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  • v404 とりあえず土壌phと、食われる葉っぱ

    畑に来るボブくん

    更新が途絶えて40〜50日も経ってしまいました。この間、畑作業はほとんどできませんでした。まあ後は勝手にニンジンもズッキーニも豆もジャガイモもヤーコンもスベリヒユも放っておけばなんとかなるだろうというのもあり。

    思えば土壌ペーハーを計測したこともありました。それも最初にamazonで購入した測定器がいきなり壊れていて、エネルギーを削がれました。

    これが1580円なワケですが、不良品ということで送り返さないといけなくなりました。送料は無料、返送料も無料。配送業の人が奴隷のように運んでいるような気持ちになってしまい、自分が社会のブラック化に手を貸しているように思えるのでありました。

    返品が7月14日。それから別の測定器を購入し直して、無事計測することができました。やはり場所によって少しずつ違い、真ん中が南北に5.0と酸性が強く、両サイドに5.5、6.0と弱酸性・微酸性となっていました。7月の第3週あたりと思いました。

    それから偶然に手に入れた木炭の粉を撒き、EM菌を撒き、全体的に6.0〜6.5というなかなかベストな状態になりました。8月3日のことです。

    ここは畑入り口のそば(8/3)

    その後、雨が降ったり、雨が降ったりして、畑へ行くのが億劫になり、だらだらと暮らしました。

    8月17日(土)、珍しく夕方に畑を見に行くと、またまたズッキーニが巨大化していました。

    ただ、なんかでかいのは色が悪い。豆はちょっぴりできてました。

    菊芋の列を歩いてチェックしたところ、こんなものがっ!!

    左から真ん中の下へ続く土のくぼみ

    これ、鹿の足跡かな。なんか狐っぽくない。深い。そして菊芋が心なしか押し倒されて少し傾いていました。ただ被害らしい被害もなく、まあいいかとほったらかしにしました。

    8月30日(金)の朝、衝撃が走ります。ニンジンがっ!!

    葉っぱが食われている。
    葉っぱが食われている。
    葉っぱが食われている。

    2つに1つくらいの割合でニンジンの葉っぱが食われていました。
    もシカして鹿でしょうか。
    シカたないのか、鹿だけに。
    ロク(鹿)でもないことになってしもうた。鹿だけに。
    シッカりしろ自分。

    ニンジンをいくつか引っこ抜いたら成長が遅く、チビニンジンで、しかも先が割れて2本足になっていました。つまり石が多いわけです。
    ニンジンは2年連続、苦労の割にはうまくいきません。

    ついでに、こっそりと作っていた枝豆がこんなことにっ!!

    葉っぱが食われている。

    枝豆も葉っぱだけキレイに食われている。豆は食われていない。
    でも実が入ってない。どんな嫌がらせなんすか。

    でも足跡がないなぁ。
    なんだろうなぁ。
    どうなっちゃうのかなぁ。


  • v403 スクスク育つズッキーニと雑草

    無肥料なのじゃが、スクスク育つのぉ。一番でかいのは50センチほど。 7/30

    ズッキーニは放置するといくらでも大きくなる、気がする。食べごろはタネができないうちにもぎ取ること。

    菊芋(右側)、東の列。その左にズッキーニの列。

    ズッキーニの周りは幅の狭いマルチをしています。その外側に生えた草もまたスクスクと育ち、この写真のようになっています。一見してただの雑草だけにしか見えません。でも近づいてみれば…

    全ての植物が元気である。

    無肥料なのにズッキーニも元気です!

    でかすぎまんねん。5日ほっといたらすごいことに。でもこうなったらどこまででかくなるか試したい。

    これ40センチありますから。残しておきましょ。
    これは30センチありますから。残しておきましょ。

    どこまででかくなるか、楽しみですね。(皆さんはこんなバカなことはやめたほうがいいです。適切な時に収穫しましょう)
    そして、後から別の場所にいくつかズッキーニのタネを植えていて、こうなっています。

    菊芋の森の近辺です。7株ありますよぉ。怖いなぁ。7/30

    それから、菊芋の森の中の北側に、ヤーコンを植えています。もちろんここで作っている野菜には農薬はゼロ、肥料もやってない、引っこ抜いた草が「緑肥」です。EM菌を数回撒いて、木炭の粉を撒いています。あっ、土壌phの話を書いてないのでした。それは次回。

