• v140 バッファー/愉快な札幌69-鈴木さん

    ■バッファー

    豊平川
    昨日の豊平川

    写真を見ると、まだ札幌では雪がたっぷり残っているように見えますが、町の中の雪はほとんど融けてしまい、自転車もスイスイ乗れる状況です。

    気温も暖かく、上着が必要ないほどになりました。(まだみんな着てますけど)

    そんなわけで、晴れて涼しい空気の中、上着を着て汗ばみつつ自転車で町中を走っていた時に、鼻がむずがゆくなってきました。

    記憶に残るこの感じは、花粉症っ!!

    以前、私はひどい花粉症でしたが、ヨーグルトとシソとレンコンを食べ続けることで、杉花粉症を克服したのです。それがここ最近、目がかゆくなったり、ちょっとイヤな感じなのです。こちらにも杉はあります。でも多分、白樺の花粉に反応しているんだと思います。

    くしゃみをした後に来る、何とも言えない味がありまして、杉の味じゃないのです。杉よりも凶悪な、金属っぽい味がします。
    そして、路上でそれはやってきました。

    バッファー!! バッファー!! バッファー!!
    (くしゃみの音ですよ)

    ま、前回のバッファーつながりってだけの話なんすけどね。

    いや、でも花粉症は本当に苦しいのは分かってますから、まだ症状の軽いうちに、また、ヨーグルトとシソとレンコンで、早めに治そうと思います。さっそくヨーグルト買ってきました。

     

    ■第69回 愉快な札幌大発見:鈴木さんサービス中

    鈴木さん

    この説明不足、素晴らしいです。
    そして店の外壁にはメニューがズラリと書かれていましたが…。

    ヌーン

    ヌーン! って、何?


  • v139 バッファー/愉快な札幌68-書き文字

    ■バッファー

    ハンバーグ

    139回も書いているとネタも切れます。そんな時に札幌の知り合いの方から電話が来て、ネタとして、札幌の美味い店をいくつか紹介してもらいました。そのうちのひとつが何とハンバーグ屋さんでした。

    「牛亭(うしてい)って知ってるかい?」(正確には札幌牛亭)
    「知りません」
    「…死ぬほど美味いハンバーグ屋だよ」
    「えっ、死にますか」
    「死ぬよ」
    「…」
    「北海道なのにハンバーグってのは変だけどね」
    「そうですね」
    「美味くて泣いちゃうよ」

    というわけで、食べました。

    「もしもし。食べてきましたよ」
    「どうだった?」
    「泣きました」
    「そうでしょっ!!」
    「まじ美味くて死にそうになりました」

    それは本当です。ただひとつ、大変な問題が発生していたことは伝えませんでした。それは、すぐ近くの席のお客さんが、バッファーバッファーと、煙草を吸っていたのです。喫煙者には分かってもらえないと思いますが、ものすごい悲しい気持になりました。

    魚
    これは喫煙者がバッファーと煙草をふかしているイメージです

    台無しっす。うまいハンバーグ台無しっすよっ!! ハンバーグからジュウジュウと立ち上がる蒸気と、煙草の煙が程良くミックスされて、ケムリ定食かっ!!(泣)

    客のいない時にまた食べたいと思いました。
    いやー、でもホントに美味しいハンバーグでした。今まで食べた中では一番。生でも食べられるハンバーグですよ。

    ちょっと高めでしたが、平日のランチなら1050円でライスと野菜サラダ食べ放題も付いています。(土日祝はライス別料金、サラダ無しで同額)

    札幌にお越しの際はひとつ、いかがでしょうか。(サッポロファクトリーというところにあります)
    ちなみに牛肉は脳みそがスポンジになり得るアメリカ牛ではなく、かといって印象の良い北海道産牛でもなく、「何となく仕方ないけど」っていうイメージのオージーでした。オージーなのにべらぼうに美味でした。

     

    ■第68回 愉快な札幌大発見:素晴らしい書き文字の世界2

    素晴らしい書き文字

    私は書き文字大好きですから、こういう味のある文字はつい気になって写してしまいます。下に伸びる線はやや丸くなり、上に伸びる線は尖っている、という特徴ですね。んー、どうでもいいですかね。
    花っぽくはないですね。草っぽい。

    もう限界ですかねぇ。


  • v138 自然エネルギー/愉快な札幌67:書き文字

    ■自然エネルギー

    降雪
    夜、降ってくる雪の写真です。これも発電の原料になる。

    北海道は景気がすこぶる悪く、気温と同様に冷え込んでおります。最近の原油高で、暖房をろくに使えずに困っている人も少なくありません。年金だけではまかなえず、室温が3度とか4度で暮らす高齢者のことが、テレビの特集などで報じられております。

    それに関連して、地球環境問題ともダブりつつ、脱石油の自然エネルギー利用の話題が多くなっています。

    太陽光発電については、北海道の場合、冬に雪が積もるのと、光量や日照時間の問題で、いろいろ不利だと思われていたのですが、現実には十分に機能することが実証され、どこまで普及できるか、これからが勝負っ、みたいな特集も見ました。

