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  • v241 たんぽぽコーヒー試作中

    ■たんぽぽコーヒー試作中

    たんぽぽコーヒー
    むむむ

    たんぽぽコーヒーを試作していたのですが、今、中断しています。というのも、いろいろなことがあるうちに、忘れてたといいますか、その、いつでも出来るという感覚が、ズルズルと遅らせて、今に至る、という感じで。

    ちょっとサボってるうちに秋になった。
    気がついたら秋になっていた。
    締め切りとかないし、だらけた。反省です。
    せっかくたんぽぽの根を取る許可をいただいたKさんには申し訳ないです。

    この通信も書きかけていて、中断していました。
    以下、とりあえず書いてたヤツです。
    (7月8日発行する予定でした)

    ・・・・・

    たんぽぽコーヒーを作る目的で、たんぽぽの根をたくさん収穫した6月の初旬。
    v238にこう書きました。

    根の洗い方や干す日数で、味に影響があるようです。いくつかの条件で試して、データをとって一番美味しいところが確定できれば、ひょっとしたら、超自然な万病に効く素晴らしいオリジナルたんぽぽコーヒーが出来るかも知れません。

    ネットの情報では「先ず最初に1~2週間天日で干す」という工程で始まります。
    『1週間と2週間で随分違うんじゃないの』と思いつつ、当然、その違いを発見すべきである、と考えた。

    ということで晴天にも恵まれた最初の1週間、天日干しはあっという間でした。

    たんぽぽコーヒー
    たんぽぽコーヒー
    たんぽぽコーヒー

    干して干して干しまくり。

    実は4種類に分類してありました。固い地面のたんぽぽの根を、サッと洗ったやつ、柔らかい土のたんぽぽの根を、サッと洗ったヤツ、しっかり洗ったヤツ、金ダワシでゴシゴシと表皮が取れて白くなるまで洗ったヤツ、の4種類。
    結論を言ってしまうと、洗い方にあまり差を感じませんでした。

    というわけで、作り方はシンプルなのですが、ひたすらな単純作業なのです。

    たんぽぽコーヒー
    根をフライパンに投入(6/15)

    中火から弱火で20分炒ります。5分、8分、9分・・・、13分、15分、あちーなー、16分、暑いしもうよくね? 17分、18分、よく分からんなー、少し焦げる程度か、悪くない匂いはするけど、19分、20分、よし、終わった・・・かな、せっかくだからもう少しかな、21分、22分・・・25分、あー、もういいなっ!!
    次、洗い方を変えた根も同じように炒るので、4回繰り返しです。

    たんぽぽコーヒー
    左はゴシゴシ洗ったヤツ、4種類全部、同時に作業(6/15)

    というわけで、それぞれあら熱を取ってから、これをミキサーにかけて粉にします。グォーーーン!! グォーーン!! グォン、グォン。パカッ(フタを開ける音)、サラサラ(タッパーに粉になったヤツを注ぐ)

    たんぽぽコーヒー
    第一段階のコナ(6/15)

    これをまた炒ります。

    たんぽぽコーヒー
    見た目は土ですよ(6/9)

    かおりは確かにちょっとコーヒーっぽいのです。
    少し熱が入ってくると、ところどころ水分で固まって、それをほぐすというパターンで、強火で炒ったり、弱火で炒ったり、5分、10分、20分でサンプルを作ったのです。

    しかしどうもしっくりこない味。

    一旦外へ出て戻ってくると、部屋はものすごいたんぽぽコーヒーの香りが充満していました。香りは確かに美味しそうなのですが・・・。

    ・・・・・

    とまあ、ここまでやって、中断が長引いたために、細かいことは忘れました。
    自分でつけた記録によれば、
    8分炒ってコナにして弱火で10分炒ったヤツが「とりあえず美味い」
    という結果が出ているのですが、特別美味いわけではなく、まだまだ研究しないといけません。

    たんぽぽの根はまだ十分に保管してあります。続きは後日。


  • v238 たんぽぽに注目

    ■たんぽぽに注目

    たんぽぽのある風景
    たんぽぽに注目

    今年の気象は、毎度おなじみの異常気象だと感じます。異常がおなじみになって、異常が普通に感じられるこの頃です。
    6月だというのに、今朝は5度。寒くてストーブ炊いています。
    2日前の土曜日は真夏の暑さ。昨日の昼は10度程度の寒さ。夏と冬が交互に来る感じです。

    やっと咲いたサクラが、熱せられたり冷やされたり、目の前でヤキ入れにあっている気の弱い学生を、何も出来ずに見ているしかない的な可哀想さであります。
    全体としては寒いので、サクラはまだ少しも散ってなくて、これからが花見の季節です。

