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  • v339 にんにく地獄

    ■にんにく地獄

    ニンニク
    5月22日のニンニク畑。前年の秋にナオヒロくんが仕込んでいました。奥行き50メートルあります。
    ニンニク
    6月1日のニンニク畑。これは畑全体の3分の1くらいかな。
    ニンニク
    7月1日のニンニク畑。 雑草も時々抜き、ところどころ去年の残ったジャガイモが「のらいも」となり、茂っていたりします。
    ニンニク
    7月7日のニンニク畑。 雑草の勢いが出てきました。雑草取りはもちろん手作業で、この広さは1時間かけても取りきれないほどで、腰は痛いわ足は痛いわで、本当に大変なのです。その後も雨などで、しばらく畑に行けず雑草天国となりつつありました。

    7月22日(日)、ナオヒロくんのニンニク畑が、いつの間にか雑草の海となっていて、ニンニクが見えないくらいになりました。それで一部を掘り起こし、収穫していました。ニンニクの枯れた葉が倒れてちぎれて見えなくなっているものもあり、かなり苦労していました。しかも地面が異常に固いのです。

    ニンニクの収穫
    この頃私はニンジン地獄の最中で、ナオヒロくん一人でニンニクの収穫をしていました。

    「地面が固すぎて大きくなってない」と嘆くナオヒロくん。
    「植えた種よりむしろ小さくなってるし」
    「でも旨味がそれだけ凝縮していると思いますけどね」と得意げなナオヒロくん。

    ニンニク
    まあ、とりあえず、このくらい収穫。 7/22

    ニンニクはこのあと天日干しします。このオレンジのコンテナに半分くらいのニンニクを車に積んで帰る時、車内はなかなかの香りに包まれ、いや、美味しそうでした。完全無農薬の超安心ニンニクであります。

    ニンニク
    売ってるニンニクに比べたらかなり小さいのですが、ニンニク嫌いの子度に嗅がせたら泣いて嫌がる抜群の香りです。これを天日干しして、選別やら何やら色々とやることがあるそうです。

    そして3週間後の8月12日の日曜日、いよいよ残り全部を収穫にかかりました。

    「うーん、これは大変」
    まずは雑草抜きから。

    ニンニク
    ひー

    ここの雑草どもをゴリラのようにブチブチ引き抜いてぶん投げて行くのですが、ニンニクの枯れた茎が絡んでいるとそれが抜けてニンニクの場所がわからなくなります。大胆かつ繊細に進めていかねばなりません。

    それ以前にすでに茎が抜けてしまっているものが大半であり、雑草をきれいに抜き去ったとしても、ニンニクの位置が正確にわからないものがもともと大量にあるのです。まあラインで掘っていけば見つかる確率は高いですけどね。

    ニンニク

    ↑ これは明らかにニンニクの位置がわかる写真です。3本並んでいます。(わかるかな)
    珍しくまだ茎が立っています。(ほとんど全部と言っていいほど、茎はクタッと寝ているか千切れています)

    ニンニク
    前日の雨で、地面はカッチカチではなく掘りやすい状況でしたが、それでも力仕事に変わりはなく、しかも斜面なので、バランスを崩すとよろけます。

    そしてその位置のわかるニンニクのラインの延長線上に、茎が抜けているニンニクが埋まっており(つまり地面があるだけ)、ラインに剃ってスコップで掘っていくのです。ニンニクを傷つける可能性もあり、慎重かつ大胆に作業しなければなりません。そしてこれはもう筋肉を鍛えるための運動であり、腰や手や足に過酷で、地獄のニンニク掘りとなるのです。

    ザクッザクッザク・・・
    「ないなー、ないなー」
    ザクッザクッザク・・・
    「あっ、あったー、やったー」
    「あー腰いてー、いててて、腰いてー」
    「あ、あったー、やったー、腰いてー、よろよろ・・・あわわ」

    まあ今夏、この北見では猛暑は感覚的には2日くらいあったかな、という程度で、この日も25度程度。しかし畑の中は晴れ間が出ると32度くらいまで上がりモワッとして地獄と化します。