    札幌の路面電車も、ちょうど昨日かな、ブレーキをかけた時のエネルギーを充電する「ハイブリッド電車」なるものが登場しました。

    つい最近気になったのは、ヒートポンプといって、地中熱を利用する冷暖房システム(地熱発電とは違います)で、地下5~100メートルくらいまでの熱を利用します。原理は簡単らしいですが、面倒なのでそれはまあいいとして、実際の機材を見ると(テレビでしたが)、本当に手作り感たっぷりの単純な装置でした。床暖房なのでストーブのスペースもいりません。そしてその家庭では、今年は寒い冬でしたが予備としてもストーブは一切使っていないというのです。

    このヒートポンプ、あまり知られていないため、設置にコストがかかります。(テレビの情報によると100万円くらいとか)
    だから使っている人はほんのわずかです。ただ、地下へのパイプのボーリング1か所で複数の世帯で使えそうなことから、比較的安価に設置できるケースも考えられそうです。普及すればさらに安くなるでしょう。設置後はほとんどお金がかかりません。しかも無公害。これはものすごいシステムです。

    夏場は逆に部屋の熱を地中へ送り、部屋を涼しくする冷房として使えます。場所も地面のあるところならどこでもOK。(東京は地下鉄に刺さっちゃうかな)

    熱の利用ということでは、雪や氷も同じことで、「雪発電」が研究されています。「熱サイホン発電」というものらしいです。私はうまいこと説明は出来ませんが、理屈は極めて単純なもののようです。(単純だけど説明できましぇん)
    それも十分な電力が得られると考えられています。

    自然エネルギーの話題は、多分全国共通、盛んになってきているんだとは思います。ただ、地中熱利用については、東京じゃ報道されてないだろうし、こちらで当たり前と思って何気なく見てるテレビの内容が、やっぱり東京じゃ分からないんじゃないかなと思って、この話題を取り上げてみました。

    希望のある話ではあるのですが、やはりこの不況下では、普及するなんて夢のまた夢という感じではあります。せっかくの技術が活かされてません。実にもどかしい。

     

    ■第67回 愉快な札幌大発見:素晴らしい書き文字の世界1

    素晴らしい書き文字

    私は書き文字大好きですから、こういう文字はつい気になって写してしまいます。
    実に味のある文字ですね。…洋服ちゃんといい感じに直るはずです。


  • v137 北海道産大豆100%の豆腐/愉快な札幌66:平成軒

    ■北海道大豆100%の豆腐

    北海道産大豆100%の豆腐

    最近、中国から輸入されてくる餃子やいろんな食べ物に、基準値を越える殺虫剤やら農薬やらが混入していて、怒り心頭な日本でありますが、アメリカからは脳みそがスポンジになる狂牛肉や、遺伝子組み替え食品がバッシバシ入ってきていますね。

    遺伝子組み換え食品に関しては、歴史が浅く、実は人体にどんな影響があるか分かったモンじゃありません。綺麗な色を出すために組み込んだ色素に関わる遺伝子が体に留まれば、次の世代に赤や緑の赤ちゃんが生まれてこないとも限りません。赤はいいのかな、赤ちゃんだから。(ウソウソ良くないよ)

    特定の害虫に強くする殺虫成分を組み込んだ作物の遺伝子も、やはり体内に蓄積され、次世代に影響があると指摘する人もいます。ただ、現在ははっきり分からないというのが実際だと思います。

    アラスカやカナダ産の養殖サーモンには、牛の脳みそや脊髄、狂牛病で死んだ牛も入った肉骨粉が与えられ、そのような危険な食物は日本に輸出されて、美味しいから安全だと日本人は喜んで食べています。

    マグロには、国際安全基準値を遥かに超えたメチル水銀が蓄積されていて、まともに食べているのは日本ぐらいのようです。心臓や神経系の病気になると言われています。第二のイタイイタイ病を発症しかねません。

    ところで先日、お酒を飲みながらテレビなどを見てのほほんとしておりました。のほほんとしていたら、酒のつまみが切れてしまい、冷蔵庫を物色すると「木綿豆腐」がありました。

    すぐ食べたかったので、醤油をかけて食べました。

    「何だこれはっ!!」
    「この美味さは何だっ!!」

    明らかにコンビニの300g68円の豆腐とは味が違う。豆腐に何があったのだ、というくらい美味しく感じました。パッケージをよく見ると北海道産の大豆100%と書いてあり、これが産地偽装でなかったら(この疑い方は悲しい)、輸入品よりは安心できる豆腐だと思うのでした。いや、国産はやはり信用したいという心理も働き、安心感たっぷりに食べることができました。地産地消というのも理想的です。118円とちょっと高いですが。

