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  • v237 第1回 大たまねぎ焼き大会を開催

    ■第1回 大たまねぎ焼き大会を開催

    特大のたまねぎ
    特大のたまねぎ

    北見といえば、なぜか「焼肉の町」ということになっているのですが、日本一のたまねぎの生産地であり、肉よりたまねぎの方が北見らしいのです。郊外に出れば、そのほとんどはたまねぎ畑で、行けども行けどもたまねぎばっかりなのであります。なんでこんなに作るのかというくらい、たまねぎばっかりなのです。

    個人的にはこの「たまねぎばっかり作るのは問題だ」と思っています。将来、きっとバチが当たります。野菜の大量生産は機械化と農薬が欠かせません。経済的な競争力ばかりを問題にしていると、大地からのしっぺ返しで人間はひどい目に遭うことでしょう。

    農薬を使わずに済むように観察し、虫を殺さず、コツコツと手間ひまかけていろんな工夫をし、病気で全滅しないように複数の野菜を作り、多くの人が関わりを持って、狭い範囲で流通させる方が良い、ような気がしています。あっ、

    重い。この話重い。

    そ、そんなことはさておき、せっかく北見はたまねぎがたくさんあるのだから、たくさん食べようという流れなのであります。

    いや、・・・すいません、ウソです。
    友人が一人、長いこと入院していたのですが、退院することが出来、また、別の友人に子どもが生まれたことで、お祝いに何かやろうということになったのです。

    ところが退院した友人が魚介類がダメ、集まる友人の一人が肉が苦手、ということで、
    「じゃたまねぎ焼こう」と考えたのでありました。

    そうすると不思議ですね、何と、無料で大量のたまねぎが手に入ることになったのです。それは、私の親戚がたまねぎ農家の手伝いをしているからこそ入手出来る、売り物にならない規格外の「ぱねぇ巨大たまねぎ」でした。

    最初の写真では分からないかも知れませんが、一個の直径は12cmほどあります。実物を手にすると本当にでかいです。ソフトボールくらいあります。

    特大たまねぎ
    左・巨大たまねぎ、右・市販のたまねぎ

    さて、3月も終わりの31日の日曜日。その日はやってきました。またしても我が家の畑の部分を使ってのイベントです。まだ雪が残り、気温も4度程度で寒すぎず、虫もいない、地面がドロドロになる前のベストな環境となりました。

    大たまねぎ焼き大会
    なんとなく沈うつに見えますが、盛り上がっています。
    ドクター(左上)、ネズミ男(右上)、へーか(左下)、焼きそばマイスター(右下)

    退院して元気になったその友人は、ちょっと変わっています。音楽が大好きで、いまだにボストンとジャーニーばかり聴いています。そしてギターが大好きで、何度かコンサートもしています。そして店も何もない山奥に104歳のおばあちゃんに怒られながら生活しています。

    あだ名が「へーか」といいます。
    ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の黄金期を創り出した皇帝ユスチニアヌス1世と、顔が瓜二つだったので、皇帝ならぬ陛下とあだ名がついたのです。それは高校の歴史の教科書に出ていました。

    ユスチニアヌス大帝
    ユスチニアヌス大帝。4世紀から15世紀にかけて、
    1100年栄えたビザンチン帝国の黄金期の大帝。

    その変なおじさんは、会場に来るなりテンションが上がりっ放しでした。、
    ↓こんな感じ。

    へーか
    イナカのプレスリーでっす!!

    全然似てないって?
    そうかなぁ、これでどう。

    ユスチニアヌス大帝とへーか
    (笑)

    さて、肝心のたまねぎですが、くし形に切ったり、輪切りにしたり、アミの上はたまねぎだらけ。美味しい焼肉のタレで食べ続けました。
    たまねぎはすぐに焦げるので、結構焦げを食べます。焦げないうちに食べると生だったり、タイミングが難しいのでした。
    氷点下の寒さと違って、4度程度の気温はじわじわと寒さを増してきます。前日から仕込んでいた暖かい濃厚なたまねぎのスープを飲み、これでもかこれでもか、とたまねぎを食すのでした。
    そしてまたたまねぎをアミにどっさり乗せると、
    「ああ、もう無理」
    と焼きそばマイスターが言いました。そして、ついに鉄板が登場。

    焼きそば
    ついに、秋の収穫祭に続く恒例の焼きそば

    焼きソバージュを振り乱し(ソバージュじゃねーわ)、じゅーじゅー焼いていると、何とへーかがアイーンを始めました。

    へーかのアイーン
    アイーン

    そしてまさかの古武道の突きのポーズ。

    へーかのせいやっ
    せいやっ!!

