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  • v265 上湧別へ/スタンプ続報

    ■上湧別(かみゆうべつ)へ

    チューリップ
    チューリップと言えば…

    なんだこのイケメンたちは!!
    そのスラッとしたスタイルはどうだ。
    筋骨隆々じゃないか。
    日サロですか、その黒さは。

    なぜ「チューリップの湯」などという温泉に、絶滅危惧種の若者がうようよしているのだっ。

    なぜ東京23区を合わせたくらい広いエリアに1万人にも満たない人口しかいない町で(注1)、「チューリップの湯」などというファニーなネーミングの温泉に、イケメンが集まってくるのですか?

    それは5月17日(日)のこと。
    「もう温泉ぐらいしか楽しみもあらへん」
    何もない土日はそうして少し遠くへ出かけるわけですが、今回、ちょっとだけ気になっていた上湧別(かみゆうべつ)というところの「チューリップの湯」(温泉)へと向かったのでした。

    マップ
    「温根湯の塩別つるつる温泉」は露天風呂に鹿やリスが時々現れるのが楽しい。
    「丸瀬布のマウレ温泉」は入った瞬間に体がぬるぬるになる脅威の「ぬるぬる温泉」。
    「津別のランプの宿の温泉」は温度のぬるさが嬉しい、意味違いの「ぬるぬる温泉」。
    さて、「上湧別チューリップの湯」は・・・。

    この上湧別町は、チューリップが観光の目玉です。
    ちょうどこの時期、チューリップフェアというのをやっていて、広大な土地に色とりどりのチューリップが絨毯のように広がって、マジにスゴいんです。ああ、ここまでやっちゃったかー、ていうくらい大規模で見応えはあります。でも今回、それは見ずに温泉に行きました。

    かみゆうべつチューリップ温泉
    特別感はない。しかし意外に客が多い。湧別町が経営。
    これは帰り際に撮影したのですが、到着時は雨でした。

    少なくとも、チューリップのエキスは温泉に入ってないです。
    「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(お肌がつるつるすべすべします)」
    ホームページにも書かれています。
    でもつるつる感は少しでした。

    チューリップは浮かんでないし、蛇口がチューリップの形になっているわけでもありません。設備はキレイです。ジャグジーもサウナもあり、露天風呂ももちろんありました。

    でも特徴はと言うと、うーん、なんだろなー・・・、あ、
    特徴はないです。(キッパリ)・・・あ、
    ていうか、特徴がないのが特徴です。(笑)

    ただ、今まで行った他の温泉に比べると、客が明らかに多いのです。
    何でだろう、客が多い。(風呂場は常時10~20人くらい)←これ多いんですよ(笑)
    子どもも多い。(4~5人見た)←子どもなんて滅多にいませんからね(笑)
    レストランも人でいっぱい。駐車場が満車状態。
    「何と言う活気だっ」

    そして、温泉に入ってくる人が、体形が健全というか、ガッチリして筋肉質、そしてみんな俳優のように、なんかカッコいいんです。何だろう。
    ブヨブヨでプヨプヨでヨレヨレのオヤジが少ない。
    (いることはいる)

    風呂場の休憩用のイスに座っている人が、ロダンの考える人的であったり、歩く姿が彫像的であったりして、温泉に浸かりながら映画「テルマエロマエ」を少し思い出しました。

    ということで、
    かみゆうべつ、チューリップの湯は、設備はどれもこれもキレイで、使いやすく、快適で、フロントも売店もレストランも、印象が良く、人気もあるのに、「これは必見!!」といった特徴が探せなかったのですが、不確定要素ながら発見したのが、「温泉客がことごとく若くてイケメン」でした。
    町の活性化のためにも、どなたか、入って確かめてみてくださいね。

     

    ■スタンプ続報

    申請して審査中だったLINEのスタンプが、続々と承認され、販売開始となっています。もう12種類が販売中です。
    見てみて良かったら買ってね。拡散してっ!!

