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  • v105 チラシ/愉快な札幌35:みちお/Wラーメンその後

    ■チラシ

    折り込みチラシ
    ある日の1枚の新聞折り込みチラシ

    あえて書けば、「地方のチラシ」は楽しい。何というか、人間味に溢れている。ぬくもりや息づかいさえ感じる。(笑)

    北海道には、料理でも北海道独特の言い方があって、さつま揚げのようなものを“天ぷら”と言ったり、漬け物を“おここ”と言ったり、唐揚げのようなものを“ザンギ”と言ったりします。

    ザンギというのは、このチラシには小さく「北海道風唐揚げのこと」と書かれているのですが、もう少し詳しく言うと、「鶏肉や魚介類」を醤油やニンニク、ショウガなどで下味を付け、唐揚げにしたもののことを言います。鶏肉、タコのザンギは飲み屋のメニューでよく目にします。

    不祥事が起きたときの「ザンギに耐えない」とは全然違います。

    上の画像では“ホタテザンギ”の弁当「北海ホタテ弁当」が、生活習慣病予防に効果的だと書かれています。ただ、価格は載ってないし、裏面は白だし、食べに来いと言ってるのか、買いに来いと言ってるのか、よく分かりません。弁当だから持ち帰りなのかも知れません。 でも一瞬通販かなと思ったり、宅配かなと思ったりもします。

    そういう何かちょっといい加減な感じがまた、人間味となっておるのですね。

    さて、このまま次のコーナーに突入です。

     

    ■第35回 愉快な札幌大発見:北海道男(ほっかいみちお)

    ほっかいみちお

    どうですっ。そのチラシの一部です。愉快極まりないです。「ほっかいどうおとこ」で「ほっかいみちお」ですよ。これを作れる人はそんなにいないと思います。褒めてるんですよ。スゲーです。ははは。
    以上。

     

    ●ダブルラーメンのその後

    3号前で、ダブルラーメンを「2名様に」と書きながら、実は3名に送らせていただきました。私は「懐かしい味で、とても美味い」と書きました。食べてくれた方から、調理した写真を送ってくれまして、それがまた美味そうなのでここに載せます。

    ダブルラーメン
    すごく美味そうなので、クリックすると馬鹿でかい画像が出て、満足します。(笑)

    これはもう店で800円で出せますねっ。ここまでやってくれたら本望です。すごく美味しいとの感想でした。これは3人家族で、育ち盛りの子どもまで、北海道にしか売ってない特別な袋インスタントラーメンを喜んで食べてくれました。

    もう一人も美味かったと言ってくれました。マジ美味いですよね。

    ダブルラーメンって独特の味がすると思うんです。

    問題はもう一人でして、これがひとつの袋に入っている2玉の麺をいっぺんに作り、スープをひとつしか入れずに食べて、「薄すぎる」とか何とか言ってました。なんかマズそうに調理したみたいです。生でバリバリ食べてなさいっ!!
    できたらこの写真のように作ってみて下さいね。(個人連絡でした)


  • v103 たこ焼きと紅ショウガ/愉快な札幌33:ようこそ

    ■たこ焼きと紅ショウガ

    たこ焼きと紅生姜

    私は紅ショウガが大好きで、紅ショウガが合う食べ物が好きであります。それが理由で無性にヤキソバが食べたくなったりします。

    先日、たこ焼きが食べたくなりました。そう言えばたこ焼き屋なんてものは近所で見た記憶がなく、食べるとすればスーパーの冷凍たこ焼きぐらいしか思いつきません。
    逆にたこ焼き屋さんで食べると、思う存分紅ショウガを乗せられないので、大満足するためには、スーパーで紅ショウガとセットで買ってくるのがベストな方法であります。

    さっそく近所のスーパーへ足を運びました。冷凍食品のコーナーへまっしぐらです。そしてすぐに冷凍たこ焼きを発見しましたが、実にタイムリーな表示が目に入り思わず叫んでしまいました。

