• v110 ローカルニュース1週間/愉快な札幌40:めんくらぶ

    ■ローカルニュース1週間

    昆布綱引き
    これが昆布綱引きだっ!!

    「白い恋人」の石屋製菓がやってくれました。先輩の雪印、ミートホープに負けないインパクトであります。妙に“全国ニュースになる事件”が多いような気もするこの頃、全国に流れない北海道のローカルニュースを、北海道新聞からここ1週間、適当に抜粋してみます。(ネタ切れか?)

    以前も一度やりました(第49号)、できるだけマイナーなニュースをピックアップしてみます。(☆は私の雑感です)

    ■8月13日(月)

    ●昆布綱引き13チームで熱戦
    釧路管内釧路町の町夏まつりが11、12日、町内の大型店駐車場で開かれた。初の「昆布綱引き大会」は昆布森漁協青年部がナガコンブで作った長さ約8メートル、直径約3センチの特製の綱を使い、3人1組の計13チームが熱戦を繰り広げた。
    ☆いやー、エキサイティングですねー。

    ●琴似大火を忘れない 住民、高校生ら防火パレード
    約半世紀前に起きた大火を語り継ぐ防火パレードが11日、JR琴似駅(札幌市西区)から「屯田の森」までの約1キロで行われた。…住民や市消防音楽隊など総勢約100人が参加した。
    ☆100人でも立派なニュースであります。昔は大きな火災が多かったそうです。

    ■8月14日(火)

    ●札幌時計台が教室に?! 今日から 北大研究者 市民と勉強会
    北大法学部の研究者が大学を飛び出し、札幌時計台で市民と一緒に政治や社会問題を学ぶ勉強会が14日から始まる。香山リカ氏らを講師に招き、生の議論を通じ「市民力」を高める場を目指す。
    ☆時計台の2階が講堂になっているんです。使えるとは知りませんでした。

    ●大通公園のビアガーデン 来場者数 史上2位 ビール消費量も
    …13日…「大通り納涼ガーデン」の来場者数、ビール消費量ともに昨年に次いで史上2位だった…。実行委は「湿度が高く、体感的に蒸し暑い日が続いたのと、多くの人が飲みに繰り出す午後6時から7時ごろに雨が上がることが多かった」と話している。
    ☆飲みに繰り出す午後6時から7時ごろに雨が上がるってところがいいですね。今年は仮設トイレが改善されたそうです。

    ●道内人気の湯 楽しめます
    札幌市内を一望できる観光施設・羊ヶ丘展望台の足湯が、人気を集めている。道内の人気温泉の「本物の湯」を月替わりで取り寄せているのがミソ。何度も足を運べば、ちょっとした温泉巡りの気分が味わえる。
    …足湯の横には温泉名を書いた看板やタオルの自動販売機を設置しており、観光客は「思わず入りたくなる」。…「ちょうどいい湯加減でいつまでも入っていられる。また来たい」と喜んでいた。
    ☆新聞なのに「取り寄せているのがミソ」ってところがいいですね。うーん足湯かぁ

    ●モエレ沼 空中散歩
    札幌市は9月上旬、東区の人気観光施設「モエレ沼公園」で、熱気球の試験飛行を初めて行う。
    ☆私は高所がダメなので無理ですが、楽しそうです。

    ●アライグマ本格駆除に着手 苫小牧
    ウトナイ湖周辺で野生化し増殖するアライグマの問題で、環境省苫小牧自然保護官事務所は本年度から本格駆除に着手し、これまでにオスの成獣5匹を捕獲。広い範囲で生息していることを確認し、警戒を強めている。
    ☆動物ネタはローカルニュースの醍醐味ですね。しかし「駆除」は仕方ないんでしょうかねぇ。

    ■8月15日(水)

    ●1日乗り放題「ドニチカキップ」 使用済み 譲渡や売買 札幌の地下鉄
    土日祝日に限り地下鉄全線乗り放題の1日乗車券を使った後に、他人に譲ったり、売ったりする人がいて、札幌市交通局が頭を痛めている。
    …主婦は土曜の夕方、切符売り場で見知らぬ女性から「これどうぞ」と突然、ドニチカキップを手渡された。女性は「もう使わないから」と、善意で譲ってくれたらしく、主婦も「得しちゃった」と譲り受けた。
    …乗り放題が特徴の切符だけに、夕方など早い時間に使い終えてしまうと、「まだ使えるのに、もったいない」との意識が利用者に生じるためのようだ。
    市交通局は「今は取り締まりを考えていないが、好ましくないのは事実。利用者のモラルに期待したい」と話している。
    ☆いや、もったいないでしょう。何度か利用したことがあるのですが、売るのはともかく譲るのはいいと思いますが…。ただでさえ皆さん不況で苦しんでるわけですからね。でも、お金はちゃんと使わないと、ますます景気は悪くなるとは思います。