    水彩猫スタンプ モモイロのブタスタンプ ちょいサルおやじスタンプ スタンプカエルスタンプ 挨拶ダジャレスタンプ 鳥ダジャレスタンプ 動物ダジャレスタンプ オーバーアクション黒猫2スタンプ

    クリックで別窓でストアに飛びます

    どうやら「LINEクリエイターズ・マーケット」では、人員を強化したのか、審査の処理速度を驚異的に早めた可能性があります。90日くらいかかっていたものが、最新のものでは50日で承認が出ました。
    申請されているスタンプは毎日衰えることなく400~500セットは申請されていると思われる中で、審査期間が劇的に短縮されています。

    それはそれで嬉しいのですが、逆にスタンプ数が激増していまして、新作だから目立つということもなく、埋没していく可能性が高いです。つまり、かなり多くののスタンプはLINEユーザーの目に触れることもなく、売れていないというウワサです。自分のスタンプは、何となく毎日どれかが1個2個、チョビチョビとは売れているのですが、1個2個ですんで(笑)、推して知るべし、といったところです。

    安心して日本酒が飲める日は来るのでしょうか。

    参考までに、私の最初のスタンプである「水彩猫」の日本語版と英語版は、承認までに150日かかり、スペイン語版は216日経過した現在でも、審査中です。7か月待ってます。首が成層圏から出るほど長くして待ってます。
    外国語バージョンは、一筋縄ではいかないのかも知れません。
    一方で、ずっとあとに申請したスタンプが続々と承認・販売となっています。

    まだまだスタンプチャレンジは続く。

    ・・・

    (注1)
    湧別町 505km2 人口9620人(H26.3現在)
    東京23区 621km2 人口907万7177人(H26.7現在)


  • v264 衝撃の津別/スタンプ販売開始

    ■衝撃の津別(つべつ)

    津別への道
    津別へ向かう道、延々とあるのは自然だけ

    「津別に行こう」と友人から誘われて、軍手を持って出かけました。
    4月29日、水曜日、祝日。
    何もない津別。いったい何もない津別に何があるのか。友人が説明をします。

    「ここだよ」
    「へー」
    「あれー? おかしいな、えぐられている」
    「そーなの」
    「この葉っぱの下が腐葉土になっているんだよ」

    津別
    こころなしかヘコんでいる

    「去年は、ここ全部、平らだったんだ」(↓赤い部分)

    津別
    表示が分かりにくいですが、トラック2台分くらいの土がなくなっていた

    「いいかい、この葉っぱの下をちょっと掘るとね・・・」
    「ほほー、こりゃいい土だね」
    「そうだろ、ここはスゴいんだよ、ホラホラ」

    いい土
    腐葉土、最高の出来栄え

    「でさ、ホーラホラ、どうよこれ」
    「うぎゃー」
    「どうよどうよ」
    「うぎゃー、すげー、すげ過ぎるー!!」

    カブトムシの幼虫
    幼虫なのだ

    「なんぼでもいるんだよ、掘ってみ」
    「うぎゃー」
    「スゴいだろ」
    「カブトムシの幼虫ってこんなでかいのか。知らんかったよ」

    カブトムシの幼虫
    カブトムシの幼虫。小さいヤツは多分コガネムシの幼虫

    「可哀想だから元に戻すよ」
    「そうだね、こりゃ業者とか来たらヤバいわ」と私。
    「でも土かなり持っていかれちゃってるから、幼虫減ってるよ」
    「なんだろね、土かな」
    「分からんけど、いい土だからね」

    ということで、カブトムシの幼虫を見せちゃる、っちゅう話でした。
    この友人、30年くらい前か、北海道にカブトムシがいないのが不満で、内地から取り寄せたカブトムシをツガイで山に放ち、その後しばらくしてカブトムシが生息するようになったという、生態系破壊・環境破壊行為を行なった極悪非道の人間なのでした。

    今ではカブトムシはその生息エリアを広げているようです。50km離れた津別にいるくらいですから。
    しかし温暖化のせいもあるし、黙っていてもカブトムシは北海道に上陸するのは時間の問題だったのかも知れません。と一応フォローしておきます。

    「こういうところにはミヤマクワガタの幼虫もいるんだ」
    「他のクワガタの幼虫は朽ち木にいる」

    などと小学生のように、ドヤ顔で語っておりました。

     