    早朝7時から開始したこの作業は、10時半で終了しました。疲れていたのか、うかつにも全体量がわかる写真を撮り忘れました。というか小分けに袋に入れていたため、ニンニクの姿が見えにくく、撮らなかったのです。

    そしてこの後はまだ収穫に至っていない数々の野菜に、足と腰をやられながら「EM水」を撒き、ちょうど12時となり、引き上げたのでした。

    実はこの日はついでに「野良芋」も収穫しました。勝手に生えて勝手に採れた芋です。

    野良芋 野良芋 野良芋

    なんかこれは理想的な、苦労の少ない作物かも。儲けた気分。


  • v325 ヨモギの収穫 その1

    ■ヨモギの収穫 その1

    とったどー 2018.5.22(火)、早朝

    いやぁもう収穫の時期ですね。今年はよく頑張りました。しみじみ。(なんもしてねぇ)
    今回、記録の意味合いが強く、退屈な内容かもしれませんが、ヨモギに興味のある方には為になる情報をお届けしたいと思います。(思う、だからね)

    5月6日にひもで囲った部分を畑としてから2週間ちょいで、ヨモギはそこそこ育っていました。植物は成長が早いです。あと2週間もすれば育ちすぎになってしまうような気がして、まだ若いヨモギを事務用のカッターで1本1本、スパスパと切って集めました。収穫です。(ヨモギは若葉を食す)

    5月22日、ヨモギ畑のヨモギ。取りきれなかったタンポポも写っていますね。

    収穫してすぐに山から帰宅し、台所へ直行。
    ジャブジャブと水洗いしました。シンクはヨモギの山。とにかくさっさと洗い、天気も良かったので速攻で庭に広げて天日干しをはじめました。

    ヨモギを天日干し

    これと同じレジャーシートで、2か所で干しました。そうしたら、見ていて気になることが出てきました。

    「クキはどうなんだ」と。「クキも癌に効くのか」と。
    えーと・・・

    「ある研究論文によれば、ヨモギから抽出されるアルテミシニンという成分が、健康的な細胞1つに対して、1万2000個もの癌細胞を死滅させた」

    か。わからんなこれでは。クキもヨモギじゃからな。困ったな。しかし、なんとなく「葉だけ」じゃないだろうか、と思いました。よーし、分けよう。

    うーん、これはめんどくさい。

    ヨモギ

    全部分けるのに3時間くらいかかってしまいました。
    そして、しばらく干してから、

    ヨモギ
    これはまだ緑ですが、干していたらみるみる黒っぽくなっていきました。グレーというか。

    葉っぱは干しカゴに入れて、移動できるようにしました。
    クキは別の網の袋に入れて、室内の窓際にに吊るしました。

    ヨモギの茎

    不気味ですね。怖いですね。

    ひと段落し、机に座り、何気なくプリントを整理していたら「ヨモギ粉末の作り方」と書いた紙を発見しました。自分が作っておいた文書です。
    あ、やべぇ。

    「葉っぱだけを摘んで水にしばらくつけてアク抜きする」
    —葉っぱだけか!! クキは意味なしか? しばらく水につけてアク抜き? なんだとーっ!!

    しっかし、自分で書いて忘れてた。まあ葉とクキに分けておいてよかった。
    しばらく水につけるって、そんな場所もないし。うーん。

    「お湯で湯がいたら」
    —お湯で湯がくんだっけ? 大変じゃん。

    自分で書いて忘れてた。

    「その後しばらく水につけ」
    —マジですかっ? だから場所がないし、それは厳しい。

    「それを絞ってザルにあげ天日でカラカラになるまで干す」
    「それをミルかすり鉢で細かく粉末にする」

    ということだけど、もう干してるし。やってしまったことはしょうがない。今回のものはこのまま作るとして、これとは別に、ちゃんとやってみた方がいいだろうか。

    「そもそもなぜ湯通しするのだろうか」
    洗ってから「蒸す」製法もあり、量がある場合、一般家庭ではやってられないのであります。
    (そうそう、忘れてたというより、湯がく作業は無理だなと思っていた)

    湯通しにしても、蒸すにしても、熱を加える意味は…。そしてまた水で締めるという…。はっ!!