    さて、その暑くなった土曜日に、たんぽぽを「収穫」することになりました。

    我が家の近所に、住宅地であるにも関わらず、自然が手つかずのように残っている、珍しいエリアがあります。自然林があり、アオサギの生息地にもなっています。
    その土地のオーナー・Kさんとは昨年知り合いになりました。畑に関しては、自然農法と呼ばれる、一般的には誰もやりたがらないことを、実験的にやっています。

    私が常日頃思っていることを実践している人でした。

    その土地にたんぽぽが無数に咲いている。たんぽぽが食えたらいいのになぁ。何とかできないかなぁ。
    調べたらありました。以前も「食べられないかなぁ」と調べた時、意外にたんぽぽを大量に収穫するのが難しく、諦めたヤツです。それは、

    たんぽぽコーヒー!! (根だけを使う)

    一切農薬を使わず、腐葉土が堆積し、排気ガスの影響もそれほどない、考えてみれば大変貴重な土地のたんぽぽが、うんざりするほど生えている。
    Kさんに話をしたら、種が飛ぶ前に処分できるメリットもあり、たんぽぽコーヒー実験を兼ねて、取らせてもらうことになったのです。「取る」というより「穫る」ですね。

    たんぽぽを掘り起こす
    たんぽぽの根の収穫

    たんぽぽの根はとても深いです。スコップを深く差し込み、浮かせて根が切れないように引き抜きます。

    たんぽぽの収穫
    とったどー(根はいろんな形に伸びています。真っすぐのもあります)

    植物の根の周辺には結構みみずがいます。

    みみずもいっぱい
    どーですか、みみずは良い土を作るんですよ。

    みみずくんは土を肥沃にしてくれる貴重な命であるし、殺しちゃ可哀想なので(たんぽぽも殺しちゃ可哀想っちゃ可哀想ですが)、みみずを切断しないように気をつけました。

    土曜日は暑かったのです。そりゃもうヘトヘトになりました。
    どこからかミケネコが姿を現しました。ノラかな、飼い猫かな。

    ミケネコ出現
    ミケちゃん。孤独な作業を見つめる唯一のギャラリー。

    疲れが吹っ飛びますね!! 疲れが吹っ飛びますよ!!
    翌、日曜日は寒かったのですが、二日連続でたんぽぽを掘り起こしました。

    たんぽぽの収穫
    こんな感じですよ

    たんぽぽの根だけを必要とするので、根を取られたたんぽぽの残骸が残ってしまいます。見栄えも悪いので、どこかに片付けようと思いました。Kさんに聞いてみました。

    「この斬殺死体の山はどうしましょう」
    「土の栄養を吸っているので、土に返す意味で、その場に置いといてくれたらいいよ」

    うーんさすがではありませんか。原理です。世間体を気にして、どこかに片付けてしまおうとする自分が情けないのでした。

    たんぽぽの根
    1回目に洗ったたんぽぽの根(全部でこの4倍くらい収穫)

    この根を2~3センチにカットして天日干しにします。根の洗い方や干す日数で、味に影響があるようです。いくつかの条件で試して、データをとって一番美味しいところが確定できれば、ひょっとしたら、超自然な万病に効く素晴らしいオリジナルたんぽぽコーヒーが出来るかも知れません。

    たんぽぽの根
    土曜日は強い日差しで干せましたが、日曜日は10度と寒い上に小雨で干せず

    最後に、たんぽぽコーヒーの効能について調べてみました。すごいです。

    ・中国では古くから漢方薬である
    ・ヨーロッパでは薬草と認知されているのである
    ・欧米では「自然の薬局」といわれるほど有用なハーブであるのである
    ・カフェインが含まれていないメリットがある(寝る前に安心して飲める等)
    ・良い母乳をつくると言われる
    ・ホルモンバランスに好影響があるっぽい
    ・生理不順、不妊治療のサポートが期待できるっぽい
    ・利尿作用、腎機能の改善
    ・胃の働きを活発にする(胃もたれ、食欲不振、消化不良などに効果)
    ・便秘にも効果があるっぽい
    ・血液循環を促進、冷え性に有効
    ・タンポポの根の【ホコウエイ根エキス】に育毛・発毛作用があるとの研究結果
    ・ノンカフェイン、ノーカロリーなので妊娠時や育児ママにも安心
    ・ビタミンや鉄分、ミネラルを豊富に含む
    ・副作用のようなものはないっぽい
    ・二日酔いに効果があるという話がある

    ・内臓に障害がある人は、飲用を避けた方が良いという話がある

    本当に効果があるかどうかは、分かってないのだろうという印象です。悪い、ということはなさそうです。人間の「科学」は土のこともほとんど分かっていないのが現実で、ま、草ですからね、飲んだ人が死んでないみたいですから、とりあえず飲んでも大丈夫というのが正直なところでしょう。