    ■スタンプ販売開始

    話はガラリと変わって、宣伝です。1月20日と2月3日に申請したスタンプが、ようやく98日ぶり、83日ぶりに承認が出ました。
    どうかひとつ、使えたら買って使って下さい。この2つです。

    猫と魚スタンプ黒猫スタンプ
    クリックでストアに飛びます
    オーバーアクション黒猫
    クリックでストアに飛びます

    30日の今朝、もうひとつ「ダジャレの世界―水の生物編」が販売になりました。
    2月8日申請、81日ぶりの承認です。

    水の生物ダジャレスタンプ
    クリックでストアに飛びます

    買って、使って、失笑を狙えっ!?


  • v263 ついに販売開始!!/そして津別

    ■ついに販売開始!!

    クフ王
    このスタンプは不合格。使えませんけどね

    150日ですよ。去年の10月12日にLINEのスタンプの申請をしてから丸々5か月。
    これがどれだけ長かったかというと、承認を待っている間に、8セットものスタンプを作成し、申請をしたというくらい長かった。

    しかも去年の12月2日には、偉人ダジャレスタンプが完全不合格になり、ショックでやる気が削がれ、廃人になりかけていました。飲む酒がなかったことが人間を破壊しませんでした。(笑)
    研究所通信261号の和琴半島へ行った日から突然エネルギーが満ちあふれ、この2か月間で、8セット(イラスト320個ですよ)ものスタンプを作って申請してしまったのです。
    (その後に作成したスタンプも、このホームページの上の「LINEのスタンプ買ってくれくれ」のコーナーから全部見ることができます。2018年4月追記)

    ラインユーザーの方は、是非、買って使ってみてください。
    100円です。(いや120円です)(2018年4月追記)
    50円が私の懐に転がり込み、(いや31円に減ってます)(2018年4月追記)
    私を破壊する酒に生まれ変わります。(すでに破壊されたため、生活費になります)(2018年4月追記)

    楽しく効果的に使ってもらえたら嬉しいです。

    「こんなスタンプが欲しい」
    なんて意見があればどしどしお寄せ下さい。権利ごとアイディアいただきます。(笑)
    「こうやったらもっと売れるかもよ」
    なんて意見があれば欲しいですが、それは私が飲む酒のクオリティが上がっていくだけなのかも知れません。(生活のクオリティですね)(2018年4月追記)
    いや、北海道の経済が活性化してしまうのかも知れません。

     

    ■そして津別

    話はガラリと変わります。この地図を覚えていますか。研究所通信の第261号の津別の温泉に向かった時の地図です。

    地図
    今度こそ

    3月14日(土)に、Aルートを使って向かいました。約50kmです。冬期は閉鎖になっている津別峠(前回通れなかった)の、その反対側の入り口の様子を撮ってきました。毎度おなじみの「通行止」。

    通行止め
    雪が1メートルほど積もっていて、車は絶対に通れません。

    閉鎖中の津別峠を横目に、温泉へと向かいました。しかしこの津別もなんにもないです。自然しかないです。それが良いのですが。

    森津別ランプの宿
    左に目的の温泉宿「森津別ランプの宿」

    ここの建物はコジャレていて、スノートレッキングと温泉のセットイベントがあったり、レストランもしっかりしているようで、温泉とのお得なセットもあり、思った以上に良かったです。(私は温泉に入っただけです。500円でしたが、4月から600円になるそうです)

    肝心の温泉は、私にはツボで、理想的でした。めちゃ気に入りました。まず全体にお湯がぬるい。ぬる過ぎないぬるめ。浴槽が浅めで、とても入りやすい。
    露天も浅めで、岩の配置が良く、腰掛けやすくて、のぼせることがない。露天の塀が高くて見晴らしは良くないのですが、まわりの木に鳥がいっぱいいて、時々すぐ近くに来てくれました。

    それと低温サウナ(75~85度だったかな)があって、それがまた、本当に熱くなくて体にかかる負担が少ない感じがしました。遠赤外線でじわじわ暖まるのだそうで、見たことのないタイプだったので、後でフロントに聞いてみたらどうやら電気を使っているとのことでした。

