• v107 タヌキ祭りで/みちおで食す/愉快な札幌37:もつなべ

    ■タヌキ祭りで

    にぎわう狸小路
    にぎわう狸小路

    狸小路はなぜタヌキなのか調べてみたら、昔実際にタヌキが出没したという説と、夜な夜な街頭に立つ風俗な客引き&お姉さんたちの騙しの手口をタヌキに例えたという説がありました。
    風俗系は別の「通り」に、ここでは扱えないダジャレの総合カタログのように店名を連ねております。(マツタケキヨシとか明日のニョーとか…。私はちょっと近寄れません。狸小路は健全です)

    先週の土曜日に、狸小路の年に一度のお祭り「狸祭り」(1日限り)がありまして、約1kmに渡って飲めや歌えや踊れやで大勢の人が集まり賑っておりました。

    ところどころで小ジョッキ程度の量のビールを100円で振る舞っているのですが、それらはなぜかアサヒビールです。札幌なのにサッポロビールは200円なんです。(安いけど)
    地産地消が声高に叫ばれている今(今年)こそ、サッポロビールを100円で飲ませてくれるべきではないんですか、と貧乏くさいことを思ったりしました。(我ながらせこいっ)

    この日の目的は、変なものばかりを売っている店に行くことでした。袋に詰め放題で100円というセールのチラシを見てのことです。

    そこには実際、私が普段から求めている、ものすごく雑でチープなおもちゃ類がいろいろありました。100円の袋より一回り大きい500円の紙袋(約25×15cm)を買い、誰も買わないようなつまらないおもちゃを詰め込んだのでした。

    詰め放題
    この3~4倍袋に詰めました。左側の「笛」はケバだらけで、最高にチープです。

    私の札幌の知り合いはほとんど飲食店関係者なんですが、この日は狸小路でロシア料理店を営む店主にバッタリ会いました。(狸小路なので会ってもおかしくはないのですが)
    とにかく引越してから2年半、道端で知り合いに出会う機会なんてほとんどない日々でしたので、ようやくこの土地に馴染んできたような気がして嬉しく感じました。

    帰宅してから、袋に詰めたくだらないおもちゃの一群を見て、あっと驚きました。

    知り合いそっくりの人形

    そこには、狸小路の道端で会った店主にそっくりの人形があったのでした。

    うーん実に良く似てる。

    左手で鳩のような鳥の首を握りしめていて、何気にスゴいです。

    店長、これお店にどうですか。メール頂けたらプレゼントしますよ。
    (私信)

     

    ■今年の愉快な札幌大賞記念企画、実際に行ってみた

    ほっかいみちお

    先週、ここの北海ホタテ弁当を食す目的で行ってみました。やはり居酒屋でした。完全に居酒屋でした。弁当屋ではありませんでした。
    店は地下にあり、そこそこ広くていい感じのお店でした。刺身が売りのようです。

    「あのー、チラシで見たんですが、ホタテ弁当ってありますか」
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…今日はホタテ入ってないんですよ」
    「ゲロッ」

    というわけで、私が見たチラシはもうかなり古くなっていたようです。それはもうあきらめ、お酒を頼んでみました。刺身にはやはり日本酒。好きな銘柄が目に入りました。

    「田酒ください」 (青森の名酒です)
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…田酒なんだけどぉ…」
    「…」(目が点の私)
    「…」(ハッという表情の若い女性店員)
    「 なんですけどぉ…」
    「…」(そうそう、ため口じゃダメだよね)
    「切らしてます」
    「ゲロッ」

    というわけで目的のホタテはない、ため口を聞かれ、飲みたい酒も切れ、散々なスタートを切ったわけですが、「本日の限界に挑戦」みたいな一品があり、その「380円のイカ刺し」を頼んでみました。これがまたスゴくて写真載っけちゃいましょう。

    イカ刺し

    赤いのは“チップ(姫マス)”のルイベなのでそれは割り引いて考えても、380円でこの量にはびっくりしました。イカ一杯内臓まで丸ごと使っていて1人前ですからね。

    突き出しも選べたり、木曜日がチューハイ1杯100円(オールタイム)、土曜日は刺身が1品150円など、一瞬のため口以外は、素晴らしく頑張っているお店でした。

    そしてさらに驚愕のキャラクターがっ…

     

    ■第37回 愉快な札幌大発見:もつ鍋男(もつなべお)

    もつなべお

    あやうく先週決めた「愉快な札幌大賞」が揺らぐところでした。ま、W受賞でもいいのですが、「ほっかいみちお」ならぬ「もつなべお」がいたのです。顔がまったく同じです。双子なんでしょうか。
    ひょっとして他にも何かあるのかも知れません。
    これは楽しみになってきました。