    「加ト吉かよっ!!」

    そーです、まさにあのミートホープ社が卸会社の“加ト吉の冷凍食品”です。ここは当地北海道。そりゃタコですからミンチにしてイカと混ぜたりすることはないし、特に明石産とも書かれていないから産地偽装ってのもないわけですが、つい言葉が飛び出てしまうわけです。

    「本当にタコなんだろうなっ!!」と。

    しかも冷凍たこ焼きはこの1種類しかなく、選択の余地がありませんでした。購買意欲がわかないので、先に紅ショウガを買うことにしました。そして発見した紅ショウガの袋を手に取り、裏面の記述を見てまた叫んでしまいました。

    「中国産かよっ!!」と。

    今、世界中で中国製の食品のいい加減さがニュースとなっていて、死者まで出ているご様子で、中国産はやはり一歩引いてしまいます。
    ただ、紅ショウガは30円高い国産の商品が並べてあり、産地偽装の疑惑はあるものの、少し安心できる国産を手にして、再び冷凍食品のコーナーへ、足取りも重く、向かったのです。

    そうしてひとつしかない冷凍たこ焼きのパッケージをマジマジと観察しました。読めば読むほど怪しさが満載です。これ、どうですか。

    ●国産キャベツ使用
    ●タコの柔らかさがUP!!
    ●さらにとろみ感がUP!!
    ●生地の香ばしさがUP!!

    「いったい何をしたんだい」と思ってしまうではありませんか。何をしたらタコが柔らかくなり、さらなるとろみ感が出て、生地が香ばしくなるの? 何をしたら? 何か入れたの? 国産って信じていいの? 大丈夫なの? 加ト吉さぁん。

    そんなわけで、もうこんなことを言っていたら食べられるものがなくなる世の中でございますから、目をつぶって買ったのでございます。

    ええ、買ったんでございますよ。
    それしかないんだし…。
    で、食べました。(悲鳴が聞こえるようだ)

    紅ショウガがうまかったです。
    そんなわけで、今回は「紅ショウガがうまかった」っていう話でした。おしまい。

    ★付け足し
    アメリカの異常プリオン牛もますます食べられないザル検査になってますし、国内の度重なる偽装表示は、それが氷山の一角である可能性も捨て切れない深刻さであります。
    何よりスーパーで「現物」を見てしまうと、食品がまるで安心して買えないものだと痛感したのでした。

     

    ■第33回 愉快な札幌大発見:スナック「ようこ そ」

    ようこそ
    スナック「ようこ そ」
    出ましたっ。ダジャレ。求めていたものを発見した喜びを感じます。
    しかしダジャレより先に、さびれた風景の方が先に気になってしまいますね。

    あっちもこっちも経営が成り立ってるのかどうかはともかく、このスナックのママさんは「ようこさん」だと思われます。いや、実は「ようこ そ」のダジャレを言いたいばっかりに、名前を偽装しているかも知れませんが…。(失礼)

    入ったこともないので真相は知りませんが、高い確率でようこさんだと思います。札幌にお越しの際はどうぞよろしくお願いします。一応宣伝しておきましょ。


  • v102 ダブルラーメン/愉快な札幌32:春夏冬

    ■ダブルラーメン

    ダブルラーメン

    ダブルラーメンをご存知でしょうか。ひとつの袋に2つの麺が入っていて、普通に食べたい時はひとつで良し、超空腹な時はふたつ作るも良し、調節自在の優れたシステムの袋ラーメンなのであります。

    昔、時々食べていた記憶があります。そしてこれは、北海道を出てから戻るまでの24年間、東京の生活では見たことがありませんでしたから、おそらく北海道だけで販売されていると思われます。

    こちらで発見した時は懐かしい感じがしました。記憶から消えかけていました。
    この日曜日にダブルラーメンを調理しました。おそらく27~28年ぶりに食べたことになります。懐かしい舌の記憶が蘇りました。

    「マルちゃん」こと東洋水産(東京都港区)の製品ですから、全国発売でもおかしくないと思うのですが、これがなぜ東京で売らないのかはよく分かりません。うまいのに。
    どれほどうまいのか…。