    人間でいえば熱い風呂に入ってから、水風呂に入って、これを繰り返すと体温のポカポカが持続するっていうことと一緒かもしれませんね。違うか。刀のように熱して冷やすと、鍛えられますしね。違うか。

    とにかく湯通しの目的は、緑の色や香りを残すため、のようです。それがガン細胞をアタックする「アルテミシニン」にどう影響するのか、しないのか、わかりません。なんせ今回の粉末は、食す前提ではありますが、不味くても癌に効けばまずまず成功ではないですか。マズい方が良薬ではないですか。お湯に通したら「アルテミシニン」は壊れてしまうのではないですか。いや、わからない。

    いやいや、やっぱりマズいのはだめだ。色と香りが損なわれたら、振りかけにできないもん。無味無臭ならできなくもないけど、色がグレーではなぁ。

    水につけておくというのは、台所じゃ狭い、タライとか部屋には置けない。風呂場も広くない。外は虫が入る、ということで不可能に近く、困りました。

    ところがある情報を耳にします。ナオヒロくんを操る闇の大王が、ヨモギの知識が深く、ヒントをくれました。水洗いは虫の発見・駆除であり、お湯はほんの数秒サッと湯がくだけで良く、量がありすぎて湯がくのが物理的に難しいなら「重曹」を使えばいいということなのでした。

    うーんうーん。
    ヨモギはいくらでもある。本当に無限にある。隣の山にも、あっちにもこっちにも、ひもで囲った畑とした部分だけでも取りきれないほどある。素材はあるのだっ!!

    わかりました。

    わかりました。にやり。

    やります。やり方は何が正しいのかはわかりませんが、やってみましょう。

    続く。

    猫
    「やれるもんならやってみにゃ」(ワイルドになったうるちゃくん)

  • v314 大規模「家庭菜園」 カボチャ(成功)

    ■大規模「家庭菜園」 カボチャ(成功)

    バッタ、キリギリス
    バッタくんも元気です。キリギリスですね。

    今回、ナオヒロくんの作物はなかなか良く出来ていました。じゃがいもをはじめ、マメ、ダイコン、ニンジン、カブ、オクラなど、闇の大王に無理矢理作らされた作物もよく出来ていました。そして一番のメインはカボチャでした。ナオヒロくんが作りたかったのはこのカボチャなのですっ。

    抜かりなく、家で100単位の苗を育て、土に肥料を入れて耕し、マルチをして万全の体制でした。そして普通ではこんなに株間を詰めないらしいのですが、それを承知で、どんどん苗を移植していました。

    カボチャ
    マルチをして万全(6/21)
    カボチャ
    上の写真とは別の場所。マルチはせず(7/1)
    カボチャ
    これも別の場所(7/1)

    まともに買うと高価な「クリ将軍」の種を人脈でタダで手に入れたようです。それと「クリゆたか」という品種。いろいろとこだわりがあるようでした。

    カボチャ
    周囲の雑草も伸びてきます(7/5)

    当初から草地に植えるメリットをナオヒロくんは力説していました。ツルが草地に伸びることで、実が日焼けせず、いい状態で収穫できるとのことでした。
    ナオヒロくんはどんどん拡張を続けました。

    カボチャ
    すごくよく育っているカボチャのさらに奥(赤い矢印)を耕していました。(7/13)
    カボチャ
    こんな感じ。草の根も張って、大変だったようです(7/13)

    そうしてカボチャの恐竜のようになって行く中で、周囲の草を一度刈りました。やっぱうざったくなったのでしょうか。(笑)

    カボチャ
    周辺スッキリ。うーんマンダム(ふるっ)(7/18)
    カボチャ
    後で植えたカボチャもじわじわ育つ(7/18)

