• v180 インフルエンザ/無料診療/愉快な札幌109-5000万円

    ■インフルエンザ

    風邪薬
    結局は薬づけになる医療

    妻が風邪をひいて病院へ行きました。いつもはあまり熱が出ないのに、今回はやや高熱が出たからです。

    病院へ着き熱を計ると、なんと平熱になっていました。病院ヘ行くと痛みがなくなったり、熱が引いたり、これは私も良くあるのですが、たまりませんね。

    なんだ平熱か、大したことないじゃん、って思われるようで。

    それでも、一応インフルエンザの検査をしてみたそうです。20分ほど待たされて結果が出ました。

    「A型B型2種類のインフルエンザを調べましたが、どちらも大丈夫でした」
    「そうですか」
    「ただの風邪です」
    「新型のインフルエンザは検査で分かるんですか」

    すると医者はこう言ったそうです。
    「分かるワケないだろ」

    いやーこの言われ方、踏んだり蹴ったりですね。(笑)

    その後、その風邪は私に移り、今、苦しんでいるところです。
    新型インフルエンザかも知れません。(笑)

     

    ■タダの歯科、その後

    前回、単にダジャレで取り上げた「タダの歯科」。その後、その話がニュースになりました。結果から言えば、無料(患者負担ゼロ)で診察を受けることは違法とされました。
    しかし、当NPO法人の理事長は、「弱者救済のため、無料診療を続ける」と突っぱねているそうです。(それはテレビでのニュース)

    新聞記事があったので何回も読みましたが、そちらは理解に苦しむ記事でした。

    いろいろ複雑なことが書かれていましたが、歯科医院が乱立していたり、小児科や産婦人科が少な過ぎたり、トータルして国の医療政策が大失敗しているわけで、法整備がまるでなってないってことを感じました。

    なんとなくですが、健康保険法や社会福祉法が、憲法の大前提である『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(第25条)』に反して、改悪され続けていることが問題ではないかなと思うのでした。

    新聞記事

    いつも面白い北海道新聞ではあるけれど、この記事は要点がわからなかった

     

    ■第109回 愉快な札幌大発見:5000万円

    5000万円

    5000万円を出して弁当を買ってみました。

    ウソです。

    1月6日の19時頃、我が家は主婦の風邪によって、晩飯を買って食べることになり、コンビニへ出かけました。

    風邪に効きそうな「チゲ鍋うどん」と、自分の分の「豚カルビ弁当」を選び、サイドメニュー的な「スパゲティサラダ」を買いました。

    若い女性の店員がレジを打ち「1086円です」と言いました。

    「小銭がなくてすいません」と私は5000円札を出しました。
    そうするとレジにものスゴい数字が現れたのでした。

    お 預 り 50000,000

    (多分想定外なのか、100万円の手前のカンマはありませんね)

    店員「あっ」
    私 「あっ。すごいですね」
    店員「そうですね」
    私 「……」(どうするんだろう)
    店員「◎◎さんっ! ちょっと…」(隣にいた店員に声をかける)
    ◎◎「えっ、えっー」
    私 「5000万円になってますね。クスクス」

    一度打ったレジが修正できないらしく、とりあえずレジはそのままで、「5000円お預かりします」と言われ、何と、その◎◎さんが携帯を取り出し、電卓機能を使って計算を始めました。
    「3914円のお釣りです」

    電卓で計算せんでも分かるのに 、まあ、暗算を避けるように言われているのかも知れませんが、日本人の計算能力が低まってるような気分になりました。

    その後、50000000円お預かりのレシートが出てきて、ミスタイプなので、きっと捨てるんだろうなと思いましたが、せっかくなので「それもらえますか」と言ってみました。

    店員「えっと…」
    私 「あ、いや、面白いので」
    店員「あ、どうぞ」
    私 「あ、どうも」

    てなわけでレシートをゲットしたのです。もし私が超が付くほどの極悪人なら、そのレシートを見せて「お釣りが足らんがなっ!!」と脅していたかも知れません。(おいおい)

    一応、札幌での出来事ということで。


  • v179 フンテロ/愉快な札幌108-無料の

    ■フンテロ

    カラス
    鳥は寒くないのだろうか

    昨年、自転車に乗っている時、後ろからカラスの攻撃に遭いアタマをどつかれました。ムカついたのは言うまでもありませんが、そんなのは大したことじゃなかったなと、今になって思います。