    からのギター弾きポーズ。

    ユスチニアヌス大帝とネズミ男
    後ろにはネズミ男

    どうでもいい感じになってきましたが、本当のことなので仕方ありません。
    それはさておき、この「大たまねぎ焼き大会」は、お祝いイベントなのです。ということで、ここで豪華な手作りケーキが登場です。ドクターの妻が作ったというドク妻ケーキ。

    ケーキ
    チーズケーキに生クリームとたっぷりのイチゴ。
    甘すぎずとてもおいしい。
    ケーキ切り分け
    切り分ける焼きそばマイスターの手に包帯。
    「やけどしちゃったのよ」とのこと

    へーかも負けていません。

    へーか
    左手首に注目

    彼もまた左手首に包帯を巻いていました。くじいたんだそうです。
    どうでもいいですが、早く治るといいですね。

    たまねぎに飽きて、たまご閉じにしてケチャップで食べたりしたくだりは省略します。

    最後に、たまねぎの効能について調べてみました。すごいです。
    たまねぎの成分のひとつ「ケルセチン」は、万病に効く薬のようなものみたいです。

    ・花粉症・アレルギーの炎症を緩和(常時食べて体質改善)
    ・抗酸化作用(活性酸素を防ぐ)
    ・抗がん作用
    ・ボケ防止(脳細胞伝達物質を強化)
    ・肝臓・胃腸などでの脂肪吸収抑制(ダイエット効果)
    ・血糖値の低下作用
    ・血栓溶解作用
    ・調理で加熱すると、血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぐ
    ・加熱調理すると解毒代謝が促進され体内の有害物質を排泄
    ・玉ねぎの含硫アミノ酸は、コレラ菌を死滅させる力さえ持っている
    ・硫化アリルがビタミンB1の吸収力を高め、新陳代謝を活発にし疲労回復を促す。
    ・近年では、ぜん息や花粉症などを抑える薬として使われている

    糖尿病、高血圧、癌、脳血栓、心筋梗塞、動脈硬化、胃弱、食欲不振、風邪、扁桃炎、下痢止め、便秘、出血、痛風、筋肉疲労回復、精力減退、精神不安、不眠症、アレルギー体質の改善、神経痛、 虫下し、やけど、虫刺されなどに良い。

    読むのも面倒くさいですね。もうほとんど万病薬です。
    適量を適切に摂取しましょう。
    しじみやレモンみたいに何100個分とか、意味ないと思いますし、適量を適切に。
    おしまい。


  • v233 「雪と氷と肉の祭典2013」を開催

    ■「雪と氷と肉の祭典2013」を開催

    庭で焼肉
    デジャヴのようなこの光景は!!

    連日氷点下20度を下回り、最高気温が氷点下7度前後の厳しい寒さが続いています。

    3か月前に開催した「収穫祭」のあと、「どうせやるならめちゃくちゃ寒い時期」にもやろうという話になっていました。
    条件的には申し分なく、新年会を兼ねて1月13日の日曜日に開催することにしました。

    すると、なんということでしょう、前日までの厳しい寒さは少しゆるみ、朝の気温が氷点下14度といつもより6度以上も暖かくなってしまいました。

    気温氷点下4度
    正午開始。なんと氷点下4度という暖かさ

    極寒の地で、焼いた肉をつまんだとたんカチカチに凍り、付けようとしたタレもカチカチに凍っている面白い図を思い描いていただけに、残念な寒さとなりました。

    寒中肉祭り
    予想以上に暖かく、残念な表情を見せる全メンバー

    よく「雪が降ると暖かい」と言われます。晴れて放射冷却になる方が寒いからなのです。この日はくもり。寒さはゆるく、やがて雪がチラホラ降ってきて、肉に降り積もっていきました。