    ■8月16日(木)

    ●「道プレ」ラリー 道の駅制覇目前の応募用紙落とし物
    道内100か所の道の駅すべてを巡り、シールを集める企画「道プレ」ラリーで、73か所までシールが埋まった所有者不明の応募用紙が8月初め、北海道新聞社に封書で郵送されてきた。差出人は匿名で、旅行中に用紙を拾い、送ったらしい。ラリーの企画会社は「あと少しで制覇できる。落とした人はぜひ連絡を」と呼びかけている。
    ☆ほのぼの感あります。拾ったのは新潟の人のようです。シールは企画会社の商品「マグネットプレート(100円)」を買うと1枚付いてくる仕組みで(「道プレ」の「プレ」はマグネットプレートのプレだったのですね)、気になる制覇の賞品は、記念の盾や粗品だそうで、制覇する人は毎年170~190人いるそうです。(すっごく大変なのにすごい数です)

    ■8月17日(金)

    ●たき火跡を今年も発見 知床岬で合同巡視 斜里
    世界自然遺産・知床の知床岬周辺で16日、環境省や林野庁、道など6機関による合同巡視が行われた。知床国立公園の保護地区として禁止されているたき火跡は、今年も1か所見つかった。…自然保護官は「知床を訪れる観光客らに、禁止事項を周知していきたい」と話していた。
    ☆どうやら観光客のようですが、世界自然遺産に指定された時から、環境が破壊されかねない心配はありました。困ったことですね。

    ■8月18日(土)

    ●廃車の中から“宝探し” 北広島(←札幌の隣りです)
    …中古自動車部品を扱う伊丹車両(札幌)の北広島店はユニークな商品展示で知られる。通常、中古パーツは車体から外されて管理されるが、ここでは本体ごと展示。客が自分で部品を見つけ、工具を使って取り出すセルフサービス方式をとっている。「…人件費の節約になり、…安価で提供できる」と社長。…市価の半額から3分の1という。
    「部品探しには知識が必要。自分の欲しい部品を探すのは宝探しの感覚で面白いよ」とは常連客の弁。
    ☆知識がないと厳しいですね。面白いけど。

    ●中学窓ガラス14枚割られる 滝川
    …16日…学校が無人になった午後9時から発見される(午後10時55分ごろ)までの間に何ものかが投石したとみられる。同校では14日にも、投石で窓ガラス2枚が割られている。
    ☆ガラスをプニョプニョした割れない物にしたら投石が跳ね返って投げた人に当たり、二度としなくなると思うのですが…。無理か。

    ●四島返還願い無料市電運行 函館
    函館市渡島(おしま)支庁などは17日、8月の北方領土返還要求運動強調月間にちなみ、今年も函館市電で無料電車「北方領土返還号」を運行。車内で同運動をPRするリーフレット配布や返還要求の署名活動などを行った。
    ☆昔から北海道ではこの北方領土返還要求については、いろんなところで目につくきます。内地では分からないと思います。

    ■8月19日(日)

    ●牛乳で3種のドリンク 札幌駅前 ミルクスタンド開設
    北海道牛乳普及協会とホクレンは18日、「まぜまぜミルクスタンド」をJR札幌駅南口広場に2日間限定で設置し、牛乳に黒ゴマなどを加えた「ミルクドリンク」3種類を無料提供した。19日は午後10時から1500杯のミルクドリンクを無料提供する。
    ☆しまったーっ!! 寝てたーっ!!