    で、これがヤーコン。

    美味しそうですねぇ。

    ってウソつくなよー自分。ヤーコンは根菜だから、土の下だよ。見えないのに美味しそうとか言うな。

    はい。

    ヤーコンという野菜は南米アンデス山脈地方原産だそうです。梨のようなシャリシャリとした食感で、きっと病気を治したりすると思うんですよね知らんけど。とにかく最近の珍しい野菜です。置戸町が力を入れていて、置戸町の温泉「ゆうゆ」に、ヤーコンの苗が1個100円で売っていたので、ついつい8株買ってしまいました。

    それからそれから、前回、水システムでカエルが死んでいたので、救済措置を考えました。これです。

    水溜めに落ちても、草の枝に捕まれば外に出られます。この長めの草を斜めに入れることで、カエルはもう死ぬことはありません。完璧な「救済装置」ができました。「水システム」はバージョンアップしていますね。(笑)(長い草入れただけやん)

    それからですね、雑草と言われながら、実はヨーロッパでは食材となっているスベリヒユですが、順調に育っています。

    いつ食べようかなぁ。

    それからニンジンはと言うと。

    畝と畝の間が草だらけですよ。もううんざり。これ全部ゴリラ抜きすれば、腰が壊れます。もういいっす。このままで。

    それと、盛りだくさんですね、えーと、一旦「ナオヒロくんと宇宙人たち」のキレイな畑をご覧ください。

    これはすごいです。ひとつの株にひとつの実を付けさせれば、超高級な味わいのかぼちゃができるんだそうで、全体の3分の1ほどを剪定していたりします。残りはもうほったらかしでどうなるか実験とのことです。(結構手入れをしています)

    豆もすごいことになっています。もっさもさ。うちの豆はこれ。

    豆といってもいろいろございますが、面倒なので「豆」としておきましょう。

    うちのはポヨポヨです。

    それとナオヒロくんは玉ねぎも作っていますよ。

    どれもこれもこだわりの作り方をしているんだそうです。旨味凝縮。

    それと、ビートにも手を出しています。それもなんか見たことないやつ。これ、もう収穫してましたが、赤株のよう。

    砂糖の原料ですから甘いはず

    この赤いところが甘いって言うんですが、これはむしろ、葉っぱの方に特徴があって、ちょっとちぎって食べてみたら、すごーく「濃い味」がするんですよ。塩味的な。

    これを某料理人に見せたところ、非常に面白いと注目。一体どうなっちゃうんでしょうね。これも実験のひとつ。

    あとは宇宙人が念力で草を抜いて未知のエネルギーを注入したジャガイモ。そろそろ収穫時です。

    これは収穫するだけで腰が死にますね。しかし宇宙人なら、一瞬にして全部取り尽くしてしまうことでしょう。

    最後に、今年の主力である「菊芋」の様子を見て終わりにしましょう。

    右に北の列。 7/30

    北の列は80メートル。まずまず育っています。

    北側から撮影した「菊芋の森」。まるでキッコロとモリゾーの集団ですね。

    さっき使った写真ですけど・・・南から撮っています。 7/30

    この右の菊芋は、すでに1メートル50センチ、人の身長くらいになっています。東の列で40メートルはあります。途中から菊芋の森になっています。西の列も40メートル、それは今ひとつ成長が遅いので、写真撮り忘れております。ていうか見に行くだけで疲れてしまうので行ってない。そのうちまた。

    収穫期が恐怖です。

    7月30日の畑でした。おしまい。


  • v402 畑の様子

    ジャガイモの花。じゃがばな。7/7

    畑って大変。前号から17日も経ってしまいました。週3〜4回程度、早朝の2〜3時間の作業しかしてないんですが、バテバテです。そして睡魔との戦い。

    もう簡単に記録として書きます。まず菊芋。

    右側は雑草をゴリラ抜き。東の列。7/21
    北の列。西の40メートル。機械で草を刈ったところ。7/21
    北の列。東の40メートル。菊芋の左サイド、途中からゴリラ抜き。
    右側はニンジンの畝。畝と畝の間は雑草が生い茂り。7/21

    ニンジンは。

    上の写真と変わらんなぁ。一粒ずつ植えたところから芽が出て育ってます。7/21

    で、私のやってるエリアとは明らかに様相の違うナオヒロくんのエリアはこう。

    カボチャがすごい勢いで、育っている。7/21
    豆がいつの間にかスクスクと育ち(左)、ジャガイモも元気にもっさもさ。(右)

    こりゃあ歴然じゃないですか。次の写真はきっと面白いですよ。私が豆を植えたところが。

    えっ、どこに豆がっ?? 7/21

    ここにはですね、草は生えていなかったのですよ。それが、いつの間にかこうなってしまって、仕方ないなぁ、もう、キッツイけどやるか、と草を抜きました。手抜き。いや、手で抜きました。