    焼肉
    これがホントの霜降り肉(ギャグはさむい)
    焼肉
    これは何だ

    寒い中で飲む酒はやはり「焼酎のお湯割り」。それと日本酒の燗(かん)。
    なんだかんだ氷点下ですから、あたたかいヤツがノドを通ってハラワタに沁みわたると、幸せな気分満開になります。
    「皮膚ヒンヤリの内蔵ポカポカ」であります。

    レンタンストーブで燗酒
    初めてレンタンストーブを使ってみました

    レンタンストーブには驚きました。レンタンに火がつきやすく、火力は思ったより強く、お手軽で便利でした。世の中便利になったなぁと思うのでした。(逆ですね。昔からのものは便利です。カセットコンロストーブは使い物にならず、世界はどんどん劣化しているように感じる今日この頃)

    水がすぐに沸いて、どんどん蒸発していくため、雪を突っ込んでみたりしました。

    燗酒
    でも、すぐ沸く

    トックリは、前日にわざわざリサイクルショップへ行き、1本20円で購入。特別な美しさや価値はないんですが、「普通な感じ」っていうんでしょうかねぇ。
    「これでお燗の準備はOK。バッチリ」という気分でした。

    さて、ところが衝撃的事実。このトックリの中に入っている液体はというと、極上の地酒ではなく、低質な日本酒でもありません。

    トックリの中は水ですよ、水。

    このトックリで沸いたお湯で焼酎を割ります。こうすることで、「焼酎のうまみが格段に増す」ということは絶対にありません。(キッパリ)

    これはただ単に、日本酒を持参すると言っていたメンバーが
    「あ、日本酒忘れた」
    のひとことで、せっかく用意したトックリに水を注ぐことになったのです。
    もったいないから使うという貧乏性。

    温かいお湯割りは程よくアルコールを体内に循環させ、他愛もない話に花が咲き、住宅地に笑い声が広がりました。
    そして垂れる鼻水。

    しかし時間の経過と共に体感温度に変化が出てきました。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「あれ、大したことないな」

    クソつまらない話にはじける笑い。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「おかしいな、寒いような気がするが」

    どうでもいい話に透き通るような高音の笑い声。近所迷惑。
    徐々に冷え込みを感じては温度計をチェック。
    「氷点下5度」
    「ホントに?」

    『やっぱ寒いのでは』的なメンバーの顔。
    氷点下5度に3時間もいると寒いのですね。やっぱ。

    それでもしっかりベロベロに仕上がったメンバーの一人が、路肩に積み上がった雪の壁に突き刺さりながら千鳥足で去って行きました。
    翌日にメールが来たことで、凍死してないことが分かり安心しました。

    極寒の飲酒は危険かも知れません。よい子は真似するのはやめましょう。


  • v228 第1回・収穫祭2012

    ■第1回・収穫祭2012

    ニンジン
    収穫したニンジン(笑)

    随分前に、友人から「収穫祭」をウチの庭の畑でやれ、という指令がありました。
    しかし、収穫時期の8月・9月は蚊が多いことから、10月にやることにしたのでした。
    そのかわり寒いのであります。

    蚊に食われるのをとるか、寒さをとるかの2択で、寒さをとったのです。
    10月21日、日曜日、12時30分より開催。

    収穫祭会場
    会場入口から撮影

    「収穫祭」と言っても、すでに収穫した野菜は食べ切っており、まだかろうじて残っているのは、何とも愉快なラインナップなのでした。

    ・ミニカボチャ1個
    ・生育不良のニンジン数個
    ・とうがらし数本
    ・ししとう5~6本
    ・驚くほど小さなゴーヤ数個
    ・ズッキーニが2本

    ズッキーニを除けば、両手に乗っかるほどの野菜しかありません。でもまあ、蚊がいない方が大事なわけで、「購入した野菜を持ち寄って、収穫した体(てい)」で、収穫祭は実現したのでした。

    しかも炭火でのバーベキューということで、肉やホルモン、焼きそば、フランクなど、野菜より遥かに多い肉の収穫祭になったのです。
    ブタを収穫した覚えはないのですが。

    さて、久々に、この研究所通信に「人間が登場」します。
    高校時代のクラスメイト2人、彼らは立派に偏狭な北の大地に根付いております。北見では知る人ぞ知る存在となっている、アクターにドクター。
    そして「こだわりの焼きそば職人」も参加しました。それは同級生の女性なのですが、他のクラスだったためにまったく記憶に残っていないのでありました。
    アクター、ドクター、マイスターそろい踏み。