    日本の大豆の自給率はわずかに4~5%(食用は約15%)しかなく、国産大豆を100%使った豆腐を口に出来たのは奇跡に近いですよねっ。ねっ。

    大豆の輸入先は7~8割がアメリカで、恐ろしいことに2002年の時点で、アメリカの大豆栽培面積の約70%が組み換え品種なんだそうです。7割が不自然に細工されているんですよ。効率を追求した利益優先の結果ですね。

    和食に欠かせない味噌や醤油が、ほとんど外国産の大豆から出来ていることになり、ほぼ確実に遺伝子組み換え大豆が使われていると考えていいでしょう。子孫への影響は脅威であると思います。

    足元を見れば、日本だって、農家は自分の食べる作物は低農薬で別栽培していると聞きます。農業(というか一次産業ですね)の位置づけや、関わり方など、個々人の根本的な生き方そのものを問われ始めているような気がします。

    北海道は自給率200%です。日本全体では39%。情けない。北海道の農業が潰れたら大変なことになります。そして簡単に潰れてしまう可能性が高い状況にあります。後継者がいません。採算が合わないからです。

    食べ物は商業ベースに乗せるべきではなく、自給率は100%が当たり前なんだという意識を一人ひとりが持つことが、ダイズなんじゃないでしょうか。

    (あれっ、またダジャレオチか)

     

    ■第66回 愉快な札幌大発見:平成軒

    平成なのに伝統

    何が愉快か分かりますか?

    「平成」なのに「伝統」とは何事かっ!! (⌒◇⌒)

    伝統というなら、明治とか大正、せめて昭和あたりでお願いしたかった…。
    ちなみに、24軒というのは地名です。 24軒目じゃないですよ。


  • v136 あらこんなところに/愉快な札幌65:スーパーハウス

    ■あらこんなところに

    湧き水
    ホースとコップがあるのだ

    札幌の日本酒メーカーの千歳鶴の仕込み水が、制限付きながら無料でいただけるので、いつも行列になっている話は以前書きました。その仕込み水の場合、長年かかって溜まった地下水を汲み上げて水道の蛇口から出すので、出しっ放しにすると枯れてしまいます。(長年経てば復活もするのでしょうけど)

    札幌市内にもう一か所、無料で自由に水が汲めるところがあるとの情報を得まして、行ってきました。そこは上の写真のように、何の変哲もない民家の前に、ホースとコップが見えている状態でした。ただどう見ても民家の庭先であり

    「私有地で私物ではないだろうか」

    と不安になりましたが、聞いていた場所と一致してましたし、コップがあるってことは皆さんで飲んでねっていう意味に違いないわけで、ここで水を汲むことにしました。

    恐る恐る近づくとこんな感じでした。

    湧き水

    青いホースが見えます。そして手前が普通の道路になっていて、道路に向かって若干傾斜しているため、こぼれた水が流れて氷になっていました。さらに近づきます。

    湧き水

    分かるでしょうか。何だか良く分からない奥の方からホースがにょきっと出て、水はそのホースから出続けていました。

    湧き水

    その水は通常、このように、地の底に落とす穴に差し込まれていて、とにかく水は出続けているのです。

    そう、これは湧き水なんです。民家の裏は山になっているので、山側からの水なのでしょう。ということは、この場合、千歳鶴の地下水とは違って、これから地下水になるのだろうと思います。コンコンと湧き出るこの湧き水は、ペットボトルごときでヘタレることもないわけで、飲み水として使えるならどんどん汲んでも心は痛まない感じがしました。

    この日は他に来ている人もなく、3リットルのペットボトルに2本分水を入れたあとも、ずっと地の底に流れ続けているのでした。

    それはまあいいとして、ひとつ問題が起こりそうな気がしました。
    もし誰かがホースを地下に行く穴に差し込まずに、地面に流したまま逃げちゃうこともあるのではないかと…。この日は氷点下6~7度で、そんなことをしたらこの辺り一帯はスケートリンクのようになってしまいます。

    良いたとえではありませんが、重病患者の点滴を外すような、ほんの少しの動作で大変なことが起こってしまうような感覚。

    終日誰かが管理しているわけでもなく、モラルだとか、良識に頼って成り立っている場であるわけです。まあそんなことは普通のことだったわけですが、最近の社会の劣化は、普通にやっていた暗黙のルールとか自制心とか、あまり期待できないというか、逆にそういう場を作る人が責められるような、理不尽な社会になっているような気がします。

    そういう中で
    「うーん、市民を信用しないと出来ないことじゃないか」
    と、思ったりして、今後何も事件が起こらないことを祈って立ち去る私なのでした。

    もし万が一、誰かがいたずらをして、水を道路に垂れ流したら、ツルツルに凍って、車がブレーキをかけても止まることは出来ないじゃないですか。

    これがホントのカーリング。(ダジャレ落ちかいっ!!)

    座布団取れっ。 (* ̄ー ̄)ノ◇

     

    ■第65回 愉快な札幌大発見:スーパーハウス

    スーパーハウス

    その湧き水の近所にありました。
    スーパーハウスて。