    どれも順調です。

    カボチャ
    周囲に伸びるカボチャ。しかしやっぱり広いなー(7/20)

    そしてまた周辺の草が伸びてきます。

    カボチャ
    手入れするナオヒロくん。基本は放置(7/27)
    カボチャ
    もちろん無農薬。順調(7/27)
    カボチャ
    そして実が付き始めていました(7/27)

    あとはとにかくただただ放置です。

    カボチャ
    周囲の草も伸びてきた(8/13)

    ナオヒロくんは、農家さんでアルバイトをしながらやっているので、タマネギの収穫期などと重なり、こちらの畑にはそうそう来れません。それを見越して、放置OKのカボチャなのでした。
    そして私の方は、ほとんどの作物は失敗し、忙しい日々の中で、8月末からは畑にしばらく行けませんでした。一気に1か月以上経ち、私の知らないうちに、カボチャは収穫されていました。

    カボチャ
    ほとんど収穫が終わっていました(9/23)
    カボチャ
    それでもまだ少し実は付いていた(9/23)

    味の方はというと、これが東京の吉祥寺で「北見展」というのがあり、そこで一部ですが使ってもらうことにしました。知り合いというか、後輩が頑張って主催しています。

    出来はいいそうです。(ナオヒロ談)
    マズいワケがないね。
    一応、宣伝っぽくなりますが、地元に貢献という意味で、チラシ載っけます。行ける方は行ってみてください。カボチャは「カボチャ団子」にする予定だとか。7日(なんと明日)からですが、7日に間に合うかどうかのギリギリのところでして、8日と9日には食べられるそうです。

    チラシ
    もう終了しています・・

  • v313 大規模「家庭菜園」 ズッキーニ

    ■大規模「家庭菜園」 ズッキーニ

    ズッキーニ
    ズッキーニは大成功(2017/27)

    私の「放ったらかし何にもしない農法」は、一部、何かをしてしまったことで、いろいろと謎に包まれてしまいました。ズッキーニがそれです。ズッキーニ以外はほとんど失敗しているので、現在、何もしないで成功させるコツを知らない状況なのであります。

    ズッキーニとカボチャに関しては、マルチといって、土にビニールをかけました。しかも小さいスコップで2~3杯の腐葉土を土に混ぜたのです。何という手間をかけてしまったのでしょう。
    さらには、種を植えて芽が出て間もなく、0度近い寒さに襲われ、寒さから少しでも守るためにケースをかぶせたりもしました。手間をかけすぎですね。

    ズッキーニの場合は、畑のコーナーに9か所、盛り土して種を仕込み、マルチしました。畑のセンターにも10か所、同様に盛り土をして種を仕込み、確か2~3か所マルチしました。準備したビニールが途中で切れてしまい、面倒になったのです。
    しかも腐葉土を混ぜたものと混ぜなかったものとが混在することになりました。腐葉土が途中で切れたからです。何とも中途半端なセンターの10か所のズッキーニ。

    そしていくつかはアリに殺られました。コーナーで1株、センターで2株死んでしまいました。マルチにアリが寄って来やすいようにも見え、土を盛ったところにも来やすいようにも見え、もともと近くに巣があったようにも見え、結局何から何まで、よく分かりません。

    それでも全部はやられないのだから、わざわざ薬で殺すこともないなと、結果的に思いました。アリがいっぱいいるのはイヤなものですが、何かワケがあっていると思うので、来年からは寛容な心で畑を作ろうと思います。

    アリくん、好きにしていいぜ。(笑)

    ズッキーニ
    畑のコーナーに、L字型に9株(5/31)

    このL字の角あたりから撮った写真が次の写真で・・・

    ズッキーニ
    黄色で囲ったところが畑のセンターのズッキーニの場所。
    手前は、寒さ除けのケースの上にキツネにウンコされたコーナーのズッキーニ(6/15)