    ウチのカミさんがね、外から帰ってきて、コートをハンガーにかけて、しばらくしてから気づいたんですがね、そりゃもうすごいことになっていましたよ。

    「くっそー!! ふざけやがってー!!」
    「まあまあ、カラスの身になってみればさ…」
    「許せねー!!」
    「人間がすみかを破壊したんだよ」
    「ぶるぶるぶる…」(憤怒)
    「まあ、復讐だな、カラスの」(笑)
    「くっそー!!」
    「フンテロだな」(笑)
    「どうしてやろうかー!!」

    コートの肩にはべったりと鳥のフンが付いていたのでした。怒りはいつまでも続いているようでしたが、アタマ直撃よりは良かったのではないかと思ったりします。

    はてさて、しかし、考えてみれば、それは本当にカラスなんだろうか。ハトかも知れないし、カモメかも知れません。
    カラスは何かと悪い先入観を持たれるようです。

    フン付きのコート
    あまりに汚いのでぼかしてみました。白いのが鳥のフンです。
    この画像の下の方にも飛び散っています。

    2009年の1発目は「ウン」の付くお話でした。
    それではまた。

     

    ■第108回 愉快な札幌大発見:無料の

    タダの歯科

    今や歯科はコンビニより多いので、こんな太っ腹な歯科を発見してしまいました。
    いや、タダなワケないですよね。

    いやいや、ここではないですが、ここ札幌に、本当にタダで治療するシステムを作り、違法性が問われ大騒ぎ、というニュースが12月にあったんです。
    知ってますか。

    説明しよう。
    2005年、医療関連のセーフティーネットを構築することを目的に設立されたNPO法人があったとさ。「CMケア機構」という。

    医療改革とやらで、老人の自己負担金がゼロだったのが1~3割になり、年金生活者などから悲鳴が上がったとさ。(改悪ですよね)
    そして、歯の治療が受けられない老人が増えたのでした。
    歯の治療が後回しになるため症状が悪化している現実があるのでした。

    これはいかんっ!! 歯科診療の自己負担金を無くさなければならない、生活弱者にこそ医療をっ!! と、と小林理事は考えたのでした。

    そこで、広報誌の広告収入などを資金にこんなことをやってみました。

    アンケートに答えてもらいます。すると会員になれた上に、報奨金までつけます。その報奨金が1年間有効の治療費になるのでした。治療費が重なり多くなると、別のアンケートに答えればいいようにしました。会員は年収520万円以下の健康保険証を持っている人に限りました。

    このニュースの配信は12月5日。その時の会員数6000人。平均年齢57.6歳。半数が治療を受けたとのこと。提携した歯科医院は2つ。

    行政当局とも協議し、法律に反していないことを確認し1年半を費やして作ったというこのシステム。当然大騒ぎになり、札幌歯科医師会に問い合わせが殺到したそうです。

    やがて、違法ではないのかとの声も上がり、ごたごたしているようですが、今どうなってるのか分かりましぇん。

    そういえば、花咲か爺さんのような2兆円のバラまき政策もどうなるか分かりませんが、この国はいざとなると「埋蔵金」がザックザク出てきます。2兆円どころか、いざとなると10兆も20兆も出てくることが昨年分かりました。なんぼでも出てきます。特に選挙前は。(笑)
    例えば、一人1万円分の治療をタダに、とやればですね、2兆円もあれば、何と2億人の人がタダで治療を受けられるんですよね。計算すると。

    高齢者に絞ったら何億人助かることか。そんなにいないよ。(笑)

    歯の治療は健康に大きく影響するので、病気も減るらしいんです。
    経済効果ありありですよ。
    ね。


  • v178 人体実験が終了/愉快な札幌107-何これ

    ■人体実験が終了

    北大の健康診断会場
    北大の健康診断会場

    メタボを集めた北大による人体実験がついに終わりました。
    「札幌ライフスタイルスタディ(第二期)」という人体実験に参加を決め、登録されたのが2007年5月28日でした。

    メタボな人は生活習慣を変えずにいると健康が悪化する確率が高い、というすでに分かったような答えが出るはずのこの実験は、2つのグループに分けられました。

    もし、食事や運動などの半強制的な「指導介入のあるB群」に割り当てられていたら健康まっしぐらとなったはずでしたが、一切介入しない「放置して経過を見るA群」に割り当てられたため、この2年間は、特別なことはせず、普段通りに暮らしてきました。

