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  • v376 欲望理論で競馬に勝つ

    これは競走馬ではありません

    かつて、馬券を外し続けて60連敗し、60点買いでも当たらなかったことで、博才のないことに気づいた私はキッパリと競馬をやめました。もう20年ほどになります。

    ここ北見では、場外馬券売り場はあるものの、わざわざ買いに行くこともありません。そんな平穏な生活に悪魔の誘いがありまして、久々に予想してみることにしました。

    もともとお馬さんには何も思い入れもなく、数字的な確率の面白さしか感じていない私には、馬の格好良さだのピカピカ具合だの、ドラマだの因縁だの、全く関係ないので、予想そのものは割とスッと入れます。基本、高額配当しか狙いません。

    当然勝てないのですが、「自分には博才がない」と思った過去に、やたらと万馬券を当てる人に乗るという手法をとったことがあります。ネットで予想しているどこの馬の骨とも知らない人の予想ですが、それがかなりの確率で当てている人がいました。無料で公開していました。

    その人の予想に乗っかって、半年くらい買い続けたことがあります。すると、まあ本当にめちゃくちゃ当たりました。ほぼ毎週5点以内で当たりました。天才です。その天才は、それまで過去何年間も当て続け、800倍くらいの馬券を3点で当てている例もありました。まだ馬単のない時代です。後出しのインチキではありませんでした。

    私がこっそり「これはいいわい」と調子に乗っていたら、じわじわと当たらなくなり始め、せっかくプラスを維持していた私もその半年後くらいにはマイナスになり、ほぼ当たらなくなりました。おそるべし私。

    私のせいです。天才の才能を潰しました。その後その天才は入院とかしてました。

    そんな過去のある私が、ここ1か月で、GⅠの2レースだけ予想しました。元手がないので、誘ってきた悪魔より、1レース500円を恵んでもらい、当てたら山分け、というルールでやりました。勝てばみんなハッピーですから。絶対勝つつもりで予想しました(笑)

    んが、惨敗しました。カスリもしませんでした。買った馬は鉄板の1番人気でも地獄に落ちます。予想からまず外した馬が勝ちます。「これはない」という馬だけがやってくる。これは一体どういうことなんでしょうか。

    毎度のことですが、ここに真理があると直感いたしました。そこで勝つ馬券の買い方を考えました。その名も、欲望理論。

    人間の欲望を存分に利用して勝つ方法です。まず、枠の8色の裏白の色紙を用意します。折り紙がいいです。100均で買えますね。

    右から1枠「白」、2枠「黒」、と続き「赤」「青」「黄」「緑」「オレンジ」「ピンク」の8色

    はい、これを適当に切り、1枠白から出走する馬の名前を書きます。書く時に、自分は絶対に勝つという思いを込めます。欲望を丸出しにして、勝った後に家を買うか、競走馬を買うか、宇宙旅行をするか、夢を膨らませながら、馬の名前を書きます。

    色紙に馬名を書き、折りたたむ。枠の色に合わせて頭数分書き、折る。色は見えないように白を表にして折る。

    それを紙袋などに入れます。

    さてここからが大事です。さらに欲望をむき出しにして、このレースは絶対に当てると念を込めて引きます。8頭立てなら半分の4枚、15頭立てなら半分の7枚か8枚好きな枚数引きます。

    さて、そこに当たりはあるでしょうか。これほど欲望を丸出しにして、絶対勝てると思って引いた紙に書かれた馬は、勝つ馬でしょうか。

    そんなわけがないですね。(笑)

    でもその中に勝ち馬がいると思ってください。超絶な念力で引いたわけですから、当たりはその中にあるのだと思い込んでください。

    そして、その当たってると思われる紙を「もったいねぇ」と言いながらゴミ箱に捨てます。そして当たりを捨ててしまったと悔いてください。

    半分が虚しく袋に残っています。

    そうすると想念的には残った半分は全部ハズレだということになります。「何でハズレから選ばなきゃならないんだ」「どうせハズレなんだから、何でもいいや」という気持ちで適当に1枚を引きます。そして「こんな馬来るわけねぇわ」と悪態をついてください。

    しかしそれ、勝ち馬ですから。(笑)
    これほど欲望のない形で引いた馬なのだから、当たりなのです。

    2着と3着は、残った紙のどれかです。ゴミ箱に捨てた中にはいません。さすがに1・2着だけを続けて引くほどの逆念力の持ち主は、そうそういるものではありません。多分。相当な逆パワーを持つ、神の領域にいる人にしかできない荒技です。
    流し馬券で買いましょうか、自己責任で。(冷たいわっ)

    以上、馬券の必勝購入法でした。

    ただし、これはいつも勝てない人のための方法です。もしこれで外れたとすれば、それは「絶対に勝つ」という思いが足りなかったということになります。(詐欺か、詐欺なのか?)

    欲望が強ければ強いほど、逆パワーとなる特別な超人のための方法でした。
    詐欺ではありません。(本当か?)

    令和時代のスタートです。