    北海道には数々のラーメンの有名店がありますが、すみれ? 青葉? てつや? 欅(けやき)? 味の時計台? 笑わせてはいけません、みんな味が濃過ぎて病気になってしまいます。薄味のあのうまいバーミヤンラーメンをしのぐ(笑)のが、このダブルラーメンであります。(まあまあ、話半分に)
    一刻も早い全国発売が急がれます。

    ホントに懐かしい味なんです。うまいです。疑うのであれば、先着2名様(せこっ)にプレゼント致しましょう。ホントですよ。食べてみたい方は

    「ダブルラーメンを恵んでくだせぇ」

    とメールに書いて送ってください。早い者勝ちですよ。食べた後は感想を送ってくださいね。

    さて、そんなうまいダブルラーメンですが、ふと食後に思ったのです。
    『まさかアメリカの狂牛エキス入ってないだろうなぁ』と。

    袋を見ると「精製ラード」というのがありました。これだけでは分かりません。しかし最後に「原材料の一部には鶏肉、豚肉を含む」と書かれていました。従いまして、狂牛エキスは入ってなさそうではあります。

    しかし、この表示すら今は信用することができませんよね。
    それもこれも北海道の苫小牧で発覚した「偽装牛肉コロッケ事件」のせいです。(北海道はいろいろとやってくれちゃいますねぇ)
    悲しいぞ、北海道。

    それはともかく、ひょっとして、うまいのに北海道限定っていうのは、まさか長期の人体実験を行っているのではないだろうな、と疑ってしまうのでした。

     

    ■第32回 愉快な札幌大発見:居酒屋「春夏冬」

    秋ない、商い

    何かつぶれてるっぽい看板ですけど、これ、なんて読むかわかりますか。

    多分、秋がないから「あきない(商い)」だと思います。トンチですかね。でもこれは、きっと日本全国にたくさんあると思います。そろそろネタ切れか…。


  • v087 ブタジル/愉快な札幌17:あいましょう

    ■ブタジル

    大通公園
    大通公園ではマスコミの取材が…

    昨日までノルディック世界選手権が開催されていました。この土日は最後だというのにテレビでもまったく放送がなく、ひっそり終わった感じがしました。
    その期間に合わせるように、大通公園の一角で“札幌にぎわい祭り”と称したイベントが行われておりました。写真の雪の塊はカマクラで、自由に中に入れましたが、入っても別にどうということはありませんでした。

    この写真は先週の土曜日に撮ったものです。その日は無料の豚汁を食べ(うまい)、鹿肉まんじゅう(微妙)を食べ、ビール(うまい)を飲んで帰りましたが、全然にぎわってなかったです。

    豚汁と言えば、現在頭の中では“トンジル”と読んでいますが、私が生まれてから高校卒業までの北海道にいた時に、豚汁のことを“トンジル”と言ったことはなかったと思います。聞いたことも多分ありません。“ブタジル”と言います。いや“ブタジル”としか言いません。

    この日配られていた豚汁も、“ブタジル”無料です~、と係の人が声を上げていましたし、貼り紙にも“ぶたじる”と書かれていました。ブタジルにはいい思い出がありません。昔は給食のブタジルが最強にマズくて食べられず、いつも食べるまで残されていたものです。もちろん食べると吐きそうになるので飲み込んだこともありません。ブタジルが嫌い過ぎて、ブラジルが嫌いだったこともあります。(小学生ってそんなもんです)

    ブタジルって、ブタが汁になったみたいで、どことなくイヤな耳ざわりじゃないですか? やっぱり今でもブタジルって聞くとちょっと引いてしまいます。トンジルだったら、あ、食べてみようかな、という響きではないでしょうか? それは違うな。うん。

    全然にぎわってない“にぎわい祭り”で思ったことでした。

    余談
    新潟の山間部では、豚汁のことを「スキー汁」と言うところもあるのだそうです。スキーが入っているわけではなさそうです。

     

    ■第17回 愉快な札幌大発見:愛真祥(あいましょう)