    抜いた草はそのままそこに放置することで緑肥とする。

    豆が現れた。(笑)
    これ15メートルくらいあるかな、汗ダックダクでした。

    それとニンジンの畝が足りなくて、適当に蒔いたところがありました。そこにニンジンがちゃんと生えていたんですよ。

    ほぼ雑草と化してますけどね 7/23
    周りの草を手で抜くとこうニンジンが 7/23
    ここにもある
    周辺の草を抜いて、救出成功

    で、また菊芋。7月23日。

    東の列。菊芋の右側の雑草がどうもすっきりしないから。
    ウォーリャぁー、ブチブチブチブチ〜!!!

    と、ゴリラ抜き。実は両側やってるんで、とにかくもうヘトヘトのバテバテ。

    そして土の改良にEM培養液をジョウロで撒いていくのですが、全体をやれば、かるーく1時間はかかっちゃうんですよね。

    ですよね。

    ですよね。

    そんな中、少しは役に立っている「水システム」ですが、事件が起きていました。

    なんと溜まってた水の中に、カエルがピーンと硬直して死んでいました。溺れて死んだのでしょうね。落ちたら出られないから。でもカエルが水の中で死んでいたのはショックでした。

    右に発泡スチロールに溜まった水がありますね。その中で水中に浮遊するように死んでいました。それをすくって箱の外に出しました。7/24

    何か藻のようなものに包まれて最初は何だかわかりませんでしたが、カエルとわかって、水から外に出しました。見るからに苦しそうでした。これは悲惨だ。

    水溜めに落ちた生物が死なないように工作しなければならないと思いました。

    その後は雨が降ったり、用事があったり、もうこれを書いている28日現在、あれから4日間も畑には行けず放置しています。そして生物救済道具は何も用意していない。やばい。これでは殺蛙罪に問われてしまう。

    てな話ですね。それと。

    ズッキーニが化け物になっていました。7月16日ですでにこう。

    えーとですね。育ちすぎちゃん。胴廻り40センチくらい。肥料はやってないんですけどね。

    気がつくと育ちすぎ。ズッキーニ内部に種ができたらレストランでは使えないんだそうです。

    で、ズッキーニだけのカレーとか、ズッキーニだけのトマト煮込みとか、ほぼズッキーニだけっていう感じのものを5日間食べ続けましたとさ。

    あとあれですね、土壌phを測定する機材を購入したんですよー。そしたら不良品をつかまされて、どこを測ってもピクリともしなくて、返品しました。その後また購入して測ったんです。

    そんな話もあります。

    おしまい。


  • v401 草地獄とニンジン地獄

    草は世界最強です。なんぼでも生えてくる。全部覆い尽くす。

    さて、それはさておき、ここのところ、キクイモの周辺の草を、早朝6時頃からゴリラのように抜いていました。しかし、2時間かけても30〜40メートルしか抜けず、汗まみれになって呆然としていました。

    涼しい北海道であるのに、汗でドロドロです。

    そんな時、ナオヒロくんが言いました。
    「やっちゃいましょうか」
    私は少し考えてから、
    「やっちゃってくんない」
    と頼みました。
    ナオヒロくんは文明の利器「ガソリンエンジンタイプの刈払機」(草刈機)を使用しました。

    使用前(7/3)

    使用後(7/6)

    なんということでしょう。およそ100メートルが30分もかかりませんでした。
    写真奥の地点から左へ40メートルほどキクイモを植えてあり、そのエリアも含みます。

    仕上がりの比較をご覧ください。

    「あ」は刈払機。「い」はゴリラがブチブチと抜いたところです。
    やはりこれだけ広いと(逆に言えばたったこれだけなのに)、機械の力が有り難くなります。すべて手作業でやるのは、物理的にかなり厳しい。

    とにかく草刈マシーンを使ったことで、なんとなく形にはなりました。これで草に覆われ尽くされキクイモの成長が阻害される確率は低まりました。多分。

    ただ、ゴリラ抜きは根が残らないけれど、機械カットは根が残っている。それが良いのか悪いのか。良いとすれば、残った根が土を耕す。悪いとすれば残った根に養分を取られる。どちらが正解かはわからない。

    次に、地獄のニンジンです。

    1粒ずつタネを仕込んでいく方法では、1日2時間程度で50個前後が限界。種は1袋2000粒以上はありそうで、何日もかかります。ただ都合のいいことに時間差ができます。段階的に収穫できれば、長い間新鮮なものが食べられる。