    というか、うまくいけば適切な指導を受けられるかも知れない、いや、ダイエットできるかも知れないという期待を胸に参加したわけでありますが、とても残念な生活が続くことになりました。

    そうです。そうしてただ普段通りに暮らしてきただけの実験が終了したのです。

    2年(初動でもたつきがあって正確には1年6か月)が経過し、この土曜日に健康診断というよりは「人体チェック」を受けに北大へ足を運びました。

    ちょうど1か月前にこれとは別の健康診断を受けた時は、病み上がり・疲労困ぱい・酒づけの直後で体調が最悪の時に受診したため、異常値が出まくり、大変マズいことになっていました。良いところがないというぐらい。

    今回の結果がもしヒドいことになっていたら、自分で食事と運動を管理し、生活習慣を変えていかなくては早々に死んでしまいます。しかし出来そうで出来ないことなので早々に死んでしまうかも知れません。そもそも自己管理できないからメタボになったのであり…。

    ま、それはともかく、今回の「人体チェック」で面白かったのは呼吸器系の検診で、肺活量を測った時でした。ただ肺活量を測るのではなく、息の続き方も調べていました。

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    前の人「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    前の人「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。いいですねーいい波形ですよ」

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    私  「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    私  「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。……んー……」

    測る人「息を吸ってぇー、…はいっ、吐いてっ」
    後の人「 ふーーーーーーっっ!!」
    測る人「もっともっと、頑張ってーっ」
    後の人「っっっーーーぅぅぅ」
    測る人「はいOKです。いいですねーいい波形ですねー」

    私の時だけ「いい波形」になってなかったようです。とても不安です。

    6つの電極を体に付け、血圧や血の巡り具合を測りながら自転車をこぐ「運動能力測定」では、約6分後に血圧が上がり過ぎて計測を終了しました。マズいんでないかい。

    さてどうなることやら。結果はそのうち送られてきます。

    ※これまでの経緯は、vol.81、vol.92、 vol.99となっております。

     

    ■第107回 愉快な札幌大発見:何これ

    何これ

    ネタ切れに苦しんでいるさなか、まあまあ行けそうな微妙なネタを発見し写真を撮りました。あとからデータを見ると、別の部分にこんなものが写っていまして、今回は偶然写っていたこれで行きたいと思った次第であります。

    名人コーヒーの店「??」。これ、なんでしょうね。例えば、と例えようとしても、例えが浮かばない奇妙な図形であります。虫かな。左の図形は「ムロワ」って読めたり、でも両端の橋のマークのようなものは何。右下の足のようなものは何を意味しているのか…。π?

    読めた方はご一報ください。私は正解を知りません。


  • v177 ももが痛い/愉快な札幌106-洪水目安棒

    ■ももが痛い

    氷の路面
    路面はほぼスケートリンク

    やたらとももが痛い日が続いています。その理由がしばらく分かりませんでした。
    何日経っても何となくももが痛くだるいのです。太ももの前側です。
    こんなことは初めてです。

    つい先日、外に出ると路面が写真のように氷でツルツルになっていました。これは降った雪が融けて、再凍結した状態です。
    車がひっきりなしに通る道路では雪や氷はなくなっていますが、車の少ない通りや歩道はツルツルです。特に歩道では「車道側に転んだら…」と考えると怖さを感じます。

    雪や氷の上は、歩幅を超小さくして、足の裏全体で着地するようにして歩きます。少しだけホンダのロボットのASIMO君になったような気持になります。

    そうして歩いていたらももが痛くなってきました。
    「これかーっ!!」と思いました。
    雪が降ってから路面を歩く度に普段は使わないももの筋肉を使っていたのでした。今年やけに痛く感じたのは、老化が進み、小さな筋肉痛の治りが遅くなっているからなのでした。

    氷の上を歩きながらいろいろと思ったことがあります。

    どこにでもツワモノは存在していまして、このような路面を自転車で、片手をポケットに突っ込んで乗っている青年を見ました。
    「危ない」と思う前に「手袋はけよ」と思いました。
    (北海道では手袋は「履く」ものであり、「付ける」とか「はめる」とか「する」ものではありません)