    このほか、夕張関連の情報はほぼ毎日のように出ています。それから道の不況を裏付ける倒産や賃下げの記事が目立ちました。

     

    ■第40回 愉快な札幌大発見:麺喰愛(めんくらぶ)

    メンクラブ

    当て字シリーズです。愛をラブと読ませております。

    それより、通常の味噌・塩・正油ラーメンが450円というラブな価格に加え、会員190円ってのが恐ろしいです。なんとなく閉店してるような雰囲気があり、まさか安くし過ぎて潰れたのでは、と思わせる佇まいです。
    ウチからやや遠いものの、行けない距離ではなく、ちょっと試しに食べてみたいような気もしなくもないです。入りにくいけど。


  • v109 千歳鶴の悲しい出来事/愉快な札幌39:福来軒

    ■千歳鶴の悲しい出来事

    千歳鶴の水

    北海道の地酒に「千歳鶴」(ちとせづる)という銘柄があります。最近、北海道の米が美味しくなってきていますから、水も良いし、全体的に日本酒のレベルが上がっているのではないかと思います。

    酒飲みには嬉しい現象であります。

    我が家からは自転車で20分くらいのところにその千歳鶴の蔵とミュージアム(販売店も)があります。そして販売店の外壁に水道の蛇口が2つあり、写真のように、いつもこのように蛇口に向かって長い行列ができています。

    真横に広い駐車場があり、みな車でやってきます。
    手にはポリタンクかペットボトルを持っています。

    この蛇口から出る「水」は地下150mから汲み上げられる地下水で、札幌南部の山々から200年かかって流れてきたありがたーい水なんです。
    それはまた鉄分やマンガンをほとんど含まない酒造りに適した水で、千歳鶴の仕込み水に使われている水なんだそうです。

    そのありがたい水を、なな、なーんと、無料で汲んでいってもいいですよと、太っ腹なことをしているんです。我が家では昨年夏頃からちょびちょびと汲みにいって、主にお茶とご飯に使っています。気のせいか知りませんけど、ご飯はつやつやでとてもおいしく炊けます。

    昨年は、何の制限もなく、朝の10時から夕方6時まで汲み放題で、しかも時間外でも蛇口をひねれば水が出る状況でした。太っ腹にも程があるってくらいのメタボリックなサービスでした。

    人間という生き物はとても悲しくできていまして、こういうタダのモノに対しては、常軌を逸するほど持っていっちゃう人たちが、必ず現れてくるものです。我が家は、何と言ってもパンクレスのリペアムゲル自転車で汲みにいってますから、せいぜい9リットルが限界でしたので、べらぼうに悲しい人間の方ではなかったと思います。

    千歳鶴としても、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし昨年の秋頃に、ついに「ペットボトル5本」という制限ができました。

    しかし何でこう言うアバウトなルールにするのかな、北海道は、なんて思いませんか。

    当然、「1本の容量がでかい4リットルボトルを5本」汲んでいく悲しい事態となります。しかも、そんなルールさえ守らず、相変わらず大容量のポリタンクにどっさり持っていく悲しい人も消えませんでした。

    千歳鶴としては、おそらく、節度のある行動を期待していたのだと思います。
    しかし効果はなかったようで、この7月に再び制限が加えられました。

    千歳鶴の水

    悲しい貼り紙の内容です。
    『現在、この水汲み場では弊社の予想をはるかに越え、1.8リットル瓶に換算して1日に5000本以上の水が消費されております。このまま推移しますと酒造りにもかなりの影響を及ぼすことになりますのでご利用の方は下記事項を厳守願います。


    限られた資源を大切にするため、仕込み水はお一人様2リットルペットボトル3本までとさせていただきます。…(略)…ご利用時間:午後2時~午後6時』

    量と時間のダブル制限です。しかも時間外は元から閉めるようになり、蛇口をひねっても「お愛嬌サービス」的な水は一滴も出やしません。

    ギスギスですねーっ、世の中、どうなっちゃってんでしょう。
    今、市販のミネラルウォーターもピンキリで、高価なものも随分あります。そういう中でこの仕込み水の無料サービスは、ある意味無茶だったのかもしれません。
    何と私が並んだこの日、明らかに6リットルでは済まないポリタンクや、大量のペットボトルを持ってきている悲しい人が目につきました。

    でもルールを守らない悲しい人というのは少数なんです。
    文句をつぶやいているおばちゃんもいました。いや、みんな見て見ぬフリですが、心の中で怒っていますよ。思っていることは多分同じです。
    このままではサービス自体がなくなるか、監視員をつける最大に悲しい事態になると思います。有料化なんてことも…。

    制限をかけざるを得ない千歳鶴が一番悲しい思いをしていることでしょう。

    私が考える悲しい解決策は、監視員を付け、ルールを守らない人に対し、
    「ルールを守らないと、社会人として恥ずかしいですよ」「迷惑かけているんですよ」と、きちんと言って教えてあげることが必要なのかなと思いました。

    何のためのルールなのか、守らないとどうなるか、どういう気持でサービスしてくれているのか、よーく考えてもらって…って小学生かっ!!