    本当に電気であれば、ここ最近の嫌がらせのような電気料金値上げに耐え切れずに、600円に値上げをするんだろうな、ということを思いました。

    鳥が多いことに関しては、建物のまわりにヒマワリの種を撒いているからと言ってました。
    「いろんな鳥が来るんですよ。シジュウカラとか、んーそーですねー、シジュウカラとか、ヒマワリの種にいろんな鳥が寄ってくるんですよ、シジュウカラとか」
    ちょうど大きな窓の外に、黒い頭の白とグレーの小さくて可愛い鳥(シジュウカラやがな)が、すぐ近くまで来て、種をついばんでいました。
    冬は食べるものがほとんどないだろうから、鳥的にはラッキーですね。

    森津別ランプの宿のホームページは → ここ(別窓で開きます)
    人間が増えるとアレなんで来なくても良いです。(笑)
    いや、適度に行ってみてください。超最高のぬるい温泉です。

    何もない
    帰り道、特に何もないです
    雪
    雪が降ってきました。それも天気雪。きれいなので車を降りて撮影。
    天気雪の風景
    天気雪の風景

    自然は大事ですね。風景が素晴らしいです。


  • v258 リジェクト(不合格)

    ■リジェクト(不合格)

    偉人だじゃれ

    12月2日、一通のメールが届きました。
    「スタンプがリジェクトされました」
    じぇじぇじぇ!! (驚き方が1年遅いわっ)

    猫水彩スタンプは一度、部分的なリジェクトで再審査に入ったままです。
    そして申請中の「偉人ダジャレスタンプ」の方の第一報が来ました。
    内容がショッキングでした。

    ***

    対象:スタンプ全体

    ・特定の個人や法人、国、グループなどを誹謗、中傷、攻撃する可能性がある
    ・権利の所在が明確でない

    故人を元に作成されており、一部の表現で 故人を誹謗、中傷、攻撃する可能性のあるものが含まれております。
    今回申請されたスタンプは、すべてのスタンプが審査ガイドラインに該当いたします。
    大変恐れ入りますが、スタンプの一部を修正されても審査は通過いたしません。

    ***

    「修正されても審査は通過いたしません」
    朝の光。
    青く晴れ渡った高い空。
    スズメの鳴き声。
    時を刻む音。
    ぬるい暖房の風。

    ああ、
    夢も希望もないお言葉。でも、だが、しかし、故人の、歴史的人物の肖像を元にしたイラストに権利の侵害ってあるんでしょうかね。あるいはこれが誹謗・中傷・攻撃にあたりますかね。

    偉人だじゃれ

    歴史的人物をパロディ(ダジャレ)で扱うのは、そもそも誰もが知っている偉人だからであって、底意地の悪い表現で、故人を貶(おとし)めようなどとは思ってもおりませんよ。ただ、まあ、こんなのもあるっちゃーありますけど、

    偉人だじゃれ
    バカにしてるわけじゃあないんですけどね

    フランスの劇作家モリエール(1622年生まれ)がご飯を盛ってても問題ないような気もするんですが、これでフランス国家やモリエールの後の世代の血族が名誉毀損だと騒ぐのかなぁ、あ、ないとも言えないか、と、なかなか微妙ではありますけれどもね。

    そもそも笑って欲しいからダジャレにしているわけで、同じダジャレでも「モリエールにエール」とか言っても、1ミリも笑えないし、そんな気を使ったスタンプなら、誰もがスルーしてしまいます。
    ていうか、どう思うかは人それぞれなので、悪意があると思われる可能性がある限りダメなんですね。あるいはそれがクリアされても別次元(肖像権?)でダメなんですね。やはり人物を扱うのはリスクが高い。

    しかしこの結末は考えてもいなかった。思いもよらなかった。
    ダジャレスタンプは結構多く、その延長線でしか見ていませんでした。
    確かに、少しも気付かなかった自分に落ち度は感じます。最初にこれはいけるという手応えを感じたことで、妄想の旅が始まってしまったのですね。

