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  • v197 ゴミ有料化/愉快な札幌126-厨房市場

    ■ゴミ有料化

    有料ゴミ袋
    札幌市指定のゴミ袋は黄色
    190万2217人、88万6805世帯の札幌市民に配られたと思われるサンプル

    ついに札幌も、この7月1日からゴミの有料化がスタートしました。

    「道内ではすでに162市町村で有料化され、全国の18政令市では7番目」で、なんと「人口150万人以上の都市では初めて」だそうです。

    スタートする数日前に上の写真のような「指定のゴミ袋のお試しセット」が、「50ページのゴミ分けガイド」という冊子と一緒にポストに入っていました。最小で5リットル、10、20、最大で40リットルの4種類。

    ドラッグストアで確かめてみると、なんと、やはり最大で40リットルでした。うちは70リットルのバカでかいゴミ箱を使用していたため、そのゴミ箱は使えなくなってしまいました。

    でかいゴミ箱
    外を眺めてたそがれるお気に入りだったでかいゴミ箱
    さようならゴミ箱

    これからは小さいゴミ袋にちまちまとこまめにゴミ出しをすることになりそうです。

    しかし、分別が非常に分かりにくく、あまり覚えようと思いたくなかったりします。

    資源ゴミについては有料の袋には入れずに出せます。例えば、燃やせないゴミの、「容器包装プラスチック」は資源ゴミになるので無料の袋でOK。しかし「製品プラスチック」は有料ゴミに入れて、なおかつ、それはプラスチックでありながら「燃やせるゴミ」に分類されています。
    しかも製品プラスチックとは、…プラスチック製のポリバケツや洗面器、ビデオテープなどの「容器包装プラスチック」以外のプラスチック製品のこと、と書かれています。

    え、なんすか。もう一回お願いします。

    ポリバケツと洗面器とビデオテープは製品プラスチックじゃないのか、と頭の中で考えつつ、え、なになに、もう一回。

    点や丸やカギカッコをよーく注意して読むと、…プラスチック製のポリバケツや洗面器、ビデオテープなどの「容器包装プラスチック」以外のプラスチック製品は燃やせるゴミ…ということは、「ポリバケツや洗面器、ビデオテープなどの」をなかったことにして読むと、単純に「容器包装プラスチック以外の製品プラスチック」と言いたいのかと、え、なになに、もう一回お願いしていいですか。

    もういいよ。
    もういい。

    気を取り直して…。

    その他にも「雑がみ」は無料なので、お菓子の箱やアイスの容器、トイレットペーパーの芯などは指定の黄色い袋に入れなくてもいいらしいのですが、汚れた紙おむつなどは有料の袋へ、となっています。多分、鼻をかんだティッシュなどは汚れているので有料なのでしょうが、完全に乾いた鼻をかんだティッシュは雑がみなのだろうか。アイスの容器だって洗ったら無料で、洗わなかったら有料ってことになります。

    あ、それはまあ分かりますね。でもなんか分別する時にイラッときそうな。

    それとかなり抵抗があるのは、皮や布、ゴム、ビニール製品は「燃やせるゴミ」となっていて、木くずなどと一緒にするのが気持ち悪いです。

    神経質になりすぎるのもどうかと思いつつ、ペットボトルなどはリサイクルするために、それ以上の環境を破壊しているという説もあり、ゴミ処理について納得できるようになるまでには、まだまだ長い時間がかかるような気がします。

     

    ■第126回 愉快な札幌大発見:厨房市場

    厨房市場

    近所にある中学生でいっぱいのお店です。

    違うか。


  • v171 落ち葉/愉快な札幌100-家賃が気になる

    ■落ち葉

    公園の落ち葉
    猫は関係ありません。落ち葉に注目。

    あの東京にしても、町には街路樹もあり、大きな公園もあり、そこそこ「木」はあるものです。おそらく日本中、自然はいっぱいで「木」だらけでありましょう。

    秋になれば舗装道路や、家のまわりが落ち葉だらけになりますね。その落ち葉を掃除してゴミ袋に入れると、燃えるゴミとして回収されることになります。

    その落ち葉、有料ゴミとなっている自治体がそこそこあるんです。札幌はまだゴミの有料化自体が「検討中」ですので、今のところはホイホイと出せるわけですが、近い将来有料化は避けられず、頭の痛い問題となると思われます。