    畑の中央に作ったズッキーニは成長が遅く、コーナーに作ったズッキーニは育ちが良いのでした。これがマルチと腐葉土のせいなのかは分かりません。センターのいくつかは同様にマルチと腐葉土が入っており、それでも成長が遅かったのです。
    土の質が微妙に違うのかも知れない。
    しかし、コーナー近くのカボチャは、マルチと腐葉土を施したにもかかわらず成長しなかったのでワケが分かりません。(まあ、カボチャだからなのかなぁ)

    ズッキーニ
    コーナーのズッキーニ。花が咲いています(7/5)

    そして4日後。

    ズッキーニ
    実が付き始め(7/9)

    さらに4日後。

    ズッキーニ
    実はまだ小さく、新たに派手な花が複数(7/13)

    一方、センターのズッキーニはというと。

    ズッキーニ
    成長が遅く弱々しい。こちらも雑草は伸び放題。(7/13)

    どれもこれも成長が遅いのです。マルチの有無も、腐葉土の有無も関係なく、全体に弱い。やはりここの土との相性が悪いのかも知れません。陽当たりは良いのだから。
    5日後のコーナーのズッキーニ。

    ズッキーニ
    頑張るコーナーのズッキーニ(7/18)
    ズッキーニ
    コーナーのはどれも元気(7/18)

    周辺に雑草があっても、株のまわりはマルチに守られており、雑草と共生しているとは言い難い。そして2日後、初収穫。(コーナーのズッキーニ)

    ズッキーニ
    とったどー。美味しかったどー。(7/20)

    そして3日後・・・

    ズッキーニ

    ズッキーニ
    またとったどー(7/23) これもコーナーのヤツ

    あ、あっちもこっちも・・・

    ズッキーニ
    とったどとったどとったどとったどー(7/23)

    4日後。どれもコーナーのヤツ。

    ズッキーニ
    黄色もとったどー、これは透明マルチ(7/27)
    ズッキーニ
    どんどん(7/27)

    あっちにもこっちにも実を付けていきました。
    センターのズッキーニは元気はなかったものの、死んでもいなかったので、実を付けていました。いつも元気がなくて雑草まみれにしていたこともあって、写真もほとんど撮っていないのでした。いやー失敗失敗。もっと撮っておけば良かった。

    黄色と緑のズッキーニを交互に、センターにもコーナーにも同様にしたため、収穫したズッキーニは「とったどー用」に写真は撮ってありますが、全部を撮ったわけでもなく、どれがどこで穫れたのかさっぱり分からなくなってしまいました。ただ、センターで穫れたズッキーニはあまり大きくないものばかりでした。

    ズッキーニ
    次から次に。(8/6)
    ズッキーニ
    8/13
    ズッキーニとマメ
    豆もついでに収穫 8/18

    どんどん穫れました。下の2つもコーナーの黄色ズッキーニ。(オレンジっぽいですが黄色です)

    ズッキーニ
    しばらく畑に行けてなかったらでっかくなっていた(9/10)
    ズッキーニ
    これも(9/10)

    8月末に初めて痛風の発作を経験し、苦しんでいる間も、ズッキーニは育っていました。

    ズッキーニ
    2本とも40cmくらい(9/10)

    そうして毎日ズッキーニを食し、私の体の半分はズッキーニで構成されたのでした。(ウソ)
    どうやらズッキーニは、この角地に適性があるようです。来年はマルチ無し、肥料無しも試してみようかな。(失敗するんじゃね?)
    今回のは固定種ではなかったので、来年は固定種で。(失敗するともったいなくね?)
    そしてとことん、自然に任せよう。

    とは思うものの、ちょっとした欲望が実験を台無しにするのか…。
    やはり、収穫物は欲しいですからね。全部失敗は悲しいし…。


  • v312 大規模「家庭菜園」 じゃがいも2

    ■大規模「家庭菜園」 じゃがいも2

    じゃがいも
    春先の新芽(2017/6/10)

    私の作った放置じゃがいもはあまりにも適当過ぎましたが、ナオヒロくんのじゃがいも作りは圧巻でした。上の写真から10日ほどで次のようになり、

    じゃがいも
    もっさり(6/21)