    何ですかこれはー、助けてくださいよー。

    千歳鶴ミュージアム
    ミュージアムの中では、いろんな資料の展示や、販売コーナー、
    それと 試飲コーナーがあります。節度のある試飲を心がけています。

     

    ■第39回 愉快な札幌大発見:ウマい本場のウマさ

    ラーメン屋

    多分有名なラーメン屋さんです。「福来軒」といいます。食べたことあります。しつこくなくてウマいです、確かに。
    で、ここのビニールのひさしに書かれたいわゆるキャッチとマークが微妙でして、一見普通っぽいのですが、読んでみると…。

    ウマい本場のウマさ

    これ最初の「ウマい」が不要ですよね。ふはは。さらには「ウマ」が丸を作っていてウマだらけ。ラーメンはしつこくないのに、看板はしつこいです。


  • v108 もうひとつのサッポロ/愉快38:反核

    ■もうひとつのサッポロ

    サッポロ一番

    札幌なのにサッポロビールが高い札幌でありますが、もうひとつ札幌なのに解せないものがひとつあります。

    スケールの小さい話で恐縮ですが、袋ラーメンのサンヨー食品「サッポロ一番」が見当たらないのです。
    サッポロ一番によく似た、「どことなくパクリっぽいよね」的な袋ラーメンはどこにでもあるのですが、肝心の本物がありません。

    少なくとも、近所にあるコンビニ――セブンイレブン2店、ローソン2店、ファミリーマート、セイコーマートにはありません。食品を置いているサッポロドラッグにもありません。あのサッポロ一番が札幌なのにないんです。

    普段使っているスーパーの「丸正」「ラルズマート」にもありません。えらいことです。東京タワーが東京にないようなもんです。(急にスケールが大きく…)

    サッポロ一番と言えば、全国でも人気が高く、この私でさえ袋ラーメンの心の第1位はサッポロ一番味噌ラーメンであります。そんなおそらく誰もが上位に上げると思われるサッポロ一番が、札幌でありながら無いなんてことは本来あってはならないことではないでしょうか。(演説調)

    さすがにこのサッポロ一番が札幌にないことは以前から気になっておりまして、このたび、ちょっと調べてみました。まずは外に出る前にネットで調査。

    登記上、本店は東京都港区、事務本部は群馬県前橋市(本社工場も同じ)。工場は前橋市の他に、宮城県白石市、奈良県大和郡山市、愛知県大府市、福岡県飯塚市にもある。
    「札幌にないじゃん…」

    サンヨーめ、人のふんどしでラーメン売りやがって、などと思っていると、『1960年代、当時の社長が全国のラーメンを食べ歩き、札幌ラーメンに感銘を受けた運命的な体験に由来している』とあり、悪気はないのねと胸を撫で下ろした次第であります。

    で、パンクのしないリペアムゲル自転車に乗り、サッポロ一番探しのためだけに出動しました。そうすると意外にも近所にありました。それはスーパーの「ディナーベル」と「東急ストア」の2店で、どちらも東急グループでした。何と言いますか、ちょっぴりお高い方のスーパーです。

    なるほど、札幌とは言え今、地方は冷えきっております。おそらくサッポロ一番は値引きをしないブランドということで、コンビニはじめスーパーでも、少しでも安い「どことなくパクリっぽいよね」的な袋ラーメンを優先して置いているのでしょう。

    そしてそれを裏付けるかのような売り方に気付いたのです。 パクリっぽいラーメンは5個ワンセット売りが多く、単価が安いのに対し、サッポロ一番にはセット売りがないんです。ないんですよっ、5個セットがっ!!!!!!

    うーんまさに富裕層を狙ったあえて単価を下げないお高いラーメンであったのです。(富裕層は袋ラーメンを食しないですかねぇ、そーいや)
    ということで、サッポロ一番はゴージャスな食べ物なんですね。(えーっ?)
    (えーっ?)
    (えーっ?)
    (えーっ?)