    他所から飛んできた落ち葉を、お金を払ってゴミとして出すなんて理不尽ですよね。落ち葉が吹き溜まる家に住んでいたらたまったもんじゃない。

    ところが、その問題を解決すべく、先進的な実験を始めた市があります。すでにゴミ有料化を実施している旭川市です。一昨年まで、落ち葉は「燃やせるゴミ」として有料で回収していたそうですが、昨年から特定の落ち葉に限って無料としました。

    落ち葉は何年か放っておくと「腐葉土」と呼ばれる堆肥になります。(3年前後と聞いてます)

    はっきり言って燃やすなんて実にもったいない話なのです。

    そこで市は葉っぱの種類別に分けて集めて、何年で堆肥として使えるかという実験場を作ったわけです。(実験場と言っても、葉っぱを積んで放ったらかしておく場所みたいですけど)

    葉っぱの種類は限定されていて、種類別に袋に入れなければならないようです。具体的には、腐葉土に適しているモミジ、ナナカマド、イチョウ、ハルニレ、プラタナスの落ち葉が無料回収の対象になっています。

    現在のところ始めて2年目ということで、まだ詳細なデータとして取れてないようですが、葉っぱによって堆肥になる速度がほぼ同じであれば、分けて袋に入れる必要も無くなるでしょうし、何種類かを同じ袋に入れても良い、という具合になっていくと思われます。

    腐葉土ができたら、小分けにして販売も出来るし、農業政策にも有効に使えると思います。そこらへんに落ちている葉っぱが肥料となって、自分たちの食料になって返ってくるなんて、究極のエコではないですか。

    この試み、うまくいけばいいなと思うのでありました。(いい話だねー)

    ■第100回 愉快な札幌大発見:家賃が気になる

    たかすぎ

    セレブなマンションでござんすね。
    前はこんなのがありましたが。

    安いマンション

    せっかくのいい話のあとでこれか…。


  • v128 ゴミ拾い侍/愉快な札幌57:原価

    ■ごみ拾い侍

    ゴミ拾い侍
    狸小路で

    狸小路を歩いていた時、侍の風貌でおかしな動きをしている2名を見かけました。手には火ばさみを持ち、ゴミを発見するとササッと近づき、バシッと火ばさみでゴミを挟み取り、背中に背負っているカゴにポイッと入れていました。動きにはキレがあり、突然近づいてこられたら、ブヒョッと斬りつけられそうな感じでした。

    ササッバシッポイッ、を2人が繰り返します。

    テレビカメラでもいるのかなと周りを見てもいませんし、何となく絡まれるような気になり、危ない人たちには近づかんどこっ、と遠巻きに眺めつつ過ぎ去りました。

    改めて
    『今のは何だ』
    と思うと気になって気になって、結局戻って、こっちから写真を撮らせてくれと声をかけてしまいました。心良く応じてくれました。

    ポーズもお願いすると、キレのある動きでポーズを決め、普段通りにうろつき始めました。2人バラバラの方向に動くので、最初の1~2枚は2人がフレームに収まったのですが、あとは撮りにくいのなんの、ササッと遠ざかる被写体を追いかける状態でした。

    道行く人はジロジロ見ていきます。便乗して写真を撮り始める人がいて、ちょっと苦笑。困ったのは侍の一人の近くに黒人の外人さんがフレームに入ってしまい、↓こんな感じでこっちに向かってズンズン近づいてきたのでした。

    狸小路
    左端と真ん中奥に侍がいます。右からこちらに真っすぐ向かってくる外人さん。

    どんどん近づいてきます。侍には斬られずに済みましたが、今度は言葉も通じないかも知れず、なんだか分からない圧迫感が襲ってきたのでした。

    うわーこれは困ったぞ、と思っていたら単に電話中で、別にこっちを見ているわけでもなく、通り過ぎていきました。やれやれ。

    どうにか無事に家に帰り、ネットで調べてみると侍の格好をしていた2人は“ゴミ拾い侍”であることが分かりました。何度か地元のテレビでも取り上げられていたようで、一応詳細を記しておきましょう。

    彼らは『一世一代時代組』というパフォーマンスグループ。メンバーは21歳、22歳、24歳の男性3人組。歌・踊り・パフォーマンスなどを行っているそうです。
    俳優を目指している東京の人たち(東京出身なのかどうかは不明)で、この6月から札幌を拠点に活動。“ゴミ拾い侍”に関しては、7月に開始し、11月になる頃にはカゴに100杯のゴミを拾ったとのことでした。

    一種のボランティア活動であり、パフォーマンスと融合させたゴミ拾い侍のアイディアは素晴らしいと思いました。いい俳優さんになれるといいですね。

    ゴミ拾い侍は、週に3~4回、大通公園や狸小路に出没中です。

     

    ■第57回 愉快な札幌大発見:原価

    原価

    3Fスナック原価、2Fメモリアル原価、という看板が目に入りました。
    愉快かどうかは別として、このネーミング、なんじゃろ、という不思議な感じがしました。
    あ、飲食は原価で出すので格安という意味かな。

    スナックということは…、接待料だから…、原価って何だろう。給料かっ。高くないのかっ!?

