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  • v010 ジンギスカン その2(衝撃)

    ■ジンギスカン その2(衝撃)

    警報機のランプ

    前回からの続きです。
    後日、また激安のジンギスカンを提供する店「モンゴル一丁目」へ行った時にちょっとした異変が起きていました。
    食べ放題が1380円と、600円も値下げされていたのです。しかし、食べ放題の対象は肉だけとなり、サラダやフルーツなどは別料金になっていました。その理由を聞いてみてびっくり。

    「実は1980円では高過ぎるというお客さんが多くてですね…」
    「えっっっ」
    「サラダやフルーツやアイスはいらないから安くしてほしいとの要望が多く…」
    「えーーーーーっっ!! なんで…」(おーい北海道、ずいぶん厳しいなー)
    「いいサービスだと思っていたんですが…」

    つまり、店のお客のアンケート結果を重視したというのです。
    サラダやフルーツがあるから良かったのに、と言ったら、あのサービスには自信はあったんですよ、という。本当にあれ以上は無理というほど努力はしたつもりだったのですが、と、さすがに残念そうでした。
    「まあでもいろいろ試しているところでして、来月は1580円にしてサラダバー付きにする予定です。フルーツをつけると経営が成り立ちませんのでそこはご理解いただいて、また来て下さい」
    ということだった。ご理解しますよ、そりゃあ。フルーツ高かろうが。野菜も高かろうが。ここのサラダって記憶では「レタス」「プチトマト」「ブロッコリー」「キュウリ」「ダイコン」「ベビーコーン」「ポテトサラダ」など、買って食べたらそこそこかかりますって。
    ミントのアイスで締めると後味サッパリでとても良かったのに、本当に残念。

    つまり、たまの外食でも1回の食事に2000円はかけられないよ、という道民のサインなのです。
    この景気の悪さですから、外食産業がバッタバッタとつぶれているのは事実です。
    やはり「超不況」の文字が頭に浮かぶのでした。
    ならばどのくらい安上がりか、自宅でジンギスカンをやってみました。確かに羊肉は豚や牛に比べて安く、野菜もモヤシかタマネギでいいのでこれまた経済的です。ラム肉は軟らかくて本当においしい。2人で野菜を含め1200円あれば腹一杯になります。そうしてみると「モンゴル一丁目」は「おトク感覚」より「贅沢感覚」になるのです。うーん…。(汗)

    とは言っても、自宅ジンギスカンは専用ナベが必要な上、煙も上がって、うちのように換気扇が壊れているとそれなりに悲惨なことになります。火災報知器が作動しないように気をつけて食べねばなりません。
    「窓開けろ、窓ーっ!!」
    「あーヤバいヤバい、警報機鳴っちゃう!!」
    「あおげあおげ!!」
    「あー、ネコが邪魔…」
    「肉焦げるぞー!!」
    結局ジンギスカンは店で食べるのがよさそうです。
    羊肉を自宅で食べる良い方法があります。ズバリ、煙の出ない「ラム肉のしゃぶしゃぶ」。
    野菜がやや高くつくのですが、水菜、春菊、ほうれん草などが合います。最高においしいです。本当です。

    食べれば食べるほど脂肪が燃え、ゲッソリとやせていく羊肉。
    あまりにうまいので思わず食べ過ぎてやせてしまいました。またさらにやせようと思います。


  • v009 ジンギスカン その1

    ■ジンギスカン その1

    警報機のランプ

    北海道名物といえば直線道路とジンギスカン。この直線道路というのもなかなか見事なのですが、今回はジンギスカンの話。
    今ジンギスカンがダイエットに有効だということで、全国的にブームなのだそうです。(もうブームは去ったのかな?)

    ダイエットの根拠を調べてみたところ、羊肉の脂肪の融点が44度ということで、36度程度の体内では分解されにくくそのまま排出されるとのことです(ただ確実とは言えない)。またすでに蓄積された脂肪を燃やしてくれるカルニチンという成分ががたくさん含まれているので、ダイエット効果が抜群なのだそうです。(食後の散歩など、軽い運動が必要と思われますが)
    食べれば食べるほど脂肪が燃え、ゲッソリとやせていくジンギスカンは最高です。

    札幌の宮ノ森というところに2000人を収容できるジンギスカンの店があります。この規模はさすが北海道。ラム肉食べ放題で1500円程度、飲み放題をつけても3500円。最初に出てくる肉の量が半端じゃないです。本当にすごいんです。飲み放題でチューハイを頼むと焼酎のボトルを勧められます。さあ飲め、という感じで出てくるので気分がいいです。
    当初は価格的にこれ以上は望めないだろうとひいきにしていたのですが、さらに魅力的なジンギスカンの店があったのです。