    アクターは辛いとうがらしを「辛くない顔」で名演技。
    ドクターは帰りに自転車でこけてドクターが必要になりました。
    焼きそばマイスターには、焼きソバージュを振り乱して焼いていただきました。
    (ソバージュじゃねーわ)

    収穫祭会場
    久々に人間です。椅子にはMacのG4の筐体が。

    いつもより少しだけ高級な焼酎と、安いけど美味しいワインを持ち寄り、ついつい話に夢中になり、ハラを抱えて笑い、カラスがギャーギャー鳴き、静まり返った住宅街に活気が溢れたのでありました。(近所迷惑という気が…)

    収穫祭会場
    話に夢中になり、真っ黒に焦げてます。
    収穫祭会場
    そして、シメにラムのシャブシャブを決行!!

    12時半にスタートしたこの祭りは、3時を過ぎる頃に寒さが襲ってきました。それでも1時間ばかり寒さに耐えながら、飲み食いしたのです。

    「来年もやろうぜ」
    「やっぱ寒いからもうすこし早い時期に」
    「でも蚊が…」
    「寒いよりは良いんじゃないか」
    「しかし蚊が…」
    「さみーよ」

    まあ考えてみれば、蚊より寒さをとったのに、いざ寒さに襲われると、蚊の方がマシ、と言う具合になるのですね。人間って…。

    収穫祭と言うよりは、これは肉祭りであり、それより何より「楽しく酒が飲みたい」ための口実になっていたのでありました。

    さて来年はどんな肉祭りになりますやら。


  • v226 このごろの畑の様子

    ■このごろの畑の様子

    グスベリー
    グスベリー

    今年はあまり畑のことは書きませんでした。というのもずっと寒過ぎて、なかなか作物が育たず、あまり変化がなかったからです。7月半ば過ぎでも最高気温が14度とか、8月に入っても20度前後の肌寒い日が続きました。その合間に暑い日がちょこっと。変な気候でした。

    そんな中、畑はじわじわとジャングルのようになってくれました。
    ひとつひとつ検証していきます。

    多分つまらない話なので、読むのが辛くなったら写真だけ見て楽しんでください。何と言うかこれは単なる記録です。メモです。

    まずはニンニク。
    実は、過去2年、ニンニクの育て方を知りませんでした。調べたのですが、よく分からなかったというか、放ったらかすと何となく小ぶりのものが出来ていたので、肥料が足りないのだろう、くらいに考えていました。

    大きく育てるには、ニンニクの芽と呼ばれる部分をカットする必要がありました。「芽」と言っても、それは「えー? これ芽じゃないじゃん」的な感じなのです。
    常識的には「芽」って土から出たばかりの可愛いヤツじゃないですか。ニンニクの芽って、言ってみれば見た目的には「茎」(くき)なんですよ。だからよく分からなかったのです。

    ニンニクのタネ
    このくるんくるんした部分がニンニクの芽ってやつですよ。
    手でポキッと折れます。

    その芽というやつがウネウネしてちょっと気持ち悪い感じになっていき、先端が膨らんでタネの集合体ができます。それも当初タネなのか何なのか、何だか気持ちの悪い塊で、ひょっとして奇形じゃないかと疑ったくらいでした。

    ニンニクのタネ
    どうですかこのキモい感じ

    このタネが出来る前に、くるんくるんしたヤツをちょん切って、地下に出来るニンニクに栄養が行くようにするわけです。

    ということで今年はまあまあ大きく作ることができました。
    しかしこの芽をカットすると芽の先に出来るタネが穫れませんので、一応、何本か芽を残してタネは確保することにしました。
    (ニンニクの育て方を調べると、そのタネではなく、「種ニンニク(実)を購入して」土に埋めるようです。それ本当のタネの部分じゃないと思うのですが・・・。ということで「一般的な作り方」がよく分からない。一応、去年と今年は、気持ち悪いタネの集合体をバラしてそれを植えたのです)

    ニンニクの芽
    これがニンニクの芽ってやつだ。(6/25)

    おかげで今年は、去年よりは大きめのニンニクが穫れました。(それでも小ぶり)