    メモリアルの原価って何?
    入ってみなければ…。誰かよろしく。


  • v072 パレードの紙吹雪/札幌ダジャレ7:鍛える

    ■パレードの紙吹雪

    ゴミを拾う
    ファイターズのパレードの直後、市民が紙吹雪などのゴミを拾う

    何だか、めったにない出来事なので、記念に、北海道日本ハムファイターズの優勝パレードへ行ってきました。パレードの沿道に混ざってみるとどうなるのか。

    天気は曇り。気温1度。前日の夜に外へ出た際、ちらほらと雪が降っていたので寒いことは寒かった。しかし、外出時はコートを羽織るので顔や手が冷たいだけで、「人間が死滅」するような環境では決してありません。慣れ、とは恐ろしいもので、この冷たさは快適でもあります。

    10時半。パレードの30分前に沿道に到着。道のりのほぼ中央あたり。すでに人だらけで、最前列までは近づけてもせいぜい3メートルというところ。『これじゃあ見えねーなー』と思いつつ、まあこの熱気の中に居ることを楽しむことにしました。

    一応カメラを準備して選手が来るのを待っていたら、まわりのビルの窓や屋上から紙吹雪が舞ってきました。『おー、これはなかなか美しい』とカメラを構えると、オヤジの“バーコード”がフレームに入り台無しに。

    『くっ、くっそー』

    写真もろくに撮れやしない。人でぎゅうぎゅうの中、もぞもぞと別の位置へ移動。シャッターを押そうとすると、別のオヤジが横からにゅーっとフレームイン。嬉しそうな横顔。しかし絵的には不満。避けるようにずらすと、肩車をした子どもが複数、フレーム内に入る。まあ、絵的にはオーケー。シャッターを切る。同時にオヤジが高速でフレームイン。むかっ。そんな見知らぬオヤジとのイタチごっこをしながら選手を待つのでした。

    それからずっと曇っていた空がタイミング良く晴れて日が射して、あとは選手がバスの上に乗って手を振りながら通過して、ワーワーキャーキャー言う声が響き、大量の、こんなの見たことないってほどの紙吹雪が舞い、パレードはあっという間に通り過ぎて行きました。写真は構えて撮るのは不可能で、手をめいっぱい伸ばして、適当にパシャパシャシャッターを押すので精一杯でした。

    それにしてもあの紙吹雪は圧巻でした。パレードが終わった後に携帯で話しながら歩いていた女性の声が耳に入ったのですが、こう言ってました。

    「パレードは良かったんだけど、紙吹雪が虫の集団に見えて怖かった」

    とにかく見事な紙吹雪だったのですが、反面、こりゃあ掃除が大変だなと思っていました。ぶらぶら歩いていると、スタッフジャンパーを着た人たちが掃除をしているのが目に入りました。それからよく見ると、一般の人と思われる人たちも拾い集めていました。ただのおじさんも、ただのおばさんも、ただの子どもも、ゴミと化した紙吹雪を拾ってゴミ袋に入れていました。

    迷惑タバコ、大量食べ残し、信号無視、…決してマナーが良いとは私には思えない北海道の市民が、すすんでゴミを拾っていました。好感度アップ。しかしながらやはり非効率だと思いました。

    なぜなら、拾われていたのはほとんど車道部分だったからです。車道部分の掃除は、清掃車がガッサリと吸い上げていくはずで、拾うべき範囲は、ビルとビルの隙間や、歩道の端っこではないかなと思ったのです。

    翌日、パレードをした道路から1kmほど離れた道路や、学校のグランドなどにあの紙吹雪がたくさん落ちているのを発見し、その量のすさまじさに驚かされたのでした。

    パレード
    オヤジが脇からフレームイン
    パレード
    すごかった紙吹雪

    パレード
    選手は豆粒。新庄が見えました
    パレード
    パレードが終わっても、路地でまだ紙吹雪が舞い続けていました。

     

    ■札幌のダジャレ的世界の発見 第7回・きたえーる

    きたえーる

    我が家から3kmほど離れた“豊平公園”の中にある、現在、世界バレーの会場にもなっている「北海道立総合体育センター・きたえーる」。「鍛える」のダジャレでございます。
    ホームページによると、愛称の由来が書かれていました。