    ていうか、その旅は思いのほか前進、暴走していたのです。
    このスタンプの審査待ちの間に、このシリーズの第二弾を作成していました。しかも、このメールが届いた時、ちょうど40個目が完成したところだったのです。
    「よーーーし、40個目、できたーーー!! あメールだ」
    「修正されても審査は通過いたしません」
    「・・・・」
    第二弾は完成目前で打ち止め、申請すら出来ず。

    遠い目とヨダレ。(茫然自失 & 疲労感)

    脱力。

    老化。

    抜け殻。

    立ち枯れ。

    風化。

    孤独。

     

    こんな形で自分が笑いを取ってどうする。
    いやー
    もう慣れてますよ。こんなことは。
    落選、NGなんて普通です。
    野菜に水あげたら雨降りますよ。
    公道を車で走っていたら道がなくなりましたよ。
    駅から歩いて帰ろうとしたら、1時間後にその駅に着きましたよ。
    泣けてきますよ。笑えますよ。

    でもこのショックは大きいです。ものすごく集中したし、時間かかってます。みんなが笑いながら使ってくれるんじゃないかと、すごく夢見て作ってます。やる気満々でした。
    このスタンプが承認された時に、やりましたよー、バンザーイ、みんな買ってねー、と言いながら大発表しようと、待ち構えていましたよ。

    大発表したかったなぁ。残念。
    いつか日の目を見ることを夢見て、お蔵入りです。

    ああ、考えてみれば、生き物ダジャレが正解でした。
    またもや逆をやってしまいました。

    次は、猫水彩スタンプの合否がどうなるのか。
    どんなズッコケ方をするか、ご期待下さい。

    最後に、唯一マズいかな、と思っていたスタンプはこれ。

    偉人だじゃれ
    バカにしてるわけじゃあないんですけどね。やっぱダメかー!!

  • v257 ダジャレの世界

    ■ダジャレの世界

    試作
    10月21日の試作

    しかしまー正直なところ、自分、絵が描けていることに驚いているこの3~4か月なのです。↑このイラストはまだぎこちない感じがしますが。

    10月12日に猫水彩のスタンプがひと通り完成すると、次のスタンプの準備に取りかかりました。(おまえはヒマかっ)(え、はい)
    猫水彩の時は流れと勢いで、描けて嬉しくなって進めていました。実は毎年、秋口に集中力が増し、これを過ぎると様々やる気がなくなっていくのです。(ここ数年の傾向)
    だから気持ちが張っている今のうちに出来ることはどんどんやるしかない。この時期を過ぎるとぐうたらな人間になっていく。春には腐った死体ですよ。

    まず、すでに販売されているいろいろなスタンプを眺めていました。
    ま、数時間ですけどね。研究、分析ですね。(てーほどでもない)

    それで、スタンプとは、「努力」と「好み」と「運」である、と思いました。
    キャラクターが上手かろうがヘタだろうが、売れるものは売れる。誰かのツボにハマれば良い。でもそんなものは計算できない。
    だっていかにも変すぎるスタンプが売れてたりする。なんで???と思う。バッチリ好感できる万人受けしそうなスタンプが売れてない。売れてるのもある。

    野球で、右投手の時に、左の代打を送り込めばヒットの確率が高くなる、なんていうのは状況や選手の力量を無視した非科学的な宗教であって、おまじないみたいなもの。あるいは失敗した時の言い訳づくり。

    研究はある程度は必要だけれど、そんなに計算通りにはいかないのですよ多分。自分の限界もありますし。好きなようにしかできない。

    スタンプとして使いやすいか、使える場面があるか、というのも大事だけれど、意味不明のスタンプも実は面白く、どんなものであっても使えないということはない。(あまりひどいとリジェクトされるらしいけど)

    キャラクターなら猫や兎が売れる。タレントは人気で売れる。そういうのはある。でも猫だから売れるということではないし、自分はタレントでもない。

    ということで、研究の意味もなくなる「自分に出来るものしか出来ない」というぐうたらな結論を出しました。

    よし、一回ダジャレで笑おう。(急にっ!?)