    で、40日ほど前に植えた畝からは、6割ほど発芽していましたが、出てこなかったところに、まだ1000粒は軽くあろうかという種を、再び仕込みにかかりました。

    7/10

    この写真のように、発芽しなかったところ(矢印)に種を入れて、割り箸の先を赤く塗って目印としました。

    この写真では、奥の方の発芽率が低く、目印だらけになっています。

    約2時間で40個しかできませんでした。というのも、一応、生えなかったところの土を深くシャベルを入れてみると、そのほとんどに大きめの石があり、それを取り除くのにこれまた時間がかかってしまったのです。

    それにしても、発芽していないところのほとんどに石があった、その原因はおそらく石。ということは、うーん、はっ、まさかっ…

    昨年、間引きしたニンジンがもったいないからと移植したら、そのほぼ全部が生き延びたものの、キモグロく(気持ち悪いほどにグロテスクに)なった。ところが、石のあるところの種は発芽しないので、キモグロくならない。
    こっ、これはっ!! ニンジンはタネの段階では何か光線のようなものを出して、下に石があったら発芽しない仕組みになっているのではないだろうか。おそるべしニンジン。(んなこたーない)

    …そういうわけで、地味すぎる作業が続いています。

    筋肉痛はあまり気にならなくなってきました。しかし、腰痛とか膝の痛みとかは辛いものがあり、何と言っても睡魔が1日に何度も襲ってくるので、昼間に何度か気を失いかけています。

    ここのところは涼しく、朝は12度。

    7/12の朝。この日はやや高めで15度。

    7月12日。この日も6時前から2時間ちょい、発芽してないところに約40か所に種を仕込みました。そして、恐ろしいことに、ある畝では、そのほとんど全部が発芽していないのを確認しました。

    「ジーザス・・・」

    自分、キリスト教ではないけれど。

    連日の早起きと過酷な種まき、なかなかもう限界に近いです。上の写真、赤い印をつけた竹串を2本ずつ立てました。それは種を2個ずつ入れたところです。やっぱ2つくらい入れて、2つ芽が出たらもう目をつぶって1本をぶっ殺すしかないんでしょうね。

    なんまんだぶなんまんだぶ

    自分、仏教徒とも言えないんですけど。宗派とかわからんし。

    さて最後に、スベリヒユの状況です。スベリヒユは誰もが嫌がる雑草。ほとんどの人は、これを食べられるとは思ってないでしょう。

    せっかく発芽したニンジン(オレンジの囲み)の周りにスベリヒユ(黄色の囲み)が。
    広がるスベリヒユ
    増殖するスベリヒユ
    野菜だと思えば嬉しいスベリヒユの勢い

    そしてさらに昨日仕入れた新情報。コシカギクという植物。いわゆる雑草が、ロシアや北欧では調理に使われているんだと。香りがフルーティで、一種のハーブ。北海道にはあちこちで繁殖していたが、最近は減っているとかなんとか。

    それがこの土地にもありました。(かなり少ない)
    これです。

    抜いたやつを植えなおしてみましたが、ダメかも。

    これじゃわからんよ。枯れてるし。これについては追って、研究・報告いたします。そのうち。

    おしまい。


  • v398 ニンジンの数

    ノコギリクワガタの頭が落ちてました。生きた姿は見かけないのですが。7/1

    まだニンジンの種は1500粒はあるかと思われ、撒いても撒いても無くならないのでした。

    もう無理です。

    ということで、植えた数を数えてみました。
    ズバリ、690個でした。ニンジンなので690ニンですね。

    1番早い時期に植えた186個のうち、108個から芽が出て育っています。発芽率58%というところです。これから出てくる可能性もあり、まあ6割です。

    他の草が先に生えてきて、芽が出なかったとか、芽が出る前に土がカッチカチになってしまったとか、いろいろ原因はあると思います。もうすこし様子を見て、発芽しなかったところには、また新たにニンジンの種を入れてみるつもりです。

    まとめると、現状、ニンジンの種は690個蒔き、400ニンくらいは育ち、発芽しないと思われる300ニンを追加し、6割発芽なら200ニンが育ち、秋には全部で600ニン出来ることになりますね。それでも種は1000個は余る。

    ニンジンの種って重さで表示されていて、今回のニンジンは「時なし三寸」、8ミリグラム200円なのです。200円ですよ。おそらく2500粒はあるような感じです。丁寧に一粒ずつ蒔けば約2000本は発芽すると思われます。すごいと思いませんか。

    来年はやめよう。

    おしまい。