    さらに10日後にはこう・・・

    じゃがいも
    とっても元気(7/1)

    そしてこのわずか2日後…

    じゃがいも
    土寄せの跡(7/3)

    土寄せが始まりました。この土を削って根元に盛る作業は、想像以上の重労働だったそうで、もう来年はこんなには作らないぞ、と無理矢理種芋を追加され、重労働が倍増した原因である「闇の大王」に怒りをぶつけていました。(笑)

    2週間ほどすると花が咲いていましたが、「鹿に花を食われた」と、いまひとつ謎な現象により、鹿除けのナイロンテープを張りました。予算がないのでこれが限界です。

    じゃがいも
    山側に簡易鹿除けを張る(7/18)

    それから約10日後、元気な緑だったのが、やや枯れてきました。

    じゃがいも
    やや変色(7/27)

    そして間もなく、部分的に枯れてきた株のじゃがいもを掘り始めました。この時に食べたじゃがいもが、何ともコクがあって、べらぼうに美味かったのです。「闇の大王」も知り合いの農家さんのものより断然うまかった、と絶賛していました。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくん(7/30)

    地面はカッチカチに固まっています。固いのです。雨が降るとドロドロになるため、その時期にじゃがいもが太り、晴れると万力で締め付けたようになる。これが味を出しているのかも知れない、と我々は雑談しました。
    前号で書いたように、じゃがいもを掘る時はピーカンがベスト。

    じゃがいも
    8/18の金曜日の早7時半ころ

    写真の奥の方の左側と手前を残し、収穫されていました。私は土日か早朝しか動けないため、手伝っていません。そして8月20日の日曜日に晴れて、手伝うことが出来ました。土が固くてかなり力が必要でした。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくん(8/20)

    最後のウネに取りかかるナオヒロくん。やはり地面がカッチカチで、掘るのは大変です。この日は「闇の大王」も来ていて、地面が固くて厳しいと嘆いていました。

    じゃがいも
    掘るナオヒロくんと、奥に「闇の大王」(8/20)

    じゃがいも

    じゃがいも

    じゃがいも

    収穫したじゃがいもはコンテナに詰め、一輪車で50メートル先のハウスの近くまで運びます。

    じゃがいも
    この日は、このコンテナで5個ほど(8/20)

    かなり重い。しかし予想したよりは少ない感じがしました。

    じゃがいも
    紫のじゃがいもも少しだけナオヒロくんは作っていました(8/20)

    ピニールハウスの前の広い地面に、枯れ草を敷いて、そこにじゃがいもをぶちまけて、大きさ別に選り分けていきました。

    じゃがいも
    全部でこのくらい(8/20)

    大きなものは割合少なく、5~7cmくらいの大きさが大半でした。中学生と呼ぶことにしました。小学生も結構あり、やはりここの土が締め付けて大きくなりにくいのだろうと思いました。売り物としては厳しい感じでした。味は良いです。
    3~4時間ほど天日に干して、家に持ち帰り、お裾分けに奔走しました。

    全体を見た時、思ったよりは少なく、もし利益を得たいのであれば、やっぱり機械化・大規模化しないとダメなんだろうかと感じました。
    じゃがいもって機械化すると、「種まき機、土寄せ機、虫除け(農薬)、雑草対策(農薬)、芋掘り機、運搬車、格納庫」と、ハンパなくお金がかかるんです。しかも気候に左右されるわけで、農家のリスクが大き過ぎるんですよね。
    作る作物によってはまた別の機械が必要ですし。
    なんとなく、効率だけ考えた単一栽培にこそ落とし穴があるのではないかなぁ。

    それはともかく、何もしない農法を確立しなければなりません。(無理無理)

    それにしても、この過酷な一連の作業をやり通したナオヒロくんに喝采を送りたいと思います。パチパチパチ。
    終わり。(えっ、それだけ?)

    来年、どうするのかなぁ。どうしようかなぁ。