    7月末頃に発見したのは我が家から自転車で南に1時間(遠っ!!)のところにある「モンゴル一丁目」という店。チェーン店のひとつ。
    ここの食べ放題の内容がすごいったらない。ラム(子羊肉)・マトン(羊肉)のヒレ・セセリ(首)・もも・ホルモン系などのジンギスカンに加え、豚のカルビ・なんこつ・トントロ・ホルモン系、鶏肉・鶏のカルビ、ウインナーなどなど、どれをどれだけ食べても良く、さらにはサラダ(各種野菜、ポテト)食べ放題、デザート(各種だんごに各種ケーキ)食べ放題、フルーツも食べ放題(メロン・ライチ・ピングレ、すいか、バナナ、なぜか枝豆など)、いろんな種類のアイスクリーム食べ放題、みそ汁飲み放題、ライス食べ放題、おしんこ食べ放題、モンゴル茶(紅茶のようでとてもおいしい)飲み放題、これぜーんぶで1980円なのです。ま、胃袋の限界ってもんがありますが…。
    メロンいっぱい食べました。(なんとなく貧乏)
    さらに何杯でも生ビール1杯100円(キャンペーン期間中:もう終わった)だったので飲み物は単品でオーダー。
    あまりの内容に「この店採算とれてるのか」と心配になったくらいです。

    帰り際、店のアンケートに「また来ますよっ」などと書いて帰りました。
    そして後日、またこの店へ行ったのですが、オーダーの際、びっくりしてしまう話を店員から聞いてしまったのです。
    つづく…。
    てことでまた来週ーっ(もったいぶったテレビ番組かっ)


  • v008 甲子園で南北海道代表が連覇

    ■甲子園で南北海道代表が連覇

    高校野球放送

    いやぁしびれました、高校野球。駒大苫小牧、本当にいいチームでした。高校野球でしびれたのは初めてです。
    昔は北海道の代表が決勝戦に勝ち進むことすら夢のような話でした。1年のうちまともにボールを使った練習が出来るのは6月から9月。
    寒いのでヘタをするとすぐ怪我をしてしまいます。夏以外はとにかく走り込みと筋力トレーニングです。

    しかし駒大苫小牧は冬でもボールを使って練習していたようです。
    ちらっとテレビで言っていたのを聞いてびっくりしました。氷の上でノックをしているのだそうです。
    また、夏はビニールハウスを利用することで、甲子園の暑さの中でも戦えるのだと…。「自分たちの環境が不利だと思ったことはない」と、選手はカッコイイことを言ってくれちゃっていました。うーんカッコイイ。

    今年ここに住んで、北海道中がしびれていると実感しました。

    ただでさえ優勝するのは難しく、ましてや連覇するなんて思いもよらぬことです。おそらく、もう二度とこんなことはないでしょう。あと100年経って高校野球大会が続いていたとしても、北海道代表高校の連覇はほとんど不可能だと思います。
    この限りなく不可能に近いことを、この夏は全試合、ほとんど全部をテレビで見ることができました。この目に焼き付けましたよっ。

    この興奮を少し再現します。決勝、土曜日の3時過ぎ。最後の一人。カウント2-2。あと1球。
    「よーし、ここは外に逃げるスライダーで空振りをとれっ、振っても当たらないボール球でっっ」
    空振りをとれる確率がもっとも高かったボールになるスライダーを投げて欲しいと思いました。
    そして予想通り投球は外角ギリギリのコースへ…
    「あっ」
    スピードのある球がキャッチャーミットに吸い込まれていく…。
    「空振りさんしーーんっ!!」
    「ぎゃああああ、ストレートかよストレートかよーっ!! すっすす、すすす、ストレートだよぉぉ、☆×▽※◎&%…」(異様な盛り上がり)(やや強調)
    凄すぎるぞ北海道っ。酒だ、酒持ってこーーいっ!!(逸脱)
    野球と酒嫌いの方、どうもすいません。

    最後に民放の応援放送で気になったこと。
    「この美しい青空は北海道まで続いている…」
    みたいなことを言っておりましたが、当日、当地は雨で青空出てませんでした。残念至極。


  • v007 騒音もまた楽し

    ■騒音もまた楽し

    騒音

    わがマンションの窓から、近所の公園が見えます。

    7月のある日、そこに深夜になると高校生らしき15人くらいの集団がやってきて、男女きゃーきゃー騒ぎながら、ロケット花火や地をはうような花火をつけては盛り上がっていました。そのロケット花火がマンションとマンションのすき間などに飛んでいき、バーンとなると、確実に寝ていたと思われる部屋の窓に明かりが灯ったりします。

     

    最初は警察に通報しようかとも思いましたが、その学生と思われる集団がやたらと楽しそうなので、それを楽しむことにしました。

    バーン、バーン、パパパパバーン、キャーキャー

    パパバーン、オー、キャーキャー、ワッハッハッハッ

    パパバーン、キャーキャー、シュルシュルシュル、オー、ヘラヘラケラケラ、

    ババババババババーン、ウォー、キャー…

    そこには誰も注意をする人などは来ません。どうしたらいいでしょうか。(って悩み相談かよっ)

     

    と、悩むまでもなく深夜の花火大会は3日くらいでもう開催されなくなりました。やっぱ誰かが通報したんでしょうかね。

     