    ニンニク
    ニンニク

    ニンニク
    根をカットして束ねて干して、このあとも暗い場所で乾燥させる。
    来年はもっとでかいニンニクを作るぞっ。(8/19、下8/21)。

    続きましてはズッキーニ。これが大豊作。なんぼでもできる。というのも、タネからポットで育てた2株と、街へ出た時につい買ってしまった苗2株と合わせて、畑には4株のズッキーニが居座ることになったのです。

    ひどくでかくなるというのに。

    ズッキーニ
    これで1株。痩せた大人20人くらいこのスペースに詰め込めますよ(8/17)

    こんなのが4株。もう畑は化け物だらけ。

    ズッキーニ
    毎日のように次々に採れるのです。完全に元を取りましたね。ふふ。マジウマ。(8/19)
    巨大ズッキーニ
    ちょつと目を離すとこんなにでかくなってしまう。(8/21)
    今年は1本残してそこからタネをゲットして来年植えてみたい。

    続きまして「キヌサヤ」。
    豆は過去2年失敗したのでやめようと思ったのですが、気が変わって植えてみたところ、寒い気候の中順調に伸びてワサワサと出てきたのです。一緒に植えた「枝豆」は伸びずに失敗しました。理由は不明です。

    キヌサヤ
    まさかいっぱい穫れるとは思っていなったキヌサヤ(絹鞘エンドウ)(8/17) しかもみそ汁の具など、とても美味しくいただけた。ありがたや。来年も作るっ。

    それからトマト。「できるだけ芽かきをしない実験」をしました。ずっと寒くて育たなかったのですが、じわじわと枝を伸ばし、8月手前から急速にもっさりとしてきました。どんどん枝が増えてくるので、支柱をどんどん追加して、少しだけ芽かきをして、伸びている枝を適当にカットして風通しを確保しました。(結局は手がかかるのです)

    去年は芽かきをし過ぎて、実がほとんど付きませんでした。今年は芽かきをあまりしていないため、実はどんどん出来てます。

    トマト
    トマト

    トマト
    透明マルチの2畝に3株。左が小玉のトマトベリー、右に大玉のモモタローと福建の2株。 ジャングル化しています。通路は通れません。(8/17)

     

    お次はダイコン。見た目はまずまず。

    ダイコン
    ズッキーニの葉っぱに隠れるようにして育ったど根性ダイコン(8/20)
    ダイコン
    とったどー(8/23)

     

    「ルッコラ」は、タネ実験に成功し、「間引かない実験」では「まあまあ普通に育つけどちょっと線が細い」という感じになりましたので、来年は間引きしようと思いました。
    しかし、とにかく、もう、毎日のようにその葉っぱを摘んでは、サラダで食べました。天気が悪かったのに、ルッコラはよく頑張ってくれました。

    ルッコラ
    ルッコラは育てやすくタネも穫りやすい。寒さにも強そう。写真左「D」はディルというハーブ。去年全然違う場所に植えたヤツのタネが飛んだのか、勝手に生えていた。

    ルッコラサラダの作り方。

    葉っぱを摘み取り、水洗い、葉っぱをちぎってボールに山積み、塩・胡椒を適当にかけて手で混ぜて、レモン汁を適当にバチャバチャかけて、オリーブオイルをバチャバチャかけて、箸かなんかでグリグリ混ぜて、粉チーズを適当に振り掛けて、完成。星3つです。

     

    次、イチゴ。
    畑の周りに散り散りになってたヤツを、陽当たりの良い1平米ほどの1か所に移植しました。肥料をやって、雑草を引っこ抜いとけば良いのができます。来年も楽しみです。

    イチゴ
    6月、イチゴは毎日数粒ずつ穫れました(6/26)

     

    次は「キュウリ」。
    今までで一番生育が悪かったのですが、それでも3株、15本くらい食べました。(本当に出来が悪かったです)
    黒マルチをした苗と何もしない苗で、生育を比べたところ、マルチをした方が伸びが良かったのでした。手をかけないと育たないのが野菜なんすかね。基本的には何もしない自然に任せる放置でやりたいのですが。

    毎年うまくいく「チンゲンサイ」。
    今年も成功もよく出来ました。
    特に、タネを撒いて、間引いた芽を移植すると、ほとんどが生育します。他の葉もの野菜は大抵移植には失敗しますが、チンゲンサイはなぜか強いのです。今年はタネを採取してみようと思っています。