    『きたえーる』の、『きた』は北海道を、『えーる』は声援を送る意味を持つとともに、『きたえーる』は、心身を鍛えることも表しており、この北海道立総合体育センターを通じて、たくさんの仲間が交歓の場として伸び伸びと活動することを願って愛称としました。

    メインアリーナ面積3,886平米。バレーコート4面、バスケットコート4面、テニスコート4面、バドミントンコート16面、卓球20面。最大収容人数10,000人っ!!
    サブアリーナ1,647平米。バレーコート2面、バスケットコート2面、テニスコート2面、
    バドミントンコート8面、卓球10面。
    フリークライミングウォール高さ15m幅6m、剣道室451平米、柔道室450平米、弓道場302平米、トレーニング室(ランニングコース)412平米、測定室265平米。
    講堂収容定員150名、大研修室収容定員100名 、中研修室収容定員60名、小研修室収容定員30名×3室、スポーツ情報室・資料室。ほかいろいろ。

    なかなかスゴいもんですよ、これは。こんな立派な施設がダジャレで「きたえーる」でございますよ。レストラン「たべーる」とか、雀荘「ふりこーむ」とか、高層ビル「たかーい」とか言うようなもので、なかなかできる芸当じゃございません。


  • v017 ゴミ収集問題の謎 その3:お祭りの惨状

    ■ゴミ収集問題の謎 その3:お祭りの惨状

    札幌の夜景

    燃えるゴミと燃えないゴミは分けて出すのが常識となった今日この頃。
    正直なところ、それに慣れてしまって、神経質になっている自分がイヤになる時があります。

    さすがにまだ“ビン”と“ビンのラベル”を分別するほどの「ゴミ奉行」ではありませんが、この頃ペットボトルとそのフタは分けたくなっている自分がいます。コピー用紙とホッチキスの針もです。
    分別の意識レベルは一度上がるとなかなか落ちません。古新聞の中にチラシや雑誌を混ぜることもしなくなったりします。

    私の考える最上級は、古いビン詰め商品の中身を腐っていてもカビが生えていても中から出して、ビンを洗って乾燥させてから捨てるというやつで、たまらんです、これは。
    古いビンの中の尋常ではないものが見えていて、中身出せますか。私なら目をつぶって捨てます。
    しかしそれを許さない「ゴミ奉行」を越えた「ゴミ独裁者」とも言える人が存在します。

    うちにはゴミ独裁者がいるので部屋がゴミだらけです。(ここ笑うところですよ)
    開けることができないので、捨てられないし。
    札幌市が“求めている”のは明らかに「ゴミ独裁者」レベルです。
    缶ゴミを出すときは“中を軽くすすいでから”出さねばなりません。缶ビールを飲んでそのままポイってのはダメなことになっています。ビンの中身は出し切り、マヨネーズは絞り切る、油もできるだけ切る、洗剤等も使い切る、そしてすすいでから出すのがルールです。
    このレベルのことを札幌のゴミガイドは平然と言いのけています。
    ただし、何だこれはと思うほど、このガイドとのギャップに驚くゴミ事情があるのです。

    それはお祭りの時。
    現場はいつも目を覆いたくなるような惨状となっています。ゴミ箱は大量に設置されてはいるのですが、ほとんどの場合、そこに「燃やせないゴミ」のゴミ箱がないのです。「燃やせるゴミ」と「資源ゴミ(ビン・缶・ペットボトル)」という2種類のゴミ箱だけ。
    こんな経験をしました。夏のある祭りの時、「おいしいカニ汁」を食べ、燃やせない容器と、生ゴミのカニの殻、燃やせるゴミの割り箸が手元に残りました。それ、全部ひとつの「燃やせるゴミ」のゴミ箱に捨てるしか方法がなかったのです。そして市民のみなさんは、気にする様子もなく全て混ぜこぜに捨てていたのです。あんぐりとしました。

    実は町のコンビニのゴミ箱にも「燃やせないゴミの箱」がなくて困ったこともありました。結局は燃やせるゴミ箱に燃やせないゴミを捨てるしか方法がありませんでした。抵抗ありますよー、ほんとに。

    最近、あるイベント会場の大通公園で、燃やせないゴミのゴミ箱を発見し、びっくりしてしまいました。(笑)
    それにしても、こんな感じに神経質になっている自分がイヤになります。

    ※写真は札幌の夜景です。こんなちっぽけな話をあざ笑うかのような美しさです。