    エアコンがない(不必要)というのもありますが、夏場は窓を開けていますので、特に深夜の時間帯はいろいろな騒音が気になります。

    近くの公園では、花火で楽しむクソガキ君たちに加え、親子と思われる家族花火大会も頻繁に行われます。するんですよ、それなりの破裂音が。そのたび、我が家のネコがビクッと反応し、緊張感に包まれます。

    さらには、6車線の大通りに面しているので、消防車やパトカーのサイレンもよく響きます。特に夜は。さらにはグォングォンブァブァブァブァーキキキキーなんて音をたてるバイクや車が結構多く、鉄パイプなどをひょっと投げなくなったりまではしませんが(汗)、とてもうるさいのです。

    酔っぱらいのクダ巻きも聞こえます。何を言ってるのかわかりませんが騒いでます。下が飲み屋で向かいがパチンコ屋という楽しい環境なので…。

     

    まあ、北海道の夏は短いですし、この時期にしっかり楽しんでいるのだと思えば、許せてしまうものです。今は音を楽しむ季節なのです。

    え、注意しろって? 殺されますやーん。


  • v006 ラベンダーの花束 その2/市電その後(回答)

    ■ラベンダーの花束 その2(富良野まで行かずとも札幌にミニ富良野あり。ミニでもないけど)

    ラベンダー

    ラベンダーと言えば富良野が有名です。過去に一度、稚内から2日かけて自転車で行ったことがありました。
    そこは想像以上に美しく、広く、居心地のいい場所でした。美しい風景の中にいる自分は、自分で自分が見えないのをいいことに、美しい風景の一部として容認するのですが、一緒に行った筋骨隆々のオヤジがその場にそぐわなかったのがちょっとした汚点ではありました。

    その富良野は、札幌から高速バスで2時間半。微妙に遠く、ホイホイ行く気持ちにはなれません。ところが、札幌市内に「ミニ富良野」とも言うべき場所があるのです。ラベンダーを観賞できるのはもちろんのこと、色とりどりの季節の草花が観賞できます。さらには無料でラベンダー摘み体験ができる(今年は7月23日、年に1度だけ)というのです。
    それは市内バスで1時間程度のところにある「国営滝野すずらん丘陵公園」というところです。(車なら30分)

    行きました。総面積は約400ヘクタール。ピンとこない? 1ヘクタールは100×100メートル。それが400個。20個×20個だから、2キロ四方の面積ですね。実際に行ってみると本当に広い。全体の約半分の面積に草花が植えられているそうで、月ごとにいろんな花が咲くようです。(冬はスキーができます)

    さて、目的のラベンダー摘みへ行くと、そこには長い行列が。年に1度だから仕方ないのか。200人、300人、もっとか…。しかし、とても広いので人間でいっぱいだという感じはしませんでした。案の定というか、摘むためのはさみが少ないため、なかなか前に進めません。摘んでもいいラベンダー畑の半分以上はガラ空きなのに、はさみがないばっかりにずーっと待たされます。

    はっ、この非効率的な景色は、…路面電車のデジャブ!! ああ、とことん非効率、とことんノンビリ。数少ない帰りのバスの時間が迫る中、行列はなかなか前に進まないのでした。でも広い大地はイライラをなくしてくれるのです。

    摘んだラベンダーの花束はドライフラワーにして、今も部屋でさわやかな香りを放っています。

     

    ■市電のその後…言い訳と真の理由

    8月2日。市電の後払い制が非効率なので、前乗り・前払いにした方がいいのではないかと、札幌市のホームページから出したメールの返事が来ました。

    「…中乗り・前降り、料金後払いとしておりますが、この方式は、冬季間に特に厳しい寒さが続くことや、風雨が強いときなどの悪天候をふまえ、停留所のお客様にできるだけ早くご乗車いただけるよう考慮したものであります。」
    ああ、そうなのか、と一瞬うなずいてしまいました。いやいや違うやろ。待ち時間でお金を用意する分サクサク乗れますって。トータル、ドアが開いている時間が減りまんがな。それに屋根だけの始発駅で、降りる客をずーっと待ってる方がサムイやろっ(つっこみは関西弁に限りますな)。

    「現在の停留所の形状ではお客様の動線確保が難しく…」
    ああ、そうなのか、と一瞬うなずいてしまいました。いやいや違うやろ。むしろ真ん中のドアから乗る場合、どっち側に列を作っていいのか迷いますやろ。実際、わては困ったで。みんな並んでるようで並んでへんし、真ん中あたりに散ってるだけや。(つっこみは関西弁に限りますな)

    「…料金箱等の改修費用も多額となるため、導入することが困難な状況です。」
    これですがなこれ。財政危機。コレなら納得。なるほど市電が存在しているだけありがたいことでございます。
    降り口で人が詰まる市電は、ひとつの風物詩として捉えるしかなさそうです。

    「この度は、市営交通に関心を寄せられ、ご意見を賜りましたことを感謝申し上げます。」
    いえいえどういたしまして。返事が来ただけでも十分でございます。