芋の切り口を下に向けて、深さ8cm程度のところに埋めます。
    ↓こんな感じ。4か所に埋めました。

    プランターに北海こがね

    あとはネコがここをトイレにしたり、遊び場にしないように、工夫をしてセッティングが完了したのです。めでたしめでたし。

    そんなわけで、あと2~3か月もすれば30~40個の北海こがねが収穫できる予定です。30個なら原価が1個200円の超高額ジャガイモであります。

     

    ■第71回 愉快な札幌大発見:食いてえ

    食いてえ

    くい亭。食いてー、のダジャレですね。
    何気にとなりの店も「すし屋」と思わせる「すし家」。
    どちらもまあまあ近所ですが、入ったことはありません。


  • v141 暖かい/愉快な札幌70-めんこいしょ

    ■暖かい

    クロッカス
    昨日見たクロッカス。町には雪がなく、すっかり春の気配です。

    札幌では、3月26日に記録を達成しました。
    札幌管区気象台の観測史上、過去に例がない、「6日連続で10度以上」を記録したのです。10度って、確かに3月の気温じゃないです。めちゃめちゃ暖かいです。汗だくだく状態です、ラーメン食べたら。

    それまでの記録は連続5日というのがありまして、1879年のことだそうです。129年ぶりの異常高温。おかげでその3日後、普通の気温(ちょっと寒い感じ。5度くらいかな)に戻った時に、気温以上に寒く感じてしまいました。

    そんなわけで雪が完全に融け、自転車が活躍する季節になりました。
    自転車は長い間乗らずに置きっ放しにしていると、空気が抜けたり、なぜかパンクしてたりするものですが、さすがはリペアムゲル処理をした自転車っ(vol.98参照)。何の心配もなく乗れました。
    パンクや空気抜けの心配がまったくないタイヤってのは、出かけてもストレスがなく、非常に快適なものです。やっといて良かった、と思いました。

    いやー、話のネタがないです。(苦笑)

     

    ■バーミヤン下落

    ラーメン食べたら汗だくですよ。ということで、久々に、私の好きなラーメンを食しにバーミヤンへ行きました。ラーメン屋が無限に存在するラーメン王国の札幌で、ラーメンの専門店でも何でもない、全国チェーンの中華料理屋のラーメンが、私にとっての、栄えあるナンバーワンでありました。

    「バーミヤンのしょうゆラーメン390円」であります。

    ところが、久々に食べてみると、鶏ガラスープだったはずのスープは、カツオとニボシの味がするスープに変わってしまっていたのです。味は良いのですが、すっかりテンションが落ちてしまいました。

    ずっと暖かいと、ちょっと寒くなるだけですごく寒く感じるのと同様、美味しいのに、すごく期待していた分だけ残念な感じが、ちょっと似ていますね。(分かりにくい)

    ということで、バーミヤンはラーメンランキングから下落してしまいました。

    2006年12月4日(vol.74)に書いた自分の好きなラーメンランキングはこうでした。

    1位 バーミヤンラーメン(正油)【全国区?】
    2位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 白樺山荘の味噌ラーメン(味噌) 【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    それは今こうなりました。

    1位 赤門(正油)【旭川ラーメン】
    2位 五丈原(ごじょうげん)(味噌)【札幌ラーメン】
    3位 すみれラーメン(味噌)【札幌ラーメン】
    4位 北見の名も知らぬラーメン屋(かつお正油)【北見ラーメン】 閉店
    5位 ふらん軒(味噌) 【札幌ラーメン】
    6位 青葉(正油)【旭川ラーメン】

    1位の赤門は実は10年くらい食べていません。決め手は「記憶」です。

    いやー、話のネタがないです。(微笑)

     

    ■第70回 愉快な札幌大発見:めんこいしょ

    満龍

    ある中華料理屋さんのメニューにありました。このキャラクターの名前が「めん子」なのかと思いきや、左下には「麺恋処(めんこいしょ)」と書かれています。どっちも名前に思えるのですが、やはり「めん子」の方が確実に名前であり、「麺恋処」は「麺が恋しくなる処(ところ)」―つまり「満龍」のことを言っているのかも知れません。
    (だとしたら文字の位置関係が逆じゃないかと思ったりして…)

    ちなみに「めんこいしょ」とは、めんこい=かわいい、しょ=何かと語尾につく北海道弁で、「可愛いでしょ」という意味になります。

    「このめん子ちゃんは可愛いでしょ、そして、満龍は麺が恋しくなるところですよ」と言っているわけですね。
    何となく愉快です。

    キャラクターの感じが懐かしいんですが、このタッチどこかで見たような、何だったかなーとずっと気になっています。