    ダジャレ

    我が家から歩いて1時間くらいかかるであろう遠い場所にありました。たまたま通りかかって発見したものです。
    「愛真祥」(あいましょう)のダジャレですね。これがバーではなく、焼鳥ですからね。下の「おかえり菜々」(おかえりなさい)も微妙な当て字です。
    次回、驚愕の事実が…。

     

    ◆スノーエンジェルのコンテスト画像の応募をすっかり忘れてしまい、締切が過ぎてしまいました。やはり、賞品のしょぼ味がモチベーションを下げてしまい、撮り直す気持も薄れてしまいました。受賞の楽しみが減って残念です。


  • v086 あるラーメン屋での出来事/愉快な札幌16:ばーさん

    ■あるラーメン屋での出来事

    選手
    今札幌ではノルディック世界選手権が開催されています。
    出場の選手(ポーランドチーム)が近所で走り込みをしていました(記事とは無関係)

    あるラーメン屋に入りました。安くてとても美味しいとの評判で、なるほど確かに、そのラーメンは美味かったのです。

    北海道の店は大抵そうであるように、この店も入口のイメージと違って奥行きのある広い店でした。テーブル席を背に、カウンターに座りました。

    カウンターでラーメンを食べていると、背後で「ピノキオ」の物語を朗読している女の人の優しい声が聞こえてきました。とてもうまい朗読だったので、おそらくテレビからの音であろうと思いました。

    うまいうまいとラーメンを食べていると、滑らかな朗読とは別に、テレビのニュースを読む男性アナウンサーの声が聞こえてきました。
    『おやっ、テレビが2台あるのか?』(そんなわけはない)
    と思いつつ、黙々とラーメンをすすっていました。

    やがてピノキオの朗読が一瞬途切れ、キャッキャと喜ぶ赤ちゃんの声がしました。ありゃ? と思いました。ひょっとしたら後ろのテーブル席で母親が赤ちゃんにピノキオの本を朗読しているのではないだろうか…。

    『いや、ここはラーメン屋であって、それはあり得ないだろう』
    『しかし妙に声が生音っぽいなぁ』

    ああ気になる、と思いつつも、耳ダンボにしながら、うまいラーメンを食べていました。もし本物の親子が後ろにいて、母親が朗読しているとしても、振り返って見るのはいかがなものか…。ズルズル。ああうまい。朗読もうまい。ああ気になる。

    読み聞かせているということは食後なのか、あるいは食べる目的で来たわけではないのか。しかしラーメン屋に子どもをあやしに絵本を持って来るだろうか。ああ、気になるよ。

    そのうちに後ろからの朗読は聞こえなくなりました。客の出入りする音が聞こえました。親子は出て行ったのか。気になりつつも振り向くことなくラーメンを食べる私でした。

    それから、テレビの台数すらチェックすることなく、店を出ました。

    やはり状況的には、母親が子どもに読み聞かせをしていたのでしょう。それを聞いている時は不思議とゆっくりした時間の流れを感じました。もしそれがテレビからの音であれば、なんてことのない時間であったろうなと思います。

    また、ラーメン屋という商売のエリアに妙な生活感が入り込み、気になりつつも、心も妙になごんでしまったわけであります。この何とも言えない感覚、分かってもらえるでしょうか。そしてここが人口約200万の大都市であるという不思議さも。

    耳に意識をとられた分、ラーメンの記憶があいまいになってしまったので、味を確認しに、もう一度食べに行こうと思っております。ひょっとすると、そこに絵本が常備されているのかも知れませんし…。

     

    ■第16回 愉快な札幌大発見:ばーさん

    スナック

    我が家から歩いて1時間くらいかかるであろう遠い場所にありました。たまたま通りかかって発見したものです。
    「 バー・さん」だと思うのですが、「婆さん」のダジャレですね。力の抜けた書体といい、いい味出してます。
    手前のスナック「あ・そ・こ」ってのもいかがなものかと。きっと「おい、今日はあそこへ行こうぜ。あ・そ・こ!」などと言ってもらいたいのでしょうね。