    サッポロビール同様、札幌なのにちょいお高い、もうひとつのサッポロのお話でした。おしまい。

     

    ■第38回 愉快な札幌大発見:反核祭

    反核祭

    そう言えば、今日は広島に原爆が落とされた日ですね。二度とあってはならない惨禍でした。核兵器はもちろんのこと、人を殺すための道具が将来すべてなくなりますように。

    さて、愉快というにはちょっとアレなんですが、あまりにもジャストフィットなダジャレを発見してしまったので、困った末に、あえて書きます。

    札幌の「平和行動」実行委員会というところが、来たる8月11日に「憲法9条を守り、核も基地もない日本を!」と題したイベント開催予定のチラシがありました。私は是非参加したいと思いました。その裏側にこんなものが。

    「反核祭」

    多分、はんかくさい、じゃないかと思うんです。北海道出身の人はすでに笑ってると思うんですが、はんかくさいって、北海道弁でバカじゃないのか、みたいな意味があります。

    イベントの意図は「反核=核兵器廃絶の訴え」でしょうから、私は大賛成です。反核の声が大きくなって、世界を変えて欲しいと願っています。

    意思表示の場を設けることは、ただ思うだけよりも実現へ向けた一歩ですから、大切な行動だと思います。ホントにホントに大切なことです。染み付くくらいに意思表示をして、意思表示の場がなくなりそうな時に、ちゃんとモノが言えるような人で溢れていて欲しいです。

    そんな素晴らしい意思表示の場「反核祭」ですが、ま、タイトルがたまたま「はんかくさい」って読めちゃってですね、そのあまりのギャップに「そりゃないだろうっ」て叫んでしまいましたが、これは見事なまでのダジャレということで、んー、キリスト教の平和の会のセンスに脱帽、というオチで、ひとつ、許してください。

    見つけちゃったら言いたくてウズウズしちゃうんですよね。マズいとは思うんですが、バナナの皮に足が引きつけられる芸人魂にも似た感覚といいますか…。

    反核に「祭り」ってのもどうかと思ったりもしますけどね。とにかく反核には賛同致します。核の被害のない世の中になりますように。


  • v107 タヌキ祭りで/みちおで食す/愉快な札幌37:もつなべ

    ■タヌキ祭りで

    にぎわう狸小路
    にぎわう狸小路

    狸小路はなぜタヌキなのか調べてみたら、昔実際にタヌキが出没したという説と、夜な夜な街頭に立つ風俗な客引き&お姉さんたちの騙しの手口をタヌキに例えたという説がありました。
    風俗系は別の「通り」に、ここでは扱えないダジャレの総合カタログのように店名を連ねております。(マツタケキヨシとか明日のニョーとか…。私はちょっと近寄れません。狸小路は健全です)

    先週の土曜日に、狸小路の年に一度のお祭り「狸祭り」(1日限り)がありまして、約1kmに渡って飲めや歌えや踊れやで大勢の人が集まり賑っておりました。

    ところどころで小ジョッキ程度の量のビールを100円で振る舞っているのですが、それらはなぜかアサヒビールです。札幌なのにサッポロビールは200円なんです。(安いけど)
    地産地消が声高に叫ばれている今(今年)こそ、サッポロビールを100円で飲ませてくれるべきではないんですか、と貧乏くさいことを思ったりしました。(我ながらせこいっ)

    この日の目的は、変なものばかりを売っている店に行くことでした。袋に詰め放題で100円というセールのチラシを見てのことです。

    そこには実際、私が普段から求めている、ものすごく雑でチープなおもちゃ類がいろいろありました。100円の袋より一回り大きい500円の紙袋(約25×15cm)を買い、誰も買わないようなつまらないおもちゃを詰め込んだのでした。

    詰め放題
    この3~4倍袋に詰めました。左側の「笛」はケバだらけで、最高にチープです。

    私の札幌の知り合いはほとんど飲食店関係者なんですが、この日は狸小路でロシア料理店を営む店主にバッタリ会いました。(狸小路なので会ってもおかしくはないのですが)
    とにかく引越してから2年半、道端で知り合いに出会う機会なんてほとんどない日々でしたので、ようやくこの土地に馴染んできたような気がして嬉しく感じました。

    帰宅してから、袋に詰めたくだらないおもちゃの一群を見て、あっと驚きました。

    知り合いそっくりの人形

    そこには、狸小路の道端で会った店主にそっくりの人形があったのでした。

    うーん実に良く似てる。

    左手で鳩のような鳥の首を握りしめていて、何気にスゴいです。

    店長、これお店にどうですか。メール頂けたらプレゼントしますよ。
    (私信)

     

    ■今年の愉快な札幌大賞記念企画、実際に行ってみた

    ほっかいみちお

    先週、ここの北海ホタテ弁当を食す目的で行ってみました。やはり居酒屋でした。完全に居酒屋でした。弁当屋ではありませんでした。
    店は地下にあり、そこそこ広くていい感じのお店でした。刺身が売りのようです。