    手袋はともかく、「まったく若さに任せてよぉ」なんてジジ臭いことを考えていると、どっかのジジが氷の歩道を自転車に乗って通過していきました。
    「倒れて死んだらどうすんだ」なんて心配してあげていると、今度は若い女の人が氷の上を自転車で通過して行きました。
    言葉も無く、ちょっとだけ目が点になりました。(ふるっ)

    ネタがないのでこんなもんで勘弁してください。(笑)

     

    ■第106回 愉快な札幌大発見:洪水目安棒

    洪水目安棒

    ネタ切れに苦しんでいるさなか、ありがたいことに読者から情報をいただきました。
    洪水被害の歴史を重ねてきた札幌ならではの愉快な発見であります。

    豊平川河川敷にあります。
    川の水位が上がってきたらこの棒を見て危険度を察知する装置であります。レベル2の半分以上になると、説明してる看板は水中に埋没して読めません。ま、そんな時に読みに行く人もいないからいいんですが。

    脇の看板を拡大すると…

    洪水目安棒

    うーん「現在の水位が分かる」ってことは、やっぱり危険が迫っている時に確認するんですね。
    一目で分かるって書いてありますが、レベル3を越えると、この棒自体探せないような気もします。危険なときは棒を見なくても危険だと分かると思いますし…。

    まあ、普段からの防災意識を高めようってことなんでしょうね。過去の被害のことなど忘れちゃいますから、人間は。

    んーと、この棒、洪水で折れたり流されたりなんかして。 というかこれが流れていたらレベル5ですね。


  • v176 雪景色/愉快な札幌105-雪のベスト

    ■雪景色

    冬の風景
    本格的な冬がやってきました

    写真を見ての通り、雪が降りまくっています。こうしてみると白い景色ってのは、美しいというか、ロマンチックな感じがするものであると、思うでしょう。

    ところがですね、この左側はこうなってまして。

    札幌

    ちっともロマンチックじゃありませんよ。
    ロードヒーティングで雪が融けてますし。
    ネタがないのでこんなもんで勘弁してください。(笑)
    まあ、今札幌はこんな景色になっております、ということで。

    そういえば大通公園では、恒例の「ミュンヘン・クリスマス市」(12/24まで)が開催されています。そしてその周辺(結構広範囲)ではホワイトイルミネーションといって、光のオブジェが美しく輝いているところです。

    ミュンヘン・クリスマス市

    これはミュンヘン・クリスマス市の方です。
    クリスチャンも仏教徒も関係なしに楽しめます。寒いですが。

     

    ■第105回 愉快な札幌大発見:雪のベスト

    雪のベスト

    近所の銅像が雪のベストを羽織っていました。
    暖かいんだか、寒いんだかっ。

    これだけじゃ何ですから、銅像の人を紹介します。
    梁田 貞(やなだ ただし)という札幌出身の人です。何の人かここで分かった人には米1年分を差し上げたいくらいすごいです。
    ここは「資生館小学校」の前というか脇というか近くです。

    この小学校に関する話は複雑で面倒なので割愛します。
    で、この人は昔 「創成小学校」と言われていた頃のこの小学校を卒業しています。だからここに像があるんですね。

    北大と早稲田に在籍していたこともあるんだとかで、その後、1909年に東京音楽学校(現東京芸術大学)に入学して声楽を学び、なんか知りませんけど、テノール歌手として将来を嘱望されたんだとか。
    ここで何の人か分かったらやはり、ガソリン1年分を差し上げたいくらいすごいですよ。

    で、 結局は音楽教育と作曲の道を選び、大正7年(1918年)に研究科作曲部を修了。
    音楽教師としては、没後に「音楽教師」という映画にもなり、見た目から「ライオン先生」と呼ばれて生徒に慕われていたそうです。
    ここで何の人か分かったらそれでも、豪華客船で行く世界一周旅行券をペアでを差し上げたいくらいすごいです。

    この人は「城ケ島の雨」「とんび」「昼の夢」など数々の名曲を作曲しました。

    まだ分からない?

    もうっ。

    「どんぐりコロコロ」の人ですよ。
    みんなが知ってる「どんぐりコロコロ」を作曲した音楽家です。
    小学校前には、「どんぐりコロコロ」の歌碑が、この銅像の右横にあります。譜面と歌詞が掘られています。

    ためになったね。

    ちなみに、作詞は青木存義という宮城県の人だそうです。
    なんと生家跡に「どんぐりころころの石碑」があるそうです。