    そうして試作してみたのが上の最初の画像。
    しかも水彩ではない。理由があって、スタンプの背景は透明で作らないといけなくて、水彩は背景との境界線が曖昧なものがあり、データ作りに手間がかかる。イラストレーターのベジェ曲線で描けば、割合簡単にスタンプデータが出来るのです。だんだんぐうたら感が出て来ていますね。ラクをしようという。

    で、ダジャレスタンプの分類としては2つ。

    生物系のダジャレ
    鯉が「ちょっとコイ」と言っている。
    馬が「うまっ」と美味しそうにしている。
    40個くらいは簡単に出せそうだ。

    歴史的人物や偉人のダジャレ
    バッハがバッハバッハと咳をしている。
    ゴッホがゴッホゴッホと咳をしている。
    これ1回やってみたかった。でも40個も出る? 出ないよね。

    偉人40個は無理っぽい。生物なら困れば「虫」を混ぜても良いし、簡単だろうとトライしました。(調べてみるとダジャレスタンプは結構多かった)
    案はサクサク出ます。ところが、とりあえず作ってみたものが、どうしても絵が好きになれない。他の人とのダジャレかぶりで、絵の勝負で負けそう。(好き嫌いの問題なら気にしなくてもいいんですけど、自分が嫌いってなるとモチベーション下がりまくり)
    他のクリエイターの作品はもっとラフで力の抜けた作品が目立ち、それは使いやすいし面白い気がした。自分のヤツは肩に力が入り過ぎているという自覚。タッチを意のままに変えられるほどの力はなく、イメージチェンジがすごく難しい。
    イヤだけどその試作がこれ。

    動物ダジャレの試作
    説明できないのですが、嫌いなのですこのイラスト
    最初の試作の「ちょっとコイ」と「うまっ」は悪くないと思ったのに

    1個でも買いたくなるものがあれば、40個セットで100円だから、売れてくれる確率は上がるとは思う。でもこれはなんかイヤ。自分が好きになれない。素人が無理してるような感じかなぁ、うーんイヤだイヤだ。(笑)
    じゃあ偉人でやってみよう、誰もやってない気もするし。
    40個は厳しいと思うけど。しかも人物(似顔絵)って苦手。でもダメで元々。

    不安ながらもまずはダジャレ案を考えまくりです。
    「もうネロ」「なんのマネだ」「おせちもいいけどカレー“モネ”」「困っターナー」「食うかい(空海)」・・・うーんうーん・・・
    40個も出るのかいっ。またまた高いハードルに困惑。とにかく案を出す。

    布団に入ってから思いついてはメモを取る日が続きました。ネットで調べるのは卑怯くさいと思ってやってませんでしたが、ちょっと煮詰まった時に調べちゃいました。そしたら、ろくなもんがない。全然参考にならなくてちょっとホッとしたくらい。

    「やっぱり無理か」

    と言いつつ作っていった試作が悪くなかった。

    偉人ダジャレスタンプ試作
    おいおい、えーじゃないかー 線が出てるよー
    自分が描いたとは思えんなぁ

    なんか自慢みたいですいませんね。自分でも意外なんです。まあ、生活もかかっているということでひとつ。我が家は限界集落ですから。(意味不明)

    これ1日3~4個描くのがやっとでしたが、慣れて来たら最後は9個も描けてしまって、しかもダジャレ案が出るわ出るわ。10月31日には40個のスタンプができてしまいました。

    見直し、修正、破棄、追加、いろいろあって11月5日(水)早朝
    「偉人ダジャレの世界」申請完了。

    10月12日に発生した猫水彩スタンプ最後のIDは112958。それから24日目に申請したこの偉人ダジャレの世界スタンプのナンバーは129799。1万6841セット増えている。

    1日当たり約702作品が申請されていることになります。
    その前の8日間は1日当たり567だったので、世の中はさらにヒートアップしていることになります。ヒートアップなのか貧困アップなのか知りませんけどね。みんな必死です。

    そんな中、どうかどうか、一発で承認されますように。
    うまい酒が飲めますように。

    ということで、1枚のハガキから始まった一連の流れでした。
    ここに書けなかったことも含め、いろんな偶然の世界でした。
    とは言っても、誰でもいつでも、全部がつながって動いているんでしょうね。

    研究所通信史上初の7日間連続発行でした。
    おしまい。(と見せかけて・・・)