    「あのー、チラシで見たんですが、ホタテ弁当ってありますか」
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…今日はホタテ入ってないんですよ」
    「ゲロッ」

    というわけで、私が見たチラシはもうかなり古くなっていたようです。それはもうあきらめ、お酒を頼んでみました。刺身にはやはり日本酒。好きな銘柄が目に入りました。

    「田酒ください」 (青森の名酒です)
    「ちょっと待ってください」(立ち去って聞きに行く若い女性店員)
    「…田酒なんだけどぉ…」
    「…」(目が点の私)
    「…」(ハッという表情の若い女性店員)
    「 なんですけどぉ…」
    「…」(そうそう、ため口じゃダメだよね)
    「切らしてます」
    「ゲロッ」

    というわけで目的のホタテはない、ため口を聞かれ、飲みたい酒も切れ、散々なスタートを切ったわけですが、「本日の限界に挑戦」みたいな一品があり、その「380円のイカ刺し」を頼んでみました。これがまたスゴくて写真載っけちゃいましょう。

    イカ刺し

    赤いのは“チップ(姫マス)”のルイベなのでそれは割り引いて考えても、380円でこの量にはびっくりしました。イカ一杯内臓まで丸ごと使っていて1人前ですからね。

    突き出しも選べたり、木曜日がチューハイ1杯100円(オールタイム)、土曜日は刺身が1品150円など、一瞬のため口以外は、素晴らしく頑張っているお店でした。

    そしてさらに驚愕のキャラクターがっ…

     

    ■第37回 愉快な札幌大発見:もつ鍋男(もつなべお)

    もつなべお

    あやうく先週決めた「愉快な札幌大賞」が揺らぐところでした。ま、W受賞でもいいのですが、「ほっかいみちお」ならぬ「もつなべお」がいたのです。顔がまったく同じです。双子なんでしょうか。
    ひょっとして他にも何かあるのかも知れません。
    これは楽しみになってきました。


  • v106 納涼? 花火大会/愉快な札幌36:エリンジ

    ■納涼? 花火大会

    豊平川での花火大会
    豊平川での花火大会

    大規模な花火大会に出かけてまで見たのは、隅田川以来、ほぼ20年ぶりになります。去年、一昨年は部屋の窓だったり、屋上だったり、会場からは遠く離れた公園だったり、考えてみたら近くでじっくり鑑賞したことはありませんでした。

    すすきのの突き当たり「中島公園」までリペアムゲル自転車を転がし、公園に自転車を止めてすぐ近くの豊平川河川敷まで歩きます。

    その日は妙に寒くて、日中は室内で長袖のシャツを着ていました。夕方外に出るとやはり肌寒くて、もう1枚着込まないと風邪をひくかも知れないと思ったほどです。夜はどんどん冷えていきますから…。

    まあ、それでも一応「夏」ですから、夏だと思えばきっと暑いのです。道端では風俗的広告入りうちわを配っていましたし、きっと暑いんです。

    で、会場へ着く15分くらい前に花火は打ち上がりました。その音がものすごくて、やっぱり近くで見るのと、部屋から見るのでは全然違うことを実感しました。

    早く落ち付いて見たかったのですが、とにかく人がすごい数で、なかなか前進できません。ものすごい音がドカーンと鳴って、道路の脇のビルの隙間から花火が見えたり見えなかったり。それにしてもあんまりすごい音なので、空爆とか想像してしまいました。こんなもんじゃないでしょうけど。

    河川敷も長距離に渡って人だらけでした。人数は発表もないので分かりませんが、日曜日の渋谷かっ、てくらい人がいました。

    普通、夏の花火といえば何と言ってもビール。それがどうも飲む気になりません。やっぱり寒い。結局は何も飲み食いせず、シラフで鑑賞し切りました。

    そういや花火って「納涼」じゃないですか。涼しい気分を味わってね、っていう意味じゃないですか。十分涼しい中で見ていると、ああ、そういえば夏だなぁ、本当は暑い夏なんだなぁ、と、逆に夏気分を味わうことができるんですね。新発見でした。

    さて帰り道で、こんな言葉を耳にしました。
    「人混みが暖かい」
    やっぱりみんなちょっと寒いと思っていたんですね。

    今年はおしくらまんじゅう効果で夏到来です。

     

    ■第36回 愉快な札幌大発見:慧林寺(えりんじ)

    えりん寺

    きのこのエリンギのダジャレのお寺です。・・・って違うだろっ。
    バチが当たりますね。
    いよいよネタ切れかっ 。