     

    それから「カラーピーマン」。

    カラーピーマン
    まだ緑色。(8/20)

    生育が遅いです。とても遅い。これは寒さのせいということにします。というのも、似たような「シシトウ」も「トウガラシ」も全然成長しないのです。

    春先にはアスパラが出来ました。
    もう20株ほどあるので、来年から10年くらい毎年20~30本程度は食べることが出来ます。

    ホウレンソウと春菊は今回作りませんでした。小松菜はよく育つのですが、なぜか収穫し忘れたり、食べる気が起きなくて(何だかタイミングが合わない)、ものすごく大きくなっています。

    小松菜
    でかくなっているのに食べてもらえない小松菜。(8/25)

    万能ネギは生育が遅く、ゴーヤもなかなか成長しません。キャベツもブロッコリーも遅い。ニンジンは出来つつあるも、生育は遅いです。トウキビは完全に寒さでやられ失敗。オクラも育ちませんでした。

    そうそう、アゲハの幼虫用に手に入れた12株の山椒の木の苗が、今年の氷点下20度の寒さで、8本が死にました。しかし4本が生き残りました。
    アゲハの幼虫に山椒の葉を食べてもらいたいのですが、アゲハの幼虫は何も考えずに食べ尽くしてしまうため、山椒の木が死んでしまう可能性があります。
    せっかく生き残った山椒なので、今年はアゲハが寄らないように、不織布をかけて保護しながら育てました。(ていうか今年はアゲハの姿をほとんど見なかった)
    再来年あたりから、アゲハの幼虫に食べさせてやろうと思います。

    山椒
    分かりにくいですが、山椒の木。(8/21)

    こちらはミョウガ。そろそろ土からニョキニョキと出て来る頃です。ミョウガの場所は固定してあり、まったく手間がかかりません。

    ミョウガ
    手のかからないミョウガ。今年は少しバラ撒き肥料をあげただけ。(8/21)

    8月19日(日)に、グスベリー(最初の写真)のジャムを作りました。3kgのグスベリーで。第217号の「B」の漉すやり方で、トロトロしたジャムがたくさん出来ました。今年は収穫するタイミングが少し遅れたので、作りたかった「やたらと酸味のある超スッパイグスベリージャム」は出来ませんでした。残念ながら美味くなってしまいました。
    来年はもっとスッパイのを作りたい。

    畑を始めて3年目。何となくですが、畑起こしと畝づくり、種まき、雑草取り、程度は出来てきました。まだまだ、肥料のタイミングとか、虫対策とか、いろいろやらないとならないのだと思いますが、少なくとも、思うのは・・・

    「害虫」などいないし、虫を殺すのは最終的に自分を殺すのであり(かっくいーなー)、虫には虫の食い扶持を残し、蝶や蜂や鳥のいる畑でなければならないと思っています。イヤだけどクモも必要なのです。多分、アブラムシもワラジムシもムカデもダニも、全部意味のある必要なパーツなのだと思います。それらをいかにして共生させ、たっぷりと良い作物を収穫するかが課題になります。

    親戚やご近所のおばあちゃんたちからは、もっと整然とした美しい畑を望んでいて
    「ちゃんとやれ」「ダメダこりゃ」
    とか言われたりします。

    適度に様々な虫がいる畑を理解してもらうことができるのでしょうか。重く難しい課題であります。というか思ったように好きにやります。


  • v216 ヤマベ、イチゴ、昆虫、ちゃめ

    ■ヤマベ、イチゴ、そして…

    渓流釣り(筆者の妻)
    渓流釣り(筆者のカミさん)

    その後はいろいろな祭りがあったり、車で速度超過で警察に捕まったり、36年ぶりの友達に会ったりしましたが、ハヤシ君のことを書いても誰も知りませんし、他に特別なこともなく、今回もまた、畑とか魚とか、そんな話です。(笑)

    8月6日、川に魚を釣りに行きました。と言っても、行って間もなく雷光がピカピカしてきたので、13匹のヤマベと1匹のアメマスが釣れたところで引き返してきました。
    その後、ものすごい雨が降り、畑がまた水浸しになり、トウキビが15本全部倒れてしまったり、撒いたばかりのホウレンソウの畝(うね)が崩れて、種が流されてしまったり、散々でした。