    ということで、どんなたんぽぽコーヒーが出来ますやら。天候次第ですが、2~3週間かかりそうです。手間ひまかかります。


  • v095 人見/愉快な札幌25:オーケストラ

    ■人見

    梅の花
    これは梅の花

    春が普通にやってきました。冬が長い分、春のありがたみは格別です。

    サクラが今満開です。春のありがたみを堪能すべく、日曜日に北海道神宮へ「花見をする人を見に」行ってまいりました。「人見」ですね。とてもいい天気でした。

    春に限ったことではありませんが、大勢の人が外で集まると、北海道の場合、100%の確率でジンギスカンをする人々が出没します。ここで火を使ってもいいの? っていうところでも構わず焼いているのをよく目にしますが、もちろん花見会場では、特別にこの期間の火の使用は認められています。
    人々はあちこちで記念撮影をしていました。かなり高い割合の人がピースをしますが、今回の「人見」では20人くらいの集団が、人間の塊となって押し合いへし合いの状態で、全員がピースしていたのを見ました。全員ピースは圧巻です。春はこうでなければいけませんね。

    高齢者が多いなとも思いました。みんなちゃんと花を見ていました。そして派手なドンチャン騒ぎもなく、みんな必死に肉を焼いておりました。
    で、やっぱり気候が素晴らしく良かった。風が涼しくて、陽の光が強過ぎず、空気はジンギスカンの匂い…。いや、フィトンチッドに溢れていました。

    ところで、札幌での花見は、東京とはちょっと趣が違っています。同時に梅が咲いているんです。ついでにチューリップもスミレも咲いています。それにタンポポがどこにでも咲きます。何かよく分からない小さい青い花とか白い花とか、とにかくいろんな花が一斉に咲くので、どんな花でだって花見が成立です。私はタンポポだけを見ながら酒を飲んでみたいと思っているくらいです。(すぐできるけど)

    花に囲まれていれば幸せな気分になり、とりあえず生きているだけでご褒美がもらえるんだな、と思うのでした。

    北海道神宮には梅の木もありまして、上の(芸術的な)写真のように、ちょっとしか咲いていませんでした。それは散ったのか、これから満開となるのか、戸惑いました。頭の中ではやはり梅は先に咲くもので、サクラはそれよりずっと後だという先入観からまずは「散った」と考えてしまったのですが、枝を見るとつぼみがあります。どうなんだ、と思っていたら、カップルが横を通りかかり「梅の方が遅い時も結構あるんだよな」なーんて言ってたので、やっぱり梅はこれから咲き乱れる予感です…。

    サクラに劣らずキレイですからね、梅の花。

    北海道神宮の花見
    花見会場はジンギスカンのケムリでモウモウですっ

    この日、街の某所にある「不快指数」の表示を見たら、「約70」になっていました。26度で湿度40%です。これは「最高に快適」な数値でした。家に帰ってから計算方法を調べてみると…。

    気温に0.81を掛けて、相対湿度に0.01を掛けたものに、気温に0.99を掛けたものから14.3を引いた数値を足して、それに46.3を足したものが不快指数でした。
    なんじゃそりゃぁあああ。と思いましたが、この数式のことを考えるのは、優先順位では1000番目くらいだから、とりあえずもう放っておきます。なんかあまり科学的根拠がなさそうな感じで気持悪いんですけど、不快指数の計算がなんだか不快ということでおしまい。

    ◎余談
    本筋とは関係ないですが、北大のメタボリック症候群の人体実験については、まだ連絡がありませんっ。当初3月開始だったと記憶しているのですが、もう2か月以上が…。おっと、2か月なんて細かい話をしてしまいました。まだまだ、2か月遅れなんて序の口でした。600人くらいの被験者がいると思うのですが、誰もせっつく人もいないってことですよね。でっかいどー、北海道、大らかであります。

     

    ■第25回 愉快な札幌大発見:「ひとりOKストラ」

    オーケストラ

    花見会場(北海道神宮)でやっていた「ひとりOKストラ」です。ダジャレですよ。にこにこにこ。
    中央の丸の中の人がギターとハーモニカで演奏していました。ちょっと演歌系でした。ま、確かに「OKストラ」であって「オーケストラ」ではないですから、クラシック系じゃなくてもいいのです。

    ところでストラって何か意味があるのか調べてみると、司祭がミサなどの祭儀を行う場合に使用する、首から掛ける帯のことでした。「ひとりでミサに使用する帯を首から掛けてもOK」ってことになります。てきとーです。無理にダジャレにするとこういうことになります。