  • v106 納涼? 花火大会/愉快な札幌36:エリンジ

    ■納涼? 花火大会

    豊平川での花火大会
    豊平川での花火大会

    大規模な花火大会に出かけてまで見たのは、隅田川以来、ほぼ20年ぶりになります。去年、一昨年は部屋の窓だったり、屋上だったり、会場からは遠く離れた公園だったり、考えてみたら近くでじっくり鑑賞したことはありませんでした。

    すすきのの突き当たり「中島公園」までリペアムゲル自転車を転がし、公園に自転車を止めてすぐ近くの豊平川河川敷まで歩きます。

    その日は妙に寒くて、日中は室内で長袖のシャツを着ていました。夕方外に出るとやはり肌寒くて、もう1枚着込まないと風邪をひくかも知れないと思ったほどです。夜はどんどん冷えていきますから…。

    まあ、それでも一応「夏」ですから、夏だと思えばきっと暑いのです。道端では風俗的広告入りうちわを配っていましたし、きっと暑いんです。

    で、会場へ着く15分くらい前に花火は打ち上がりました。その音がものすごくて、やっぱり近くで見るのと、部屋から見るのでは全然違うことを実感しました。

    早く落ち付いて見たかったのですが、とにかく人がすごい数で、なかなか前進できません。ものすごい音がドカーンと鳴って、道路の脇のビルの隙間から花火が見えたり見えなかったり。それにしてもあんまりすごい音なので、空爆とか想像してしまいました。こんなもんじゃないでしょうけど。

    河川敷も長距離に渡って人だらけでした。人数は発表もないので分かりませんが、日曜日の渋谷かっ、てくらい人がいました。

    普通、夏の花火といえば何と言ってもビール。それがどうも飲む気になりません。やっぱり寒い。結局は何も飲み食いせず、シラフで鑑賞し切りました。

    そういや花火って「納涼」じゃないですか。涼しい気分を味わってね、っていう意味じゃないですか。十分涼しい中で見ていると、ああ、そういえば夏だなぁ、本当は暑い夏なんだなぁ、と、逆に夏気分を味わうことができるんですね。新発見でした。

    さて帰り道で、こんな言葉を耳にしました。
    「人混みが暖かい」
    やっぱりみんなちょっと寒いと思っていたんですね。

    今年はおしくらまんじゅう効果で夏到来です。

     

    ■第36回 愉快な札幌大発見:慧林寺(えりんじ)

    えりん寺

    きのこのエリンギのダジャレのお寺です。・・・って違うだろっ。
    バチが当たりますね。
    いよいよネタ切れかっ 。


  • v105 チラシ/愉快な札幌35:みちお/Wラーメンその後

    ■チラシ

    折り込みチラシ
    ある日の1枚の新聞折り込みチラシ

    あえて書けば、「地方のチラシ」は楽しい。何というか、人間味に溢れている。ぬくもりや息づかいさえ感じる。(笑)

    北海道には、料理でも北海道独特の言い方があって、さつま揚げのようなものを“天ぷら”と言ったり、漬け物を“おここ”と言ったり、唐揚げのようなものを“ザンギ”と言ったりします。

    ザンギというのは、このチラシには小さく「北海道風唐揚げのこと」と書かれているのですが、もう少し詳しく言うと、「鶏肉や魚介類」を醤油やニンニク、ショウガなどで下味を付け、唐揚げにしたもののことを言います。鶏肉、タコのザンギは飲み屋のメニューでよく目にします。

    不祥事が起きたときの「ザンギに耐えない」とは全然違います。

    上の画像では“ホタテザンギ”の弁当「北海ホタテ弁当」が、生活習慣病予防に効果的だと書かれています。ただ、価格は載ってないし、裏面は白だし、食べに来いと言ってるのか、買いに来いと言ってるのか、よく分かりません。弁当だから持ち帰りなのかも知れません。 でも一瞬通販かなと思ったり、宅配かなと思ったりもします。

    そういう何かちょっといい加減な感じがまた、人間味となっておるのですね。

    さて、このまま次のコーナーに突入です。

     

    ■第35回 愉快な札幌大発見:北海道男(ほっかいみちお)

    ほっかいみちお

    どうですっ。そのチラシの一部です。愉快極まりないです。「ほっかいどうおとこ」で「ほっかいみちお」ですよ。これを作れる人はそんなにいないと思います。褒めてるんですよ。スゲーです。ははは。
    以上。

     

    ●ダブルラーメンのその後

    3号前で、ダブルラーメンを「2名様に」と書きながら、実は3名に送らせていただきました。私は「懐かしい味で、とても美味い」と書きました。食べてくれた方から、調理した写真を送ってくれまして、それがまた美味そうなのでここに載せます。