    というか、つまらん話ばっかりで申し訳ないです。

    一応、毎日ルッコラのサラダや、コリアンダーや春菊やミツバやシソなども生でサラダで食べたりしている話や、キュウリやナスが採れて美味しいっていうつまらない話、イチゴも出来て毎日のように食べていたというつまらない話、ズッキーニの花が咲いてもうすぐ実が付きそうだっていうクソつまらない話、などを写真を交えて書こうかと思っていたのですが、今書いた以上に発展した話などないので、別の話題にしましょう。

    その前に一応、ヤマベの写真。

    ヤマベ
    こんな模様

    それと美味しかったイチゴ。色味的にキレイなので写真載せます。
    野良イチゴで、庭のあちこちで勝手に実が付いたのでした。買って来た苗のイチゴはほとんど食べられませんでした。自然に放置してあるイチゴやニンニクは非常に強いです。

    イチゴ
    先月中頃あたりまで2週間くらい毎日採れました(7/9)

    さて、こうなったら虫の話にしましょう。(魚や野菜の話とさほど変わりませんが)
    ま、野菜の話よりはきっとインパクトがありますから。

    去年はナミアゲハの幼虫が、山椒の木に大量に居着いて、葉っぱを食べ尽くしてしまい、山椒の木は今年、死んでしまいました。
    そうしたら、その周りに生えているミツバに、キアゲハの幼虫がいたのです。

    キアゲハの幼虫
    キレイですね。え、キモい?(7/13)

    ナミアゲハの幼虫に比べると、より派手で不思議な感じがします。神秘的ですらありますね。これがアゲハになるんですからね。

    キアゲハの幼虫
    (昨年の写真)ナミアゲハの幼虫もキレイですね。え、キモい?

    それよりも今年は去年に比べると、ワケの分からない虫がいるのです。今年は葉もの野菜を多くして支柱を減らし、畑にクモの巣が作られにくい構造にしたのです。クモの巣が少ないせいかどうかは分かりませんが、なぜかテントウ虫が増殖しているのです。
    それもいろんな種類のテントウ虫。

    テントウ虫。
    テントウ虫。

    他にもやたらと小さいテントウ虫とかいるんですが、写真には撮っていません。
    毛虫やイモムシ系もいろいろ存在しております。中でも不思議なヤツはこれ。

    へんな毛虫
    ギャー!! へんな毛虫

    多分「蛾」になるんでしょうね。しかしまあ不思議な形をしています。

    さてさて、ところで、よく見かけるのは「ダンゴムシ」です。いっぱいいます。気持ち悪いので殺してしまいたいのですが、殺すのもちょっとアレでできません。
    ところがダンゴムシのフンは土壌を良くするらしく、居てもらった方が植物には良いので、そもそも殺してはいけないのでした。無駄に生きている生物などいないのであります。

    さて、さっきから「ダンゴムシダンゴムシ」と書いていますが、うちにいるヤツは「ワラジムシ」だと言うことが最近分かりました。まずはご覧ください。

    ワラジムシ
    キモすぎるので生々しさを弱める画像処理をしました。

    大抵は集団でいるので本当にキモキモです。実は「ダンゴムシ」も「ワラジムシ」も同じ形らしいです。こいつがなぜ「ワラジムシ」なのかと言うと、丸まらないのです。

    突っついたりした時にクルーンと丸まって団子のようになるのが「ダンゴムシ」で、突っついてもアタフタと動き回るだけのヤツは「ワラジムシ」というのだそうです。

    木の枝や割り箸で突っついてみたら、ウチのヤツらは確実に「ワラジムシ」でした。
    昔からダンゴムシと言ってきたので、ちょっと違和感があります。やはりワラジよりはダンゴの方が言いやすいです。(どうでもいい)

    ワラジ
    ワラジ
    ダンゴ
    ダンゴ(やっぱこっちの方が良い)

    最後に、最近の「ちゃめ君」の写真です。こいつは他の猫を見るとやたらとでかい声で威嚇するので、最近は「ちんぴら」と呼んでいます。

    ちゃめ
    事務所の窓辺でまどろんでいます。
    ちんぴら
    すぐ威嚇する「ちんぴら顔」のちゃめです。

    目が金色なので一応、金運猫、ということにしています。
    金運無さそうな感じですけど。