    ダブルラーメン
    すごく美味そうなので、クリックすると馬鹿でかい画像が出て、満足します。(笑)

    これはもう店で800円で出せますねっ。ここまでやってくれたら本望です。すごく美味しいとの感想でした。これは3人家族で、育ち盛りの子どもまで、北海道にしか売ってない特別な袋インスタントラーメンを喜んで食べてくれました。

    もう一人も美味かったと言ってくれました。マジ美味いですよね。

    ダブルラーメンって独特の味がすると思うんです。

    問題はもう一人でして、これがひとつの袋に入っている2玉の麺をいっぺんに作り、スープをひとつしか入れずに食べて、「薄すぎる」とか何とか言ってました。なんかマズそうに調理したみたいです。生でバリバリ食べてなさいっ!!
    できたらこの写真のように作ってみて下さいね。(個人連絡でした)


  • v104 ポプラの恐怖/リペアル/愉快な札幌34:学校の標語

    ■ポプラの恐怖

    ポプラと空
    手前シルエットの木はポプラ

    私はいつもカメラを持ち歩いています。大抵の場合、仕事に使える画像を求めて撮ります。デジカメはいくら撮っても現像代がかからないので、メモ代わりにも撮り、面白いものがあれば撮り、景色が良ければ撮り、面白い模様があれば撮り、雲の形が良ければ撮り…、と、ほぼ1年で1万枚撮りました。

    恐怖は1万41枚目の今回使用している写真を撮っている時に発生しました。心霊写真じゃないですよ。
    大抵、「連れ」が一緒にいまして、その連れが、私が写真を撮っている間はヒマになるため、一種の暇つぶしでこのポブラの木を、手でポンポンと叩いていたのです。そうすると手にチクッと痛みが走ったらしく、「いてっ!」と叫びました。その後、「うわーっ!」と言って、ポプラからちょっと離れました。

    ここからは気持悪い話になるので、気の弱い方はご遠慮下さい。

    チクッとした原因は、木に付いていた毛虫くんでした。(毛虫「さん」かも知れませんが…)(どうでもいい引き伸ばしで恐怖を緩和しています)
    その毛虫くんは、いわゆる内地や南国のものに比べたら、北海道ですから、小振りで可愛いもんなのですが、でもやっぱり、ここに掲載すると食事に影響しないか気になるような感じで、だから掲載はやめておきます。

    その毛虫くん、ポプラの木の表面に保護色となってじっと動きません。多分毒はなかろうと思いましたが、念のため、それも写真に撮ってあとで調べようと思いました。それで、木の表面をじっと見ていると、これがあっちこっちに点在しています。

    「ゲロっ、ここにも」
    「ゲロゲロっ、ここにも」
    「ゲロゲロゲローーーーーーっ!!」(恐怖を緩和する表現)

    そして、根元の方はなんと言いますか、みっしりと言いますか、一面と言いますか、団体さんでおられまして、それもよく見ないと気付きませんでした。

    そこはポプラ並木で、次の木も次の木にも、その毛虫先生は分かりにくく存在していたのです。その後、行った先にポプラの木があると、ついその表面を見てしまうのですが、近所の道路の脇のポプラにもそいつはおりました。

    もう二度とポプラの木の表面を、気軽に触ることはできそうもありません。

    ●リペアムゲル再評価

    タイヤが絶対にパンクしない処理をした我が家の自転車について、少し、経過報告します。というのは、以前、この処理をして間もない時、乗り心地が悪いと書きました。確かに、決して乗り心地がいいとは言えませんが、この処理をして良かったなと思う機会が多いのと、また別の効果があると思ったので、少し評価を変えたいと思ったのです。

    あれから一度、スーパーに買い物をしに行った際、駐輪場に止めておいた自転車にいたずらをされていました。ライトを力ずくで上を向かせて、空に向けてライトを点けられていました。愉快犯ですね。
    その前にも別の場所で、ライトを盗まれたり、パンクさせられていたりして、犯人を哀れんだものですが、少なくともやられて一番つらいパンクだけは避けられるのは、この上なく心強いです。

    パンクしない心強さ。それはもともと予測できたことですが、改めて良かったなと思いました。

    さて、問題は、乗り心地です。
    この悪い乗り心地の自転車に乗り続けていると、だんだんそれが普通になり、ほとんど気にならなくなってきます。段差ではきちんとスヒードも落とすし、悪いことは特に感じなくなりました。

    これは、例えば運動部の学生などが、普段、鉄の下駄をはいて歩いているようなもので、慣れてしまうと、いつの間にかすごい脚力が身に付いている、という秘密特訓のような効果が期待できるのですっっ。

    というわけで、リペアムゲル処理の評価は、どんどん高まっております。
    (業者と結託してなんかいませんよっ)

     

    ■第34回 愉快な札幌大発見:某中学校の標語群

    標語の立て看板

    札幌市内の某中学校の前を自転車で通過する時に目にしたものです。中学校だけじゃなく、大人の世界にもいかがでしょう。

    こんなのどうでしょう。
    「きっぱりと やめる心が 命取り」
    「挨拶の キャッチボールが 命取り」
    深いなぁ。

    でも標語って、読むと力が抜けてしまうのは、私だけでしょうか。


  • v103 たこ焼きと紅ショウガ/愉快な札幌33:ようこそ

    ■たこ焼きと紅ショウガ

    たこ焼きと紅生姜

    私は紅ショウガが大好きで、紅ショウガが合う食べ物が好きであります。それが理由で無性にヤキソバが食べたくなったりします。

    先日、たこ焼きが食べたくなりました。そう言えばたこ焼き屋なんてものは近所で見た記憶がなく、食べるとすればスーパーの冷凍たこ焼きぐらいしか思いつきません。
    逆にたこ焼き屋さんで食べると、思う存分紅ショウガを乗せられないので、大満足するためには、スーパーで紅ショウガとセットで買ってくるのがベストな方法であります。

    さっそく近所のスーパーへ足を運びました。冷凍食品のコーナーへまっしぐらです。そしてすぐに冷凍たこ焼きを発見しましたが、実にタイムリーな表示が目に入り思わず叫んでしまいました。

    「加ト吉かよっ!!」

    そーです、まさにあのミートホープ社が卸会社の“加ト吉の冷凍食品”です。ここは当地北海道。そりゃタコですからミンチにしてイカと混ぜたりすることはないし、特に明石産とも書かれていないから産地偽装ってのもないわけですが、つい言葉が飛び出てしまうわけです。

    「本当にタコなんだろうなっ!!」と。

    しかも冷凍たこ焼きはこの1種類しかなく、選択の余地がありませんでした。購買意欲がわかないので、先に紅ショウガを買うことにしました。そして発見した紅ショウガの袋を手に取り、裏面の記述を見てまた叫んでしまいました。

    「中国産かよっ!!」と。

    今、世界中で中国製の食品のいい加減さがニュースとなっていて、死者まで出ているご様子で、中国産はやはり一歩引いてしまいます。
    ただ、紅ショウガは30円高い国産の商品が並べてあり、産地偽装の疑惑はあるものの、少し安心できる国産を手にして、再び冷凍食品のコーナーへ、足取りも重く、向かったのです。

    そうしてひとつしかない冷凍たこ焼きのパッケージをマジマジと観察しました。読めば読むほど怪しさが満載です。これ、どうですか。

    ●国産キャベツ使用
    ●タコの柔らかさがUP!!
    ●さらにとろみ感がUP!!
    ●生地の香ばしさがUP!!

    「いったい何をしたんだい」と思ってしまうではありませんか。何をしたらタコが柔らかくなり、さらなるとろみ感が出て、生地が香ばしくなるの? 何をしたら? 何か入れたの? 国産って信じていいの? 大丈夫なの? 加ト吉さぁん。

    そんなわけで、もうこんなことを言っていたら食べられるものがなくなる世の中でございますから、目をつぶって買ったのでございます。

    ええ、買ったんでございますよ。
    それしかないんだし…。
    で、食べました。(悲鳴が聞こえるようだ)

    紅ショウガがうまかったです。
    そんなわけで、今回は「紅ショウガがうまかった」っていう話でした。おしまい。

    ★付け足し
    アメリカの異常プリオン牛もますます食べられないザル検査になってますし、国内の度重なる偽装表示は、それが氷山の一角である可能性も捨て切れない深刻さであります。
    何よりスーパーで「現物」を見てしまうと、食品がまるで安心して買えないものだと痛感したのでした。

     

    ■第33回 愉快な札幌大発見:スナック「ようこ そ」

    ようこそ
    スナック「ようこ そ」
    出ましたっ。ダジャレ。求めていたものを発見した喜びを感じます。
    しかしダジャレより先に、さびれた風景の方が先に気になってしまいますね。

    あっちもこっちも経営が成り立ってるのかどうかはともかく、このスナックのママさんは「ようこさん」だと思われます。いや、実は「ようこ そ」のダジャレを言いたいばっかりに、名前を偽装しているかも知れませんが…。(失礼)

    入ったこともないので真相は知りませんが、高い確率でようこさんだと思います。札幌にお越しの際はどうぞよろしくお願いします。一